集金二日目。
今日もがっつり2時間歩き回ってきました。
私たち集金隊はタイムカードがありませんでした。
そのために、集金中に怪我をしても労災がおりることはなかったんです。
集金を始めて十数年のうちに階段から落ちてねんざしたのが2回あるんですけどね。
先月の集金の時に、お客さんの目の前で階段から落ちてねんざした人がいて、「集金している最中」という目撃証人がいることから労災がおりたのだとか。
そこで、今月の集金からタイムカードを作ることになったんです。
労働環境がまた一つ良くなった。
とはいえ、もうねんざするのは嫌だから気をつけますけどね。
今日の本題は、サークル：make me ambitiousさんの「悪魔と結んだ愛人契約-Bite the Bullet-」。
make me ambitiousさんといえば、「ドーズ」です。
「ドーズ」が気に入っていることと、この作品のキャストが片桐良一さん（メイン）と三橋渡さん（サブ）ということもあって、購入しました。
それに、タイトルからして私好みっぽいでしょ。
「悪魔と結んだ……」というからには「彼」は悪魔だと想像がつくし。
作品説明を読んでみると、”サスペンス×ラブコメディ”って書いてある。
……コメディ？
あらすじを読んでみてもコメディっぽさは見当たらないけど…そうなの？
そんなことを思いながらダウンロード購入したわけです。
この作品、エンドが分岐するタイプです。
メインの彼とのTRUE END。
サブの彼とのifバージョンBAD END。
今回、私が聞いたのはTRUE END。
再生時間は約2時間半。
1本目に聞き始めたけれど、最後まで聞けるかな……。
そんな不安の中で再生スタートしたのだけど、全くの杞憂でした。
むちゃくちゃ面白くて、眠気なんてまったく来ない。
そして、確かにコメディタッチ。
シリアスな流れの中に、チラッチラッと散りばめられている笑いの要素。
これがまたとっても良い味を出してる。
もちろん、キャラも魅力的。
タイトルの「愛人契約」でエッチ方向へ興味のベクトルを伸ばすと期待外れになるかな。
なにせ、最後までエッチシーンはありませんから。
あるのはキスくらい。
そのキスにしても、「わたし」の生命エネルギーが尽きかけていたため彼・ヴィルジールがエネルギーを分け与えるための行為だし。
エッチシーンの時間的割合が少なくても、”これは面白い”と感じたのは物語のスピード感と、そこに上手く絡めてある笑いです。
「わたし」は勤めていた製薬会社から解雇通告を受けました。
わたしは経理部だったのだけど、不正な資金の流れがあることに気が付いてしまった。
それを調べているうちに、「知ってはいけないこと」を知ってしまい解雇された。
そんなわたしの前に現れたのは全身黒いスーツの男性。
彼は、あの会社を潰したいと言う。
「俺と愛人契約結んで、一緒にあの会社を潰さねぇ？」（CV：片桐良一）
どうして「愛人契約」を結ばなければいけないのかが分からない。
そもそも、「愛人契約」と「会社を潰す」ってのがどう繋がっているのかが分からない。
作中の「わたし」もこの疑問を投げかける。
悪魔である彼にとって、人間界の言葉ってのは難しいらしく（笑）。
ニュアンスとしては「相棒」ってのを言いたかったらしい。
「愛人契約のほうがなんかカッコいいのに……」（というようなことをブツブツ）
意味もよくわからず、語感がカッコいいから使ってみたかっただけのような。（笑）
彼は自分が悪魔だと言う。
そして、わたしが勤めていた製薬会社の新社長（アスモレク）になっている人物も悪魔だと。（CV：三橋渡）
アスモレクは天然痘ウイルスをばら撒くバイオハザード計画を立てている。
それを阻止すべく、わたしとヴィルジールが動く。
悪魔にはそれぞれ固有能力がある。
ヴィルジールは記憶の消去。
自分が触れた人間の記憶の消去と復元が自由にできる。
アスモレクは従属。
目を合わた人間の動きを操ることができる。
操っている間の記憶を消すこともできる。
アスモレクはこの能力を使って、たくさんの部下を操っている。
悪魔の能力を無力化する方法もある。
それは、誰か1人の悪魔の眷属になること。
時間を巻き戻して”種明かし”という手法も入れつつ。
敵陣に乗り込んでいったり（無計画だけど）、悪魔同士の戦いがあったり。
聞いていて、映像が脳裏に浮かぶ。
この状態になるということは、内容も話の作りもしっかりしてるということに他ならない。
ifバージョンは途中から分岐するので、ヴィルジールバージョンよりは短くなりそうですね。
時間的にも内容的にも、”1本の映画”という感じです。
あまり内容に言及しちゃうとネタバレになっちゃう。
知らずに聞いたほうが良いだろうな……ってことが満載なんです。
これが1100円だなんて。
ドラマチックなお話を聞きたい方にはお勧め。
クリミナーレとかルジュノワが好きな人は、好きなパターンだと思うな。
ダウンロード環境にない人もブラウザ視聴できますよ。
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