今日の話題は、雑談とシチュCDの感想。

 

 

明日から水星逆行が始まるということで、ほぼ止まってる状態に入ってますね。

そのせいもあるのかな。

朝からうっかりの連続コンボでした。

 

洗濯をしたのに干すのを忘れ…

出勤15分前に思い出し、慌てて干した。

(デニムのまとめ洗いの日で良かった)

 

忘れ物はない(スマホ、ウォークマン&イヤホン、お財布、ハンカチ、ペットボトル)と確認をして、建物の外に一歩踏み出したところで…

日傘を忘れたことに気がついた。

(空気はまだ涼しかったけれど、日差しの強さで思い出した)

 

数分歩いたところで、ウォーキングの人とすれ違い…

マスクを持ってくるのを忘れた。

(職場に用意してあるから大丈夫だけど)

 

そして、今、思い出した。

来月のシフト表を作らなくちゃ。

(本当は今日持っていくつもりだった)

 

 

 

 

欠けた月が満ちるまで

CV:河村眞人

 

 

HOBiGIRLSさんのneigeレーベルから単体発売ですね。

 

この作品、あらすじを読んでも、トラックリストを見ても、どこにも《病んでる》と書いてない。

けれど、各ショップの特典CDがすべてバッドエンドかメリーバッドエンドということと、ジャケ絵で見る彼の表情から、病んでいるお話なのではないか、と感じ取れる。

 

私は、もちろん、それを期待しての購入です。

 

 

 

『わたし』は大学4年生。

コンビニでバイトをしている。

ある日、お金だけ払って商品を置いて行ってしまったお客さんを追いかけた。

スーツにネクタイでカッコいい人。

すぐに追いつき…

 

「これ、お忘れですよ」

 

自分のうっかり具合に落ち込んでる様子の彼を励ますように言葉を続ける。

 

「疲れていたり、他のことを考えてたりすると、忘れることありますよね」

 

彼の職場から一番近いコンビニが”ここ”らしい。

 

 

ある日、バスの中で彼を見かけた。

乗り過ごしてしまったのかな?

ちょっと慌てたような素振りをしている…けれど。

 

声をかけてみた。

やはり、乗り過ごしてしまったそうで。

でも…もしかして…

 

「降車ボタンを押さないと停まらないですよ?」

 

なんと、バスに乗ったのは初めてだと言う。

普段は電車かタクシーで移動する、のだと。

次のバス停が近づいてきた。

 

「わたしが降りるのも次ですから」

 

一緒に降りたバス停は住宅街。

この時間になると人通りも車の通りも少なくて全体的に暗い。

慣れていることもあって、何とも思っていなかったけれど、彼に暗いことと指摘されると、妙に怖くなってきた。

自分の不用意なひと言で怖がらせてしまったからと、送ってくれるという。

いろいろお話をした。

わたしの夢の話もした。(一軒家に犬のいる生活)

しっかりしているような人なのに、買ったものを忘れたりバスの乗り方を知らなかったり、気が抜けてるようなところがあったりするのが微笑ましい。

 

そうこうしているうちに、わたしの住むマンションに着いた。

そうだ!と思いだし…

 

「実家からりんごがたくさん送られてきたんだけど、もらってくれませんか?」

 

わたしに往復させるのが申し訳ないと思ったのか、玄関先まで来てくれるという。

玄関先で袋に入れたりんごを渡したところで…彼のお腹が鳴った。

わたしもこれから晩ご飯だし…。

 

「晩ご飯、一緒に食べます?」

 

とは言ったものの、あいにくカット野菜とインスタントの袋麺しかない。

誘ったのに申し訳なく思いつつ出してみると、美味しそうにどんどん食べてくれる。

なんでも、袋麺を食べたのは初めてだと…。

 

『袋麺は初めて食べた。お察しの通り、カップ麺も食べたことはない』

 

ちょっと逡巡した後に明かされた。

 

『さっき、佐藤伊織と名乗ったけれど、本当は三日月伊織といいます』

 

「え、三日月って…もしかして?」

 

こんな珍しい苗字の人がその辺にゴロゴロいるとは思えない。

三日月といって思い浮かぶのは元総理大臣。

 

彼、伊織は元総理の息子で、3年後には地元に帰り父の地盤を継ぐことになっている、という。

今勤めている弁護士事務所も父繋がり。

生まれたときから、自分の自由意志ではなく、決められた道を生きるしかないという彼がかわいそうに思えた。

 

 

この日を境に、少しずつ違和感を覚えるようになった。

確かに、『顔見知り』ではなく『友達』と言ったけれど…

突然、食材を持ってうちに来たり…

わたしの部屋の隣の住人を追い出し、そこに引っ越してきたり…

彼に惹かれる気持ちはたしかにあるものの、何とも表現できない違和感とともに『危険』という感覚があることも事実。

友達に相談して、しばらくの間泊めてもらうことにした。

 

数日後の昼間。

荷物を取りに部屋へ戻ると…

平日の昼間だから、彼は仕事中だと思っていたのに。

 

『どこへ行っていたんだい』

 

 

 

彼にキスされた。

抵抗すると、傷つけたくないからおとなしくして、と言われる。

この時の声と目で、身体がすくみ上がる。

頭が混乱する。

どうすれば逃げられるだろう。

 

 

 

 

というところで、声などのお話。

河村眞人さんの優しい声で囁かれる『危ない人』というのは、どうしてこうも魅力的なんでしょう。(完全に私の嗜好によるところです)

あの時折混じる、「逆らっちゃいけない」と思わせる凄みのある口調と、わたしには対処できそうもない”狂気”をはらんだ口調ってのがたまりません。

HOBiGIRLSさんは、環境音は的確に、水音は少々控えめにという印象かな。

まあ、控えめにといっても、少し前まではこれくらいが普通だったんですが、ガッツリつけてくるところが増えたので、あくまでも比較して、ということですけどね。

 

今作の『わたし』は、今回を乗り切れば何とかなると思っていたのかもしれませんが、そうはいきません。

伊織は実に用意周到です。

彼の中で、わたしとは『恋人同士』という認識に(いつの間にか)なっている。

すでに両親に『結婚したい人がいる』と報告し、説得し、許可を得ている。

さらに、わたしの親にも会いに行って許可を得ている。

 

『恋人』という認識になっているから、わたしが渋っているのは『政治家の妻』になるということへの不安だと思い込んでいる。

3年後に元総理である父の地盤を継ぎ、将来的に総理にまで上り詰めようとしている。

 

『キミを最高のファーストレディーに』

 

 

普通に恋をして、普通にステキなシンデレラストーリーになっているはずなのに、彼の思考が病み方向だったというだけで、こんなにも絶望的な病みストーリーになる。

 

どうすれば少しでも幸せになれるかな…と思ったけれど。

アフターストーリーの特典CDがみんなバッドエンドだということを考えると、どんなことをしてもダメなんだ、という事実が深いです。

 

 

 

 

 


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