現在、髪の毛を染めてる最中です。
去年のうちに染めようと思ってたんだけど、延び延びになっていて・・・
今日の仕事帰り、棚の前でさんざん悩んで・・・
ここ1年半は黒髪にしていたのだけど、久しぶりに明るくしてみることにしました。
色名は『ミルキー』。
そろそろ放置時間が終了。
さて、どんな色になってるかな?
・・・・・・
ミルキーっていう色名から、派手になりすぎたらどうしようと思ったけど・・・
大丈夫でした。
まあ、今までのよりも2トーン明るいだけだから。(メーカーは違うけど)
ただ・・・今回のってちょっと染まりが鈍いみたい。
放置時間、規定よりも延ばせば良かったな。
ということで、本日の本題はこちら。
Tender Snow~感傷旅行の果てに~
ボイスはかとういつきさん。
ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
この作品、実は当初はポチる予定ではなかったのですが、キャストがかとういつきさんということで試聴に行き、以前聞いたことがある声のトーンよりも好みのラインということで急遽購入リストに入れたモノです。
お友達に聞かせてもらった以前の作品では中間から高めの音域を使っていて、そこはうーんだったんだけど、それでもリップ音がなんとも好みで。(笑)
声の高さを気にさせないくらいのリップ音って・・・・凄いよねって思ってた。
それ以降、全然お名前を見かけなかったのですが、ここに来て発見。
以前は漢字表記でしたが、今作はひらがな表記という違いはありますが。
そして、この作品ではほぼ地声と思われる音域。
(つまりガッツリ中間層)
そこへ持ってきて、リップ音の破壊力は健在でしたからね。
これはもうポチるしかないでしょう、という感じで。
ストーリー的にはあまり好きなタイプではないんですけどね。
これ、お互いに傷を舐め合って・・・というものです。
まあ、二人の出会いが切っ掛けになって、ラストはどちらも立ち直るというものです。
なにが好きじゃないのかと言うと、『傷を舐め合う』ってのが好きじゃない。
何故かというと・・・
実は、聞きながら陥ってしまったのだけど・・・・
つい自分の全てを差し出してでも、相手を慰めたい・励ましたい・優しさと愛で包みたいってなっちゃう。
これだけ読むと、別にいいことじゃないの?って感じを受けるかもしれないけど。
度が過ぎちゃうってことですね。
自分のキャパを超えてでも、自分を犠牲にしてでも、相手のために・・・ってなっちゃう。
これ、自己犠牲の自己満足ですからね。
慰めるにしても励ますにしても優しさと愛で包むにしても、自分に余裕がなくちゃダメ。
ここがね・・・・
自分の感情のクセとでもいうのかな。
気をつけるようになって、かなり改善されてきてはいるんだけど・・・・
それでも、やっぱり・・・
昨夜、これを聞きながら、自分の心の動きを見てると、まだまだ危ういものでした。
彼、葛平瑞希(くずひらみずき)と出会ったのは、雪がちらつく海辺でした。
儚く消えてしまう雪のように、放っておくと消えてしまうんじゃないかという印象を受けた。
自分だっていっぱいいっぱいになっていて、自分を見直すため今後を考えるための旅行だった。
本当なら他人に構ってなんていられない。
けれど・・・・
気がつくと、彼に声をかけていた。
聞くと、彼も旅行でこの地へ来ているのだとか。
さらに、わたしと同じペンションに泊まっていることを知った。
「同じペンションならまた会えるかな」
『さあ、小さいペンションだし・・・そうかもね』
あれから何度か顔を合わせ、何度か会話をした。
相変わらず笑顔とは無縁といった表情でたんたんと喋る。
それでも、無視をしたり邪険にしたりせずに話しかけたら答えてくれる。
ある日。
ペンションのオーナーが近くの植物園のイルミネーションのチケットをくれた。
わたしももらったし、彼ももらった。
歳が近いしよく話しているみたいだから・・・ということなんだろうと思うけど。
『行かない』という彼を説得して一緒に行くことになった。
想像していたよりもはるかにキレイなイルミネーション。
都会の街と違い、周囲が暗いから、なのかもしれない。
キラキラ輝くイルミネーションに感激していると、思いもよらないことを言われた。
『笑ってる顔、初めて見た』
言われて初めて気がつく。
そうなんだ・・・・
わたし、今まで笑ってなかったんだ―――。
わたしが今回の旅行に出ようと思った切っ掛け。
両親のお店『パン屋さん』。
幼いころから、両親の姿を見て、自分もパン屋さんになると決めていた。
大人になり、ようやくお店の手伝いを、というところで父が急死した。
母と二人、この店を守ってきたけれど・・・・とうとう立ち行かなくなってしまい店を手放さなくてはいけなくなった。
父の残した店を手放す。
わたしには守れなかった・・・・
心が重く苦しく・・・・・
この先、どうしていいのか分からなくなった。
戻らない過去に縛られ、前を向くことができない。
踏み出すべき道も見えない。
道が見えないから一歩を踏み出せない。
この静かな地へは前を向くために来たのではない。
現実を見なくて済むように逃げてきた・・・だけ。
わたしのことをそう指摘した瑞希も笑顔を見せない。
彼の心の傷は心臓が悪かった妹を亡くしたことが切っ掛けだった。
病気のために学校へ行くこともできず、ずっと家にいた妹。
妹が楽しめるように喜んでくれるから・・・
そんな理由でバイオリンを弾く。
渡米していて活動の拠点がアメリカだったからわたしは全然知らなかったけれど、彼はアメリカでは有名なバイオリニストだった。
彼のバイオリンの原動力は『妹』。
その妹が亡くなってしまった。
その後、彼はバイオリンを弾けなくなった。
『今までの音が出せない』
聞かせたいと思っていた相手がいなくなったから。
その喪失感がスランプへと追い込む。
というところで、エッチシーンです。
こういう時って、人肌が恋しくなるんですよね・・・。
しかも、人肌とか人のぬくもりってのはこういうのを癒す力を持ってたりするから。
もう、本当にこの手のシチュエーションは苦手。
これ、相手が好きな人とかだったら全く何の問題もないことで、むしろ積極的に抱きしめてあげたくなるシーンですよ。
でも・・・・今作の場合は、恋人関係でもないし、好きと告白されたりしたりしてるわけでもない。
だいたい、知っているのはお互いの名前だけで、彼が語ってくれたことが真実だということも分からない。
ところが、作中の『わたし』だけでなく、聞いている『私』も彼を抱きしめてあげたくてたまらない。
で、リップ音。
私好みということで分かる方は分かると思うけど、湿度たっぷり系です。
chocolat blancさんは初めて手にするレーベルなんですが、音周りの作りもイイ感じです。
声の位置も、多少脳内補正をかけた部分もありましたが、概ね良好。
かとういつきさんの息遣いと効果音の入れ方も合ってたし。
適度に煽ってくる台詞も良かったし。
この『傷心旅行』から1年少し経ったとき。
彼から招待状が届きました。
わたしの住所を知らないはずなのに?
この招待状は、彼が日本に拠点を移した最初のリサイタル。
住所はペンションのオーナーに頼み込んで教えてもらったのだとか。
あの出会いが切っ掛けになって、わたしは大手のベーカリーショップに勤め始めた。
技術を磨き、資金を貯めて、自分の店を持つという夢のために。
彼の方も、拠点を移すために時間がかかってしまったけれど、長いスランプを乗り越えてきた。
リサイタルの最後に弾いたのは彼が作曲した『Tender Snow』。
裏名作品ってのは大半が『エッチシーンは2回』です。(笑)
もちろん全部が全部じゃないけど、圧倒的に多いですよね。
そして、この作品も『2回』。
1回目はお互いの傷を舐め合うというものでしたが、2回目は再び出会い、告白を受けてのエッチシーン。
そして思う。
やっぱりね、”好き”の気持ちが通じ合ってる方が気持ちいい。(///)
さて、今夜は新作お休みさせてね。
明日は通常記事でお会いしましょう。
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