昨日のUPした画像のタティングレース。
カーテンにしようっていうアレですが。
楽しくて面白くてたまらない。(笑)
現在8色目の糸で増殖中。
ホントに気の向くまま繋げてるので、四角に出来上がっていくのではなくて…アメーバ状に(笑)広がってくって感じです。


そしてラスト1軒だった集金も無事に終了。
これでしばらく夜集金に出なくていいのかと思うとホッとする~。


さて、昨夜タナトスオリバーを聞いたわけですが、もちろん楽曲も聞いたわけですが。
あれだけ何度も聞かせようとしてきていたメインPCくんも枕元PCくんも全く出してこなくなりました。
どういうこと?
メインPCくんのリストを展開してみたけど…200曲までザーッと見たけど出てこない。
昨日まであんなに何度も出してきてたのに。

こんな流れになると、本当に本編を早く聞いてほしくてアピールしてきてたみたいに感じる。

ということで、本日の本題はこちら。



ダミーヘッド官能ロック
THANATOS NiGHT Vol.3 オリバー

ボイスは森久保祥太郎さん。

ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。



























今回の彼は『わたし』のクラスメイトのオリバー。

クラスメイトと言っても、『わたし』は転校してきたばかり。
すでに出来上がっている”友達グループ”になかなか入れず、なんとなく孤立してる。
もともとわたしは引っ込み思案なんかじゃない。
普通にお喋りだし、楽しいことだって好き。
女子とも男子とも普通に話せるし、自分で自分のことを明るいと思ってた。
ところが、なかなか馴染めない。
思うように友達ができない。
こんな状況は初めてで・・・・。
今まで学校が嫌だなんて思ったことなんて無かったのに。
転校してきてからはクラスにいるのが苦痛に感じる。

ひと気のないところへ・・・・・

立ち行った体育館裏。
(実は聞いてて屋上かと思ってた)←ジャケ裏のあらすじから「体育館裏だったんだ」(笑)
誰もいないと思ったのに、そこにはクラスの中でも飛び抜けてカッコ良くて女子に人気のあるオリバーがいた。

どうやら彼も”人のいないところ”ということでここへ来ていたらしい。
わたしは友達ができなくて困ってるのに、彼はまとわりついてくる女子がうっとうしくて…ということらしい。
そんなことを話しているうちに・・・・
何やらブツブツ言ってるな、と思ったとたん・・・・キスされた。
ビックリしてジタバタしてると『暴れるな』と凄まれる。
・・・と、背後で誰かが走っていく気配。

彼が言うには、このところしつこくストーカーのように付きまとっていた女子がいたのだとか。
要するにわたしは『女子除け』に使われた、ってことです。
でも・・・・
わたしは焦る。
そんなこと、困る!

今でさえ友達がいないというのに、『女子の敵』になってしまったら・・・尚更友達なんてできない。


彼の傍に寄ってくる女子は減ったということだけど・・・
案の定、わたしに対する嫌がらせが始まった。
少しは責任を感じてくれたのか、一緒に帰ってくれたりしてくれる。
それでもずっと彼の傍にいられるわけじゃないから・・・・。
嫌がらせはどんどんエスカレートしていく。

思わず漏らした・・・・・『死んじゃいたい』、と。

彼がこの言葉に激しく反応する。
見えるだとか見えないだとか、意味不明なことを口にしたけど・・・・何のことだろう?

最初の頃よりもずっと優しくしてくれてるように感じる。
わたしのことを『空気のようだ』と言う。
意味が分からなくて怪訝な顔をしたわたしに、『そこにいるのが自然で気を使わなくて良くて楽だ』と説明してくれる。
んーと、褒められてるんだよね?

そして、時々訊いてくる。
『今も死にたいって思うか?』

ううん、今はそんな風に思わない。
嫌がらせは相変わらず続いてるけど・・・・。
オリバーくんがいてくれるから頑張っていける、耐えていける。

そう答えたわたしを見つめる彼は、安心したような…困ったような…何とも言えない複雑な表情をしていた。

一応平穏と言える時は終わりを迎える。

突然、彼から突き放された。
彼は学校を休んでる。
電話をかけても出てくれない。
彼がいないことをいいことに、嫌がらせは過激さを増していく。

何度目の電話だろう。
ようやく出てくれた彼から、もう学校へ行かないということと、わたしと会わないと告げられた。
雨の中、彼の住む屋敷の前に佇む。
この日もひどく苛められた。
靴も隠された。
もう一人で学校へは行けない。
これ以上、一人で耐えるなんてできない。
・・・この先、自分はどうすればいいというのか―――。

茫然と佇んでいると、彼が慌てて家から飛び出してきた。

『まだいたのか、何やってるんだ!』

そう言われて、自分が長い間立ちつくしていたこといたことに気がついた。
でも・・・もう・・・どうでもいい。
学校へ行けば苛められる。
彼がいるから耐えられると頑張ってきたけど、その彼に見放されてしまった今・・・・。
もう、死んでもいいと思えてくる。
それしか苦しみから逃れる道は無いのだと・・・・。

『死んでしまいたい』

そう口に出したとたん。
目の前に広がる黒い翼が、見えた。


――これは『わたし』サイドから見たお話。
本編は当然、『オリバー』サイドで描かれてますから、『わたし』の知らない『彼の呟き』という情報が聞いている『私』の耳に入ることになります。

わたしが口にした「死にたい」という言葉に大きく反応したのは、もちろん翼が見えるのかどうかってこと。
この時は『わたし』は本心から死にたいと思ったわけではないので翼は見えなかった。
そして、彼は気づくことになる。

『殺したい』

彼は地上に堕とされただけでなく罰も背負わされた。
それは、好きな人ほど『殺したい』と思ってしまうこと。
そして、大きな心の苦痛を味わうこと。

ところが、今まで苦痛なんて味わったことが無かった。
気に入った相手を殺せたという満足という快感があるのみ。
『わたし』のことを気に入れば気に入るほど、強まってくるのが『殺したい』という思い。

堕天使の翼が見えない相手を殺すことはできない。
でも、傍にいると殺したいという衝動が増すばかり。
殺さないために近くにいることを止めたのに・・・
そのことが結果として「死にたい」と思わせ言わせることになってしまった。



そして、ここで楽曲トラック。
PCくんたちが何度も何度も聞かせようとしていた『Midnight Seeker』

今までの2曲も『脳のマッサージ』をされてるように感じましたが、今回も『脳マッサージ』でした。
それはもうグニグニと。(笑)
しかも3曲の中で最大級でした。
あまりにもゾクゾクし過ぎて、頭ぶっ飛んだくらい。(苦笑)
歌詞効果なのか、メロディ効果なの、祥ちゃん効果なのかは分かりませんが。(相乗効果?)
(とりあえず、歌ってる祥ちゃんは最高にカッコいい)


ラストトラックは、『わたし』が死んだ後の彼の独白ということになります。

ここで彼は『初めて』の体験をする。

とても気に入っていて…好きな相手を『殺した』という快感。
ところが、その快感以上に、もう二度と一緒に過ごすことができない『虚無感』、『喪失感』を味わうことになる。

『心が痛い・・・苦しい・・・』

そして、もう『わたし』の耳に届くことはないけれど・・・・想いを告げる。

『愛してたよ―――』





さあ、早くも続編の発表がありましたからね。
今作の『わたし』によって少し変われたように、そのうち救われる日が来るのかな。

・・・オリバーとイザヤは救われそうだけど、ニアは”絶対”救われないよね。
(ニアが救われる日はまだまだ遠い…)笑




さて、今夜は新作お休みします。
明日は通常記事でお会いしましょう。






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