- 今日の東京は夏日ですね。
春服を着る機会を逃している気がします笑
で、今回はこれを読みました - 1兆円を稼いだ男の仕事術/夏野 剛
著者は夏野剛さん。
プロフィールに軽く触れると
早稲田大学→東京ガス→ペンシルバニア大学MBA
→ITベンチャー副社長→NTTドコモ契約社員(のちに役員に)
→現在はドワンゴ取締役、
他外部取締役複数、慶応大学特別招聘教授
という経歴の持ち主です。
ニコ生で政治経済番組を見ている人からしたらお馴染みでしょう。
最近はメディアに出ることもたまにあるので、
知っている方もいるかと思います。
この本を読んでいて感じたのは、普段しゃべる夏野さんに比べて、
文体の夏野さんのほうが控えめな印象を受けました。
しゃべる時は毒舌なイメージが強いので、、、笑
書かれている内容は、夏野さんの大学以降のストーリーに即して
当時感じたことを啓蒙本のような感じで指南していく形です。
これからの日本のリーダーやビジネスマンのあり方について
説いてる箇所が多いように感じました。
例えば
・人脈作りの大切さ
・今のリーダーに不足しているもの
・部下に言い訳をさせない環境を作る方法
・年功序列・終身雇用の何が問題なのか
・大企業とベンチャー企業が抱えるそれぞれの問題点
などです。
さらに、私が印象に残った言葉を以下に載せておきます。
「本来、技術とは、消費者のより良い生活のために、そして社会の発展のために使われるべきものであるはず。効用、効果を説明せず、技術だけをいかにも自慢げに全面に押し出すような売り方は、その技術を開発した企業のエゴだといえるのではないでしょうか。」
「最新技術を駆使した商品でも売れないものは売れない。なぜなら、消費者は技術を買うのではなく、新しい価値や新しい楽しみを提供してくれる商品を買うから」
上にあげた二つの文章は、特に今、赤字を大量に出している
大手電気系メーカーにあてはまるような気がしてなりません。
でも役員やトップが意識を変える、
もしくは役員制度の構造を変えることで
日本が息を吹き返す可能性はまだまだあると思っています。
次はジョブズか本田宗一郎か
オムロン社長の本を読もうかと思っています。