今日、初めて体験したことがありました。

近所のホームセンターに「オールセルフレジができた」というのは聞いてました。

どうやら私が買い物をした翌日か翌々日から導入されたらしい。

それから初のお買い物。

チャレンジする気満々だったから、買うものは極力少なく…3種類くらいにしておこうというつもりだったのだけど、結局5種類になりました。

 

「セルフレジ空いてるのでどうぞ~」

 

呼び込みをしているスタッフさん。(笑)

会員カードを持っているかという質問が画面に出てる。

スマホで会員証のバーコードを表示して……

ん?これってどこで読み取るの?

ここじゃないし、そっちでもないよね?

とまごまごしていたら、スタッフさんが寄ってきた。

言われて見ると、ハンディタイプのスキャン器が横にかかってる。

それでピッとしようとしても、なかなかピッて言ってくれない。

スタッフさんもやったけど、ピッて言ってくれない。

端末操作してくれて、もう一度初めから。

今度はピッていきました。

 

次にエコバッグを持ってきてるかどうかを聞かれ、横のスタンドバーに引っかけるように指示が出る。

これで準備完了。

 

いよいよ、商品をピッてするよ!

 

やる気満々だから、かごに入れる時からバーコードが上になるようにと準備万端。

あまりモタモタせずに終了。

支払いは、クレジット払いを選択。

 

先にセルフレジを使った同僚(2人)から聞いていた。

このレジ、小銭を先に入れないとダメなんだって。

例えば、1100円の会計だった場合、2000円を先に入れてから100円を入れると、100円は無かったものとして、900円と100円が出てくるのだとか。

会計を上回った金額が入った時点で決算するというのは、システム的には正しいのかもしれないけど。

 

現金購入派の同僚2人は「小銭がどんどん増えていく」と言ってました。

 

 

 

 

 

 

さて、昨日の続き。

 

『室蘭焼き鳥』の話題に食いついて、コメントをくれたのが鎌さん。

室蘭出身ではないけれど、室蘭に少々関りがあるとかで。

それから、毎日のように読みに来てくれて、何かとコメントを残してくれるようになった。

もちろん、私も鎌さんのブログにお邪魔してコメントを残したり。

Twitterでフォローし合い、アメブロ以外でも繋がりができた。

 

お互いに離婚を経験してて、アニメが好きで、映画が好き。

私はビーズで、鎌さんは革細工。

年齢は、鎌さんが2歳上のお兄さん。

話も合うし、鎌さんも「見える人」だったから、そのころうちで頻発していた”不思議現象”について相談もしてた。

機械的なことも詳しくて、よく分からないことは呟いておけば、的確なアドバイスが返ってくる。

 

そんな風に穏やかなだけじゃない。

元奥さんが子供に会わせてくれない、という。

過去の経緯を教えてもらったら、奥さんの気持ちがよく分かる状態だった。

普段の私なら言わないだろうな、というキツイ言葉で奥さんの行動を擁護したこともある。

 

初めて実際に会ったのは、最初のコメントから4,5ヶ月経った頃。

息子の大学のイベントでビーズショップを出した時に買いに来てくれた。

顔を見たことで、もっと仲良くなったけれど。

お互いに恋愛感情は全くない。

その当時、鎌さんには彼女がいたし、私も絶賛片思い中だった。

お互いに悩みを言い合って、アドバイスしたりもらったり、励ましたり励まされたり。

 

翌年のGWにはオフ会で再会。

 

翌々週には別のブロ友さんと3人で、やはりブログで知り合った役者さんの舞台を見に行った。

お互いに時間が許す限りギリギリまで”甘いもの”を食べながら語り合った。

 

10月にこれまたブログで知り合った大阪のインディーズバンド(今はメジャーデビューしてる)が東京でライブをするというので、息子と3人で参戦。

目当てのバンドの演奏が終わって挨拶をして早々に引き上げた。

息子と3人で居酒屋で食事。

年齢のバランスを考えたら、家族にしか見えないだろうに、実は違うって言いながら笑ったっけ。

 

11月の京都オフ会に一緒に行くはずだったけれど、都合がつかなくなった。

12月のヘロQの舞台も一緒に行くはずだったんだけど、体調不良ということで。

 

翌年の2月、前述の役者さんが出演する舞台を見に行った。

(息子も同伴)笑

 

これが、鎌さんと顔を合わせた最後になる。

 

3月に聞いたのが、「がん告知」。

余命1年の宣告。

 

その日の夜。

電話をした。

何年も断酒していたけれど、「今夜は飲んでる」と。

人工股関節が入っていた鎌さんはアーチェリーをしていた。

パラリンピックにも出られそう、というくらいの腕前だったのだけど。

10月のライブに行った少し前、アーチェリーの練習中に後ろにひっくり返ってしまって、「腰と背中を打ったから痛い」って言ってた。

2月に会った時も、「まだ背中が少し痛くて」と。

後から思えば、その痛みは「打ったから」ではなく……。

会えなかった12月の体調不良も……。

 

10月、地下鉄のホームで別れた。

人が誰もいなくなるという時間でもないというのに、なぜかホームには誰もいなかった。(少なくとも見える範囲には)

しんと静まり返ったホームで、時間が止まったかのような何とも言えない不思議な感覚にとらわれたのを覚えている。

(鎌さんも感じたらしく、同じことを言われた)

 

まさか、その半年後に永遠の別れが訪れるとは想像もしていなかったから。

 

告知から1ヵ月が経った頃。

みるみるうちに体調が悪くなっていく。

様子を見に行こうか?と言うと、「来ないで」と言われる。

長時間、目を開けているのがツライと、ネット上に浮上する頻度がガクッと減る。

電話をしても、体調が悪い時は出られないから、ブログのコメントやTwitterにメッセージを出しておくと、調子が良い時に鎌さんから電話が入る、という状態になった。

 

最後に電話したのはいつだったろう。

最後のコメントはいつだったろう。

最後まで、私の片思いが成就するように願ってくれてた。

 

最後の電話の時。

「頑張ったねって頭なでなでしてあげる」って言ったら、

『ハグが良いな』って。

『おじいさんとおばあさんになって、お互いに一人だったら、手を繋いで散歩しようね』って。

 

鎌さんとはソウルメイトだったんだろうと思う。

恋愛の、ではないけれど。

接した年数は驚くほど短い。(丸2年)

幼馴染のような気安さがあった人だけれど、過去生からの繋がりということで考えると、兄妹だったのかもしれない。

 

 

連絡が途絶えた。

心が弱い私は、「仕事が…」と自分に言い訳をして行動を起こさなかった。

2週間が過ぎたころ、勇気を振り絞って、鎌さんの家を訪ねることにした。

若干、迷子になりつつ、何とか辿り着いた。

表札を確認し、チャイムを押して、ノックをして……。

反応がないので、窓から部屋を覗いてみることにした。

部屋の中は、空っぽ。

そこにいるはずの鎌さんも、猫のmeyちゃんもいない。

それどころか、あるはずの荷物が…何もない。

そして、この時に感じた「匂い」。←瞬間だけ

この匂いを嗅いだ時、嫌な予感がした。

(その後、父の死で実家に戻った時に、同じ匂いがした)←こちらも瞬間

 

感覚的なことだから理論的な説明はできないのだけど、「匂い」と「空っぽの部屋」で、死が脳裏に浮かんだ。

 

慌てて鎌さんに電話をかけた。

数日前までは留守番電話サービスに繋がっていたのに、「この電話は使われておりません」のメッセージが流れる。

 

 

この時の自分の反応に、自分でびっくりしてる。

ボロボロ泣きながら駅まで歩いて、電車の中でもボロボロ泣いた。(幸いサングラスをしてた)

夜、眠れなくなった。

食べられなくなった。

(父の時でも、こんな風にならなかった)

 

魂の片割れ、そんな言葉がふと浮かんでくる。

 

ちゃんとした命日は分からない。

ただ、確か「26日」だったと思う。(どこかに書いてあると思うけど)

2012年のGWオフ会のときに、「見える人」だった鎌さんが言っていたことがある。

「何年の5月26日か分からないけど、何かがぐちゃぐちゃになるというイメージが見える」と。

東日本大震災が起きて間もなくのころだったから、また大きな地震があるのかもしれないから注意しようって話してた。

でも、あの「ぐちゃぐちゃ」のイメージというのは……自分の最期だったのかもしれない。

 

 

 

年々、あの時の感覚は薄れてくるけれど。

GWが過ぎて少ししてから6月6日くらいまでの間は、思い出す頻度が格段に上がります。

今も元気でいたら、どういう反応をするかな。

どういう言葉をかけてくれるかな。

 

そんなことを思いつつ……。

 

 

 

 

 

 

優しく力強く

 

 

 

 

 


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