今日は第2土曜日ということで、お仕事お休みでした。
午前中のうちに、購入だけしていたサークル作品のダウンロードや、まだ取り込んでいなかったCDたちの取り込みを済ませて……。
溜め込んでたので、お昼過ぎまでかかっちゃった。
取り込みやらダウンロードやらしていて、このところちっとも新作の感想を書いてないな…と反省モード。
新作の情報も書いてないですよね。
そもそもチェックしに行っていないという状態なんですが…。
これではいけないと、改めて思っちゃいました。
昨夜、parasite garden(サークル)さんの『MY SWEET BUNNY CAGE』を聞きました。
キャストは皇帝さん。
たびたび紹介しているので「何回も聞いた」ってなるかもしれませんが、parasite gardenさんは私が積極的に追っているサークルさんです。
サークル名からも想像できるように、病んでいる作品率がとても高く、私が大好きなストーリー運びが圧倒的多数。
この足元の地面がガラガラと崩れ落ちるような空気感・世界観ってのが見事に私のツボにハマってる。
シナリオもさることながら、キャストもちゃんと事務所に所属していて、商業作品でも名前が上がっている声優さんを起用してくれてる。
本当に初期の数作品以外、全てダミーヘッドマイクでの収録なので、音質などのクオリティは商業作品に引けを取らない。
かなりの高レベル作品ばかりです。
今回聞いた『MY SWEET BUNNY CAGE』も、もちろん病んでる系のお話。
『わたし』、仕事帰りに見知らぬ男に声をかけられました。
「ホイちゃん」と呼び掛けてくる。
見た目はとてもキレイな男性なんだけど、なんだか気持ち悪い。
変なナンパだと思い、足早に離れ帰宅した。
……そうして、目が覚めると―――。
まるでお人形が着るような服を着せられ、手足には枷が嵌められている。
見知らぬ部屋の中、状況が把握できずに戸惑っていると、昨日声をかけてきたあの変な男性がお茶を持ってきた。
何だかとても上機嫌な彼は、自分のことを「ケセド」と名乗った。
「まあ、本名じゃないけどね」
昔飼っていたうさぎの”ホイちゃん”に似ているから、またうさぎと一緒に暮らしたいと思って連れてきた、とこともなげに言う。
『帰りたい』
「帰るってどこへ?」
もう必要ないよね、と、お財布の中から免許証・クレジットカード・社員証・健康保険証などなど、全て処分されてしまう。
「これも、いらないよね」
わたしのスマホに、持ってきたお茶をかける。
同じ日本語を話しているのに、話がどうにもかみ合わない。
この何を言ってもするっと躱されたり、斜め上の反応が返ってきたりする状態の”もやっと感”がとっても上手い。
普通に想像できる犯罪者とは「質」が違う、というのが恐怖心を一層大きくする。
そして、このつかみどころのない恐怖を良いさじ加減で表現してるのが皇帝さん。
こういう役、本当にはまり役だなって思いますね。
口調も声質も、ちっとも怖くないのに、絡みついてくるような恐怖を感じる。
もちろん、狂気を感じさせる口調の部分もチラホラと混ぜ込むから、余計に堕とされる。
拉致監禁されてるわけだから、「嫌だ」という気持ちが前面にある。
けれど、今作は依存性のある媚薬的なものが使われてるから、皇帝さんの声とリップ音にガッツリ持っていかれてOK。
大義名分があるから、心置きなくリップ音と息遣いにどっぷり浸ってきました。////
「ずっと一緒にいようね」
この状態がずっと続くなんてことはないだろう。
きっと、行方不明になったわたしを探してくれるはず。
何をして生計を立ててる人なのか分からないけど、この家に来る人だっているだろう。
そんなかすかな希望も簡単に打ち砕かれた。
脱走を試みたわたしを捕まえ……
目を覚ました時には、足が動かなくなっていた。
「兄に頼んで足の腱を切ってもらったんだよ」
「大丈夫。兄は医者だから」
どういう経緯で手を貸しているのか分からないけれど。
わたしがここから無事に帰れる望みは限りなくゼロに近くなったことを意味する。
徹底的に助かる希望を排除して、闇の中へ突き落される感覚が最高です。
この作品、DLsite(がるまに)で販売中。
ダウンロード環境にない方は、ブラウザ視聴という形でスマホなどで聞けます。
お値段は1870円。
作品評価(5段階☆評価)をすることで10%のポイント還元有り。
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