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私のイジワルウォークマンくん。
ようやく、本当っにようやく、ディアボ・ユゥくんの”AWKWARD?”を流してくれました。(感涙)
初めてですよ!
2ヶ月近く経過して・・・ようやく!
といっても、簡単に流してくれたわけじゃなく、信号で足を止めた時に10曲ぐらい送ってようやく・・・なんですけどね。
さあ、まだまだ聞かせてくれてない曲はある。
今、充電中だから、明日はシャッフルしてからのスタート。
これを機にサクッと出してきてくれると良いな。




今日の本題はこちら。



新撰組暁風録勿忘草 第弐巻 高杉晋作

ボイスは木村良平さん。

ではではいつものように、ネタばれは嫌いなのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
























勿忘草の咲く時期になってきました。
通勤途中にも見かけるようになりました。
ただ・・・・うちの周りには園芸用のピンクのものがほとんどです。
(お庭に咲いてる)
青いのが見たいんだけどな。
(もしかして?っていうのはあるけど、近づけないくらい遠くてよく分からない)←やはりお庭
勿忘草(忘れな草)は子供の頃の方が見た記憶ってのがあるのですが・・・・
園芸のサイトで見てみると、北海道や長野に多く、湿った所に野生化しているとあるので、この辺りだと乾いていてダメなのかも。
そういえば、京都の壬生寺で見た”季節外れの勿忘草”は池のほとりの湿った場所に咲いてたっけ。




さて、これだけ勿忘草シリーズを聞いてきていても、歴史に疎いことには変わりなく。。。(笑)

そんな私ですが、高杉晋作さんの名前は知ってる。
沖田さんと同じ労咳で亡くなったことも・・・。
というのは、以前、『華ノ幕末恋スル蝶』 (2014年1月6日の記事)のときに軽く調べたから。
  ただね、没年というのは意識に上ってなかった。
ちょうどキャストトークで『この時何歳?』と木村くんがスタッフさんに質問する場面があり・・・
『19歳』ですって。
この8年後には・・・・・・。
慶応3年(1867年)4月ということは・・・
新撰組でいうと伊東さんが御陵衛士を結成し新撰組を後にした1ヶ月後。
沖田さんが亡くなったのは慶応4年5月だから沖田さんよりも早くに亡くなってたのね。



高杉さんが19歳の頃といえば、吉田松陰が主宰していた松下村塾に入って1年くらいが経過した頃。

そして、今作の『わたし』は、この松下村塾の下女として働いています。


ということで、勿忘草ストーリーの中へ入って行くわけですが・・・・。
まず、イラストを見て思ったこと。

『あれ?首に包帯巻いて・・・・・・アズサみたい』

ところが聞いていても『包帯』という語句は出てこない。

『さらし』なら出てきますけど。
でも、私の頭の中に展開された『さらし』を巻く図というのは・・・お腹の辺りに巻き巻きしているアレです。
(任侠映画風)
しばらくしてから・・・『あっ』

『あの首の”包帯”(×)は”さらし”(○)だったのか!』

高杉さんが首にさらしを巻いている理由は、『疱瘡』の痕を隠すため。
疱瘡は天然痘のことです。
天然痘といえば、パッと思いつくのがフランスのルイ15世。
強い感染力と高い致死率から悪魔の病気と恐れられていたものです。
ちょっと調べてみたら、致死率は40%前後ということで、2人に1人は亡くなってしまうというものでした。
高杉さんは10歳の頃にこの天然痘にかかり、無事に生還してます。
でも、その後、結核にかかって亡くなってしまうことを考えると、丈夫な方ではなかったということなんでしょう。



さて、『わたし』ですが・・・・。
高杉さんに何だか・・・嫌われてます。
まだ仕事に慣れていないのか、もともと要領がよくない方なのか・・・・。
タイミングが悪かったり、小さなミスを繰り返したり、仕事が遅かったりと、どうも悪目立ちしているみたい。
高杉さんとしては、そんな『わたし』が目障りでならない。
イジワルをして、あわよくば松下村塾から追い出してやろうなんて考えているフシがある。

このイジワルの仕方、本当にイジワル!
大人な『私』としては『子供かっ!』って言いたくなるくらい。
(実際、19歳なら子供だけど)


そんなイジワルされ続けていたある日のこと。
またしてもタイミング悪く高杉さんと遭遇。
この時、高杉さんは落とし物をしました。
拾い上げ・・・・何だかよく分からないけれど・・・・。
それでも、異国の文字が書いてあるということは・・・・『大切なものに違いない』。
声をかけようとしても、よっぽど急いでいるのかそそくさと立ち去ってしまう。
そのまま放っておくわけにもいかず、高杉さんを追うことにした。

そこで、目撃してしまった。
高杉さんが・・・人を斬るところを――。

高杉さんが急いでいた理由は、闇商人から拳銃を5丁手に入れることになっていたから。
人目につかない場所で落ち合う。
ところが、相手はもともとお金だけ奪うつもりだったようで・・・。
最初に抜刀したのは、闇商人の用心棒たち。

この現場を見てしまったことを気づかれ・・・・。
もちろん口止めされます。
さらに、本当に誰にも言わないのか見張られることになってしまう。
うーん、なぜか弱みを握っているはずの『わたし』の方が立場が弱いんですよね。(笑)
見張られるだけじゃなく、高杉さんのいう事をなんでも聞くっていう約束までさせられてる。

その後も今まで通りにイジワルされ、からかわれ、時にはひと気のないところへ連れ込まれ・・・・・
そう、ひと気のないところって松陰先生の部屋って。(笑)
いくら、『今』は桂さんと話をしていて別室にいるとはいえ、いつ話が終わって戻ってくるかも分からないというのに。


そうそう、例の落とし物。
あれはワインのコルクでした。
焼き印で『黒船』が押されているという珍しいものなんだそうで。
っていうかね、高杉さんって『コレクター』でした。(笑)
コルク栓を集めてる。
それまでは『嫌な奴』って思ってたのに(私が)、これで一気に親近感が湧きました。(笑)

ちょうどストーリー的にも2人の距離が縮まるということもあり、彼の一言が行動が好ましく可愛らしく微笑ましく思えてきた。

松陰先生の教えを語る時の嬉々とした様子。
黒船のこと。
国の未来のこと。
英国や米国の持つ技術への憧れ。
未知なるものへの憧憬。
もっと知りたいという知識欲。

真面目な顔で『よし、黒船を1隻買おう』だなんて。(笑)
これ、実際にやらかしたようです。
高杉さんが属していた長州藩に請求が来たことがあったとか。(笑)


西洋文化への憧れっていうのはかなり強いみたいで、港に来ていた貿易船の商人から『懐中時計』を手に入れてました。
この時計、わたしにプレゼントしてくれる。
手巻き式の懐中時計は、もちろん西洋のものだから現在の時計と同じ様式。
このころの日本は『刻』ですから、実際に使いものにならないし、第一『わたし』には時計の時刻を読むことはできない。
それでも、『カチコチ』と時を刻むこの時計は、最初に貰ったコルク栓同様わたしの大切な宝物になりました。


1作目の原田さんでもそうだったから、もしかすると今作には『月』が関わってくるのかな?
しかも、『見えない月』が。
今回も、途中で雲に隠れてしまった月と、月の見えない闇夜が出てくる。

月の出ていない漆黒の闇の浜辺の岩場。
小さな焚火の揺らめく焔の灯りが浮かび上がらせる世界。
火の爆ぜるパチパチという音、波が打ち寄せる音。
懐中時計のカチコチという音。
・・・・わたしのドキドキしている心臓の音。
そして・・・・彼のとくんとくんという心臓の音。
そんな色と音に包まれ、静かで、熱く、力強い、彼の声を聞く。
肌の温もりを感じる。

ずっと・・・・・こんな毎日が続いていくんだろうと思っていた。


ここからは史実からは大きく違っていく。
高杉さんは井伊直弼の暗殺を計画・実行するために江戸へ向かう。

『明日の朝、早くに立つ』

この時、彼は生きて戻れることはないと覚悟していた。
けれど、実際には怖くてたまらない。
失いたくないものができてしまったから。
この先の未来を、この目で見たい、この手で掴みたい。


彼にもらった時計が・・・・止まる。
ネジを巻いても・・・・。
嫌な予感。
勉学のために江戸へ行くと言っていたけれど・・・・。
いても立ってもいられずに彼の元へと向かう。

知らされる真実。
行って欲しくはない。
けれど、今度こそ守ると一つ約束をしてくれた。

『必ず、戻る』





もう少し後の時代に生まれてきていたら、『モダンガール』ならぬ『モダンボーイ』(笑)として、時代を謳歌したんだろうな。
労咳にかからず、戦でも生き延び、明治の世を目にできていたら・・・・。
目をキラキラさせて『カラクリ』に嬉々としていただろうに。

5期目が企画されるかどうかは分かりませんが、また1人魅力的な人物が加わりました。





さて、今夜は幽玄ロマンチカ。
どうせだから、木村くん繋がりで。(笑)

では、明日の感想もお楽しみに。







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