「1兆円を稼いだ男の仕事術 」by夏野剛を読んでみた。 | 文章を読むのが遅く、本など読まなかった「とむとむ」が本の多読を目指す書評ブログ~バックパッカー旅や英語学習も更新中~

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田舎から東京に駆け上がった大学生「とむとむ」が本を読み漁ります。他にもバックパッカーとしての旅行体験、英語学習の記録も書いています。当面の目標はTOEIC800点越え。
常識に捉われず、広い視野で物事を考えられるように日々ポジティブに邁進してまいります。

今日の東京は夏日ですね。
春服を着る機会を逃している気がします笑

で、今回はこれを読みました

1兆円を稼いだ男の仕事術/夏野 剛

いつもどおり中古での購入です。

著者は夏野剛さん。
プロフィールに軽く触れると
早稲田大学→東京ガス→ペンシルバニア大学MBA
→ITベンチャー副社長→NTTドコモ契約社員(のちに役員に)
→現在はドワンゴ取締役、
他外部取締役複数、慶応大学特別招聘教授
という経歴の持ち主です。

ニコ生で政治経済番組を見ている人からしたらお馴染みでしょう。
最近はメディアに出ることもたまにあるので、
知っている方もいるかと思います。

この本を読んでいて感じたのは、普段しゃべる夏野さんに比べて、
文体の夏野さんのほうが控えめな印象を受けました。

しゃべる時は毒舌なイメージが強いので、、、笑

書かれている内容は、夏野さんの大学以降のストーリーに即して
当時感じたことを啓蒙本のような感じで指南していく形です。

これからの日本のリーダーやビジネスマンのあり方について
説いてる箇所が多いように感じました。

例えば
・人脈作りの大切さ
・今のリーダーに不足しているもの
・部下に言い訳をさせない環境を作る方法
・年功序列・終身雇用の何が問題なのか
・大企業とベンチャー企業が抱えるそれぞれの問題点
などです。

さらに、私が印象に残った言葉を以下に載せておきます。

「本来、技術とは、消費者のより良い生活のために、そして社会の発展のために使われるべきものであるはず。効用、効果を説明せず、技術だけをいかにも自慢げに全面に押し出すような売り方は、その技術を開発した企業のエゴだといえるのではないでしょうか。」

「最新技術を駆使した商品でも売れないものは売れない。なぜなら、消費者は技術を買うのではなく、新しい価値や新しい楽しみを提供してくれる商品を買うから」

上にあげた二つの文章は、特に今、赤字を大量に出している
大手電気系メーカーにあてはまるような気がしてなりません。

でも役員やトップが意識を変える、
もしくは役員制度の構造を変えることで
日本が息を吹き返す可能性はまだまだあると思っています。

次はジョブズか本田宗一郎か
オムロン社長の本を読もうかと思っています。