4月最初の教室はマンツーマン。
3週間ぶりくらいになるのかな?
新作の”月蝕”はもちろんのこと、前回作の”愛の蜜”も4点全ての完成品は見てなかった、とのこと。
さっそく、”愛の蜜”4点セットで作りたいということで、『待ち列』に並ぶことに。(笑)
今日は”泡唄”ネックレスでしたからね。
次の次ってことになるのかな。

さて、”月蝕”が現在どうなっているのかというと、レシピの文章部分は出来上がったので、図を描いて色塗って、材料表を書いて、撮影するってのが残ってる。
早ければ今週中、遅くても来週末までにはUPという感じかな。

あ、そういえば・・・4月に入ったから抱き合わせ発送してもらうものを注文しておかなくちゃ。
すっかり忘れてた、危ない危ない。(苦笑)




ということで、本日の本題はこちら。



貴女の日常を終わらせるCD -陰陽師幻夜録-我が掌で眠れ Vol.6 晴哉

ボイスは鳥海浩輔さん。

ではでは、いつものように、ネタばれは嫌いなのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。

























我が掌で眠れも最終巻を迎えてしまいました。

今回の彼、晴哉。
彼は今までの巻の陰陽師たちのリーダー。
そして、転生を繰り返している安倍清明。

『かすかな匂いだけ残し各地に出没する正体不明の怨霊』

晴哉の興味を引いたこの事件。
あちこち痕跡を辿っている時に、ふいに・・・『見ぃつけた』
ところが、怨霊の結界が張られている。
ちょっと、というか、かなり目立つタイプの晴哉だから、どうしても周囲の視線を集めてしまう。
そこで呪で空間を切り取った。

人はいないはずのこの空間。
そこに入り込んでしまったのが『わたし』。



さっきまで自分の周りにいたはずの人たちの姿が見えなくなった。
しんと静まり返った誰もいない”見知った景色”の空間。
歩き続けていると・・・・「誰かいる!」

良かったと思ったのも一瞬のこと。
結界だの陰陽師だのわけの分からないことをペラペラ喋っているこの人は・・・同じ学校の制服着てる。

『誰だ』と言われ、名前を告げたけど・・・違うと怒られた。
『オマエは誰だ』・・・・誰って言われても・・・・・。
『記憶を消す』と宣言され・・・・・なにやら呪文を唱えられたけど・・・「何ともないけど?」

そこで晴哉が気が付いた。
わたしの中に『怨霊』がいる。
しかも、晴哉の呪を弾いてしまうほどの強い力を持ったものが。
わたしは『器』・・・・ということらしいんだけど。
特に何もおかしいところを感じたこと無かったから・・・。
そして、どうやら『器』としての役割というか『耐久年数?』が近づいているみたい。
彼が言うには、このままだと中に潜む怨霊が外に出る時にわたしを喰い殺してしまうらしい。
一応、安全策ってことで不動明王の真言で呪を施してくれたけど。

わたしに、そしてわたしの中のものに興味が湧いたようだけど・・・
とりあえずは、『この怨霊を先に・・・』

「この人も怖いけど、ここに一人置いていかれるのも困る!」
邪魔だと言われながらも何とかあとをついていく。

見慣れた景色は、シュールな風景へと変貌していく。
常識の通じない世界。
自動ドアの向こうは建物の中ではなく、別の道路。
そして、道路の真ん中にドアだけが立っている。
(思わず、頭に浮かんだ図は・・・・・どこでもドア~)←あの声で脳内変換よろしく:笑

ようやく辿り着いた先にいたものは・・・・低級霊の集合体。
どうやら、”磁場の歪み”に引き寄せられた低級霊の集まりのよう。


普通に話している晴哉は『妖艶な空気を纏った人物』というプロフィールを納得させる話し口調。
ちょっとクセのある、”あの”話し方です。(鳥海さんの作品をたくさん聞いている人には分かると思う)
そして、もう一つ。
真言を唱えている晴哉は鋭い話し口調に変わる。
これがね、ぞくぞくするくらい良い。
この対比がすごくイイ。


そして、わたしの中にいるもの。
これはどうやら、晴哉が当初思っていたよりもずっと力の強いものだったらしい。
『神々級の荒御霊』と言うくらい。

『研究材料としてこんなに最適なものはいない』

『キミはもう僕のものだよ』

呪を刻んだ・・・・・って、要するに見た目は首筋にキスマークですけど。(苦笑)


あれから数日。
彼の部屋に呼び出されては、髪の毛やら爪やら切られたり。
そして、ケーキを御馳走してくれるって・・・・
ようは、わたしの中の怨霊が何に反応するのか、どんなものなのかを探るため。
(デートだと思ってドキドキした気持ちを返して)笑


彼の望みは『陰陽道を極めること』。
天地を制する”国生み”を実現させること。

わたしの中に潜んでいる怨霊は、晴哉の力を持ってしても制するのが厳しいくらいのもの。

『これを使えば・・・・今度こそ国生みを…』


彼が転生を繰り返している執着は国生みを完成させること。
今まで、幾度も幾度も失敗してきた。
『だから、今度こそ・・・』



そうそう。
『彼ら』がわたしに憑いた怨霊を祓ってくれるという行為から、『しゅ』と発音されていた言葉は『守』なのだろうと判断してました。
実際、感想記事にも『守』と書いてました。
が。
今回、最終巻にして初めて(笑)、『しゅ』が『守』ではなく『呪』だと判明しました。(苦笑)
・・・・それとも、今回は晴哉だから?



晴哉の姿が見えなくなって一週間。
ふいに教室のわたしの前に現れた。
彼は5日間寝ていないようで、この疲れたような、憑かれたような・・・姿に心配になる。
結界を張ってあるという屋上に連れ出された。
ここで怨霊を解き放つと。

『結界が持つかどうかは分からないけどね』

ある種、自暴自棄になっているような彼。
どうしてそこまで国生みに拘るのか。

「国生みを完成させたら、その後どうするの?」

もうすでに、晴哉は自分の目的を見失っていた。
あまりにも長い長い時の中で。
何故、国生みを完成させようとしているのか。
完成させたあと、どうしたいと思っていたのか。
自分でも分からない。
あるのはただ、『国生みを完成させなければ』という強い執着。



とりあえず、冷静に戻った晴哉ですが。
国生みを完成させることは置いておいても、わたしの中にいる怨霊がもうすぐ外へ出てこようとしている。
このまま封印が完全に解けて怨霊が外へ出るとなると、『器』であるわたしは・・・・。
待ちうけるのは『死』しかないのだろうか。


わたしの中の怨霊は実体のない『呪詛の塊』。

そして、核となるものは、1000年前の初めての国生みの儀式の失敗の時に、清明を戒めようと自らの命を差し出した少女。
この少女は清明が転生を繰り返すたび、一緒に転生していた。
もう二度と罪を重ねないようにと。
清明が受ける恨みの全てを自分が受けていた。
彼が自分で自分の過ちを認め、道を正せるように。

わたしを助けるために、自分の中に少女と怨霊を引き入れ・・・・自分と共に滅す。

ナイフで貫いたはずだけど、彼は死ぬことはできなかった。
少女は自分と呪詛の塊だけを連れて消えた。
『それでも生きろ』と言うように。
きっと、今まで『研究の材料』としてしか見ていなかった『わたし』のことを、ちゃんと一人の人として、大切に思う女性として見ることができたから。

今度こそ『変われる』と見たんでしょう。
もし、また揺らぐようなことがあっても、『あの子』ががっちりと抑えるだろう、と。

なにせ、『わたし』の中に入ってましたからね。
わたしのことはよく分かってるんでしょう。
確かに、任せて安心って感じです。(笑)





そして、つくづく思う。
この作品はアニメで見たい!
CDのストーリーをなぞるようなものではなく・・・・
そうだなぁ。
例えば、それぞれの『わたし』と出会う前の時期という感じで。
出会ってからでもいいんだけど、陰陽師が6人いて彼女も6人いたら、話がゴチャゴチャだし人が多すぎてゴチャゴチャしちゃうから。
だったら、わたしと出会う前の方がスッキリするもん。
それになんとなくわたしが6人いると変な感覚になりそうだし。(苦笑)
それと、『わたし』に声が付くのはやっぱり避けたいことでもあるから。(自分とのイメージの問題で)




さて、これで3月発売のシチュCDの感想は全て書き終えました。
中に、とてつもなく残念な気持ちになってしまったものもあったけれど・・・・・。
4月発売分にはそういうものが無いことを願いながら。。。

しばらくの間は感想以外の記事ということになりますが。
先日みたいにいきなり「ディアラバ語り」なんてことをしちゃったりすることもあるので、気を抜かないでね。(笑)








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