出勤して、作業場のドアを開けて、私がいつも最初に見るのは真正面にある時計。
10時前であることに胸をなで下ろしタイムカードを押すという流れになる。
今朝、いつものように作業場のドアを開け、「おはようございます」と言いながら見上げた時計は……1時15分を指している。
そんなはずはないのに一瞬ドキッとする。
タイムカードを押してから、みんなに「とうとう時計止まっちゃったね」。
”とうとう”というのはもうずいぶん前から(半年くらい?)秒針が同じ場所でピクピクしてたから。
そんな感じになったら、ほどなく電池切れになるだろうと思っていたのだけど、予想に反して止まらなかった。
もしかすると、遅れが出始めたりしてたかもしれないけど、幸いと言うか何と言うか電波時計なので狂うことなく時を刻んでました。
私が「時計止まった」と言う前に他の人も気が付いてると思っていたら、誰も気がついてなかったという……。
みんな時計見ないの?
そんなもの?
ということは、事務さんたちも気が付いていないかも?
お昼近くになって社員たちが出先からぞろぞろと戻ってきたタイミングで事務室に声をかけました。
「時計止まったの知ってます?」
『え、知らない知らない』
どうして社員たちが帰ってきてから言ったのかというと……。
この時計、ドアの上に取り付けられているので、私らが電池交換しようとすると脚立が必要。
社員だったら脚立使わなくても手が届くだろうということで。
案の定、ひょいと外してさくっと電池交換。
時計の針の動きを見ていた。
実際の時間はちょうど12時を少し回ったところ。
くるくると針が動いて、12時でピタリと止まった。
もちろん秒針も。
確か、電波時計は定期的に電波を受信してるんだったよね。
うちにある電波時計も電池交換とかして、しばらく放置してる間にいつの間にか正しい時間になってる。
どの程度のタイミングで受信するものなのかさっぱり分からない。
この時計も12時のところに全ての針が揃ったまま動かない。
とりあえず、お昼休憩に入るから、戻ってきたときには正しい時間になってると良いね、なんて言いながら。
折り込み機械に表示されてる時間を見ると12時12分。
「じゃあ、お昼休憩は13時15分までね」
そう言って、外出の準備をしていると……
「あ!動いてる!」
その声を聞いて、私が時計を見ると12時13分20秒。
全員が時計から目を離してたのって1分あるかないかくらい。
秒針が20秒だったところを考えると、動き出して20秒というところか?
私も他の人も、電波時計の針が動き出す瞬間って見たことないから、
「えー!見たかった~!」
こんな中途半端な時間に受信するだなんて。
勝手に毎正時とか数時間おきとかって思ってた。
(何となく残念)
優しく、穏やかに
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