今日のメニューは…
* 毛糸に触れると…
* 水星くん
* シチュ作品の感想
≪シチュ作品感想の注意事項≫
ネタばれが困る、嫌いという方、こういうのに興味が無い方はスキップすることをお勧めします。
――――Д―――Д――――
今日の午前中はマンツーマン。
内容は…編み物。
もうすぐ産まれるお孫ちゃんのために”おくるみ”を編もう、ということで。
教室を始めるずっと前。
人に教えるってことを学ぶために、近所の友達に集まってもらって編み物をしていた時に来てくれていたんだけど、なんでもそれ以来の編み物なんだそうです。
あまりにも昔過ぎて…『作り目の仕方も忘れた』ということで。
でも、身体で覚えたことは思い出すものですね。
モチーフを1つ完成させたところで時間切れ。
モチーフ繋ぎをしたことがないというので、本当はそこまでいきたかったんだけど…。
編み図を見せてもらうと、2パターンのモチーフを交互に繋げていくタイプ。(かぎ針)
図面では交互に順序よく繋げていくことになってるけど、これなら今日作ったAパターンだけをひたすら編んできてもらって、次の時にBパターンで繋げていくってことができる。
教えるために、私も毛糸を出してきて一緒に編んでたんだけど…
編みたい病が出てきてしまいました。
いえね、このところ編みたい病が出てきそうな気配はあったんですよ?
友達のブログを見てると…。(笑)
かぎ針でモチーフ1つを編んで…我慢できなくなりました。
お昼休憩の時に、編みかけで放置していたベストを編み始めてしまいました。(棒針)
――――Д―――Д――――
水星逆行の影響が…。
昨夜、初聞きの1本を聞いた後、他の作品(特典CD)を聞き…
もう1つ聞こうかなと……
なんか、違和感。
違和感の正体は、いつもならフォルダをクリックした時に聞こえる音が聞こえないこと。
さっきまで普通に聞いていたんだから、ヘッドホンジャックが抜けてしまったなんてことは考えにくい。
確かめたけど、ちゃんとしてる。
おかしい…
他のフォルダをクリックして開いてなんてやってるうちに、何やらエラーメッセージが出てきた。
英語だから、なんて書いてるのかしっかり意味は把握してないけど(苦笑)、ニュアンス的には…音関係のドライバにエラーが出ててどうたらこうたら…。
とりあえず、一度電源を落として…再起動。
無事に音が復活しました。
もう、最近、こんなのばっか。(苦笑)
そうしたら、集金先の友達のところで聞いたのが、頻繁に電車が遅延してるってこと。
私は普段電車に乗らないから気が付いてなかったけど、しっかり水星逆行の影響が出ていたようです。
失くしたものが見つかるというステキ影響もあることだから(Twitterで見た)、マイナス面だけに着目しないで、逆行終了まで(12月7日)頑張って乗り越えていきましょう。
――――Д―――Д――――
骸ノ胡蝶ヲ夢ニ観ユ
CV:三楽章さん
Parasite Gardenさん(サークル)のダウンロード配信作品です。
Parasite Gardenさんは、私が追っているサークルさんの1つ。
積極的にサークルさんの作品も感想書いたり、プチ感想書いたり、紹介したりしようと決意したところだし、キャストさんが三楽章さんだし。
ということで。
Parasite Gardenさんのお話はどちらかというと病み系です。
ガッツリ病んでなくても何とも言えない不思議な世界を見せてくれる。
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかというと…
彼らの病み(闇)に染まってしまえば…『こういう幸せも有りかな』っていうふうに”つい”思ってしまうってな感じです。
全部の作品は聞いてないのですが、『死』を扱うものもあります。
そう、”まだ”全部は聞いてません。
が、”ほぼ”全部持ってます。
この作品。
とても不思議な不思議な空気をまとったものでした。
『わたし』は男性に起こされた。
見覚えのない人。
彼は『ムゲン』と名乗った。
彼が言うには、わたしはこの屋敷の前に倒れていたそうで、頭を打ったらしく包帯をしている。
そのせいなのか、わたしは何も思い出せない。
とても広い屋敷。
屋敷の周りは深い森。
静まり返った屋敷の中に、他に人の気配はない。
ムゲンが言うには、彼の他にコックと庭師がいるそうだけれど…
『彼らに会うことはないだろうね』
怪我のせいだろうか。
屋敷を案内してもらっている途中でひどい眠気に襲われた…。
『起きて!起きてよ!』
わたしは男の人に起こされた。
えーっと…誰だっけ。。。
ぼんやりしていた頭が少しだけはっきりした……ような気がする。
そう、この人は現(うつつ)。
お花屋さんで働く、わたしの同棲中の彼氏。
さっきのは…夢―――だったのか。
現が言うには、久しぶりに休日が合ったからデートするという約束だった、ということで、映画に買い物……ちょっと疲れたかな。
現の『お風呂に入って着替えて…』という言葉を聞きながら…
眠りに落ちた。
というところで、声のお話。
三楽章さんの一人二役です。
ムゲンは低めで現は高めの声を使ってます。
現は本当に明るくて元気があって…
対して、ムゲンは落ち着き払っていて、いかにも上に立つ人物という感じ。
最初はこんな風に両極にある二人という感じだったのが、物語が進むにつれて…作中の『わたし』や聞いている『私』に疑問が浮かび始める辺りで、現の声に別のものが混じり始める。
この辺りのさじ加減が上手い。
思わず唸っちゃうくらい。(実際には唸らないで喘いでましたが)//
Parasite Gardenさんは音にもこだわってくれるので、今作もダミーヘッドマイクでの録音です。
さらに、音質を極力落とさないようにwavファイルでのダウンロードでした。
最初の頃の作品説明にはダミヘとかバイノーラルとかの記載がないのですが、途中からダミヘ録音へと路線変更してくれたみたいです。
やっぱり、良い音で聞きたいですから、私的にはとても嬉しい。
さて、『わたし』はムゲンのいる世界と、現がいる世界とを行ったり来たりしている。
目が覚めると…ムゲンの世界だったり、現の世界だったり、と。
時間は飛んでます。
ムゲンの世界で眠ったとして、次にムゲンの世界で目が覚めた時に、以前の続きから始まるということは無い。
彼(ら)の言動から、わたしの記憶が無い時も、ちゃんと行動しているような感じはする。
…本当に?
そう…段々と聞いている私の心が不安に揺らぐ。
彼らの話と状況から、現の世界が現実で、ムゲンの世界が夢なのだと判断してた。
ところが…
ちらりちらりと出される『謎の言葉』が『私』の認識を揺らがせる。
この辺りで、『自分の周りの空気の歪み』ってのを感じました。
現実だと思っていたことが現実ではない、と知った驚き。
夢だと思っていたことが夢ではない、と知った衝撃。
現実の生活をしていると思っていた現のいる世界。
どんなに思い出そうとしても、仕事に行った記憶がない。
その他の記憶もない。
じゃあ、現の世界が夢で……。
ムゲンの世界が現実だというのか―――。
ムゲンが言うには、現は『わたし』の理想の彼氏であり、わたしの夢の世界なのだという。
『キミを誘拐してきたんだよ』
「じゃあ、ここが現実の世界?」
『ここは、現実と夢の狭間の世界』
ムゲンは『人』ではありませんでした。
彼は『悪魔』。
わたしのことを気に入り、『器』にするために連れてきた。
彼の人形にするために。
徐々にわたしは人から人形へと変えられていた。
さなぎが蝶になるように…
わたしはわたしではなくなり…彼の人形へと変容する。
新しく生まれるその時…わたしは『わたし』であったことを覚えているんだろうか。
『羽化』する前でこの物語は終わります。
こういう空気感のお話って好き。
何を信じていいのか分からないという不安定な状況とか。
信じていたものが幻のように消え去ってしまうとか。
手の中に握り締めていると思っていたのに、開いてみると無かったとか。
今回のは聞いていて、本当に自分の周りの空間が歪んでいくような感じがありました。
1時間47分という長編なんだけど、全然長く感じませんでした。
きっと、物語への引き込み方が上手いんでしょうね。
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