今日は第三日曜ということで、月に一度の日曜教室の日。
いつもは4人集まるところ、今日は1人。
用事ができたという人の他に、ご主人がインフルエンザにかかってしまったという方も!
出席のお一人も今月の頭くらいに息子さんがインフルにかかったのだと。
流行ってそうな話は聞いても、自分の周りにはかかってる人がいなかったから実感がなかったけど。。。
やっぱり、暖冬でも流行るものは流行るんですね。

私がインフルにかかったのは・・・・2013年の1月。
もう3年前になるのか。
あの時はきつかったな・・・・辛かったな・・・・。

気をつけててもかかる時にはかかっちゃうものだけど、それでも充分に気をつけていきましょう。


ってなわけで、今日は私も座ってマンツーマン。
私は編み物をしながら。(笑)
そして、最後には『背中がこってる』の話から、軽くマッサージまでしてもらって。(笑)
この方、うちの教室の最年長で、年齢的にも母のような人。


さ、午後からは次回作のデザイン開始。
ザックリとしたデザインを描いてから、対象の曲を連続でリピート。
後は編みながらイメージ通りになるのかどうか調整しながら・・・・
というところで、脳疲労MAX!
17時のチャイムを聞いたのを最後に気絶。(笑)
夢の中でもリングのレシピが出てきましたよ。(苦笑)




それでは、本日の本題はこちら。



コイビト未満・・・?佐伯悠真

ボイスはワッショイ太郎さん。

ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。

























シリーズ3作目になります。
今回の彼は、『幼馴染み』。
しかも、年齢差が7歳。



家は近所。
親同士は仲が良く、彼はわたしが生まれた時から知っている。
彼曰く、生まれたばかりの赤ちゃんが可愛くて、毎日のように通って・・・・母親に行くのを止められたほど。
7歳違うから、兄のような存在。
彼の方も本当の妹のように大切にしてくれる。

わたしが自分の恋心に気が付いたのは・・・いつだっただろう。
小学校の高学年の時には、彼はすでに高校から大学へ。
わたしは子供。
妹という立場から抜け出せない。
彼に彼女ができたことを聞いても(経験有りだったので学生時代に彼女がいたと推測)、小学生や中学生の子供であるわたしにはどうすることもできない。

小さいころからお料理が好きで手伝いをよくしていたっていうのもあるけれど、調理実習の時などは持ち帰ったものを彼に届けていたりした。

当たり前だけど、何年経っても彼との差は縮まらない。

わたしが高校生になったころに彼は社会人になった。
仕事は出版社ということで、かなりの激務らしい。
なかなか会えない日が続いても、母親経由で彼のことが伝わってくる。

わたしがどんなに大人に近づいても、『好き』と伝えても・・・・
それは子供の頃の『好き』と同じ扱いをされてしまう。

もっとも、親たちはけっこう乗り気。
わたしの母も『悠真くんなら安心だわ』と言い、おばさんも単身赴任していたおじさんのところへ行く時にわたしに家の鍵を預けてくれて、『悠真のことよろしくね』と言ってくれてるくらい。



わたしも大学を卒業し就職をした。
わたし23歳。
彼30歳。
そんなある日。
いつものように、彼の家へと行く。
彼はまだ帰宅していない。
お風呂の用意をし、食事の支度をする。
そこへ彼が帰ってきた。

『ただいま。来てたんだね』

わたしも就職して忙しいんだから、無理して来なくていいというけれど、無理じゃないもの。
少しでも会いたいから。
少しでも彼との接点を保っていたいから。

大人になった今でも、彼はわたしのことを妹扱いする。
決して・・・・頑なに・・・・一人の女として見ようとはしない。
何度も好きだと伝えた。
それなのに・・・・。

嫌われてはいないという自信はある。
他に付き合っている人がいるということもないことも知っている。

思い切って・・・・抱きつき・・・・キス。

うやむやのまま、もう遅いからと家まで送り届けられる。


その日の夜、かなり遅い時間に彼から電話が入った。

『ハッキリさせておいた方が良いと思うから・・・・』

・・・裏目に出てしまった。
彼は、わたしとの今の『幼馴染み』という関係を壊したくないのだという。
付き合うと今まで見えなかった部分も見えてくる。
そうなった時、今の良い関係を保っていれば良かったと後悔したくないのだと。

今までの関係を続けようと言うわりには・・・・

『もう、オレの家には来ない方が良い』

自分がしでかしてしまったしまった結果なのだけど―――・・・・・。



翌日。
この先、どうすればいいのかと、自室で悶々としていた時。
ふいに母が現れた。

『昨日、悠真くんに会ったって言ってたよね?お母さんが連絡が取れないって言ってきてるんだけど、何か知ってる?』

「ちょっと様子見てくる!」

『悠真くんによろしくね』

今回、このわたしの母に『声』がついてます。(笑)


駆け出したわたし。
思い当たることがありました。
昨夜の電話の時、ちょっと気になる咳をしていたから。

玄関チャイムを鳴らしても応答がない。
合鍵で中に入ってみると・・・・・
え、こんなところで倒れて・・・・・?寝てる?

声をかけると、どうやら熱が出てきたので薬を飲んで、そのままそこで眠ってしまったらしい。

『どうしてここへ?』

「おばさんから連絡がつかないって電話があったから、様子を見に来たの」



ちゃんと布団で寝るように言いつけ、わたしはお粥の用意。

これを聞きながら、きっと白粥だよね?
それと言うのも、私の実家ではおかゆというと味噌味の卵入りなんです。
たまに長ネギの小口切りが入るときもあったな。
子供ながらこれが大好きで。(笑)


まあ、そんなこんなで彼におかゆを食べさせてあげて・・・・。

ここで、彼から決意の一言を聞くことになります。

関係を壊したくないからと一線を引いたことに対して後悔したこと。
前へ進む勇気が無かっただけなのだということ。
このまま幼馴染みとして過ごし、そのうちに彼氏ができたりするのを見聞きすることを考えた時のやり場のない気持ち。
30年間、妹として扱ってきたけど・・・・・
その気持ちはとっくに『愛』へと変わっていたのだと。



彼の風邪も全快したある日。
看病してもらったし、ボーナスも出たし、ということで何でも好きなものを買ってくれるって。

『何が欲しい?』

「ネックレスか指輪」

心の中では指輪が良いと思ってるけど・・・・・

『じゃあ、ネックレスにしよう』


『恋人』という関係になったというのに、彼は相変わらずわたしを子供扱いする。
遅くならないうちに、と家に送ると言い出すのだ。

「今日は帰りたくない」

頑として送ろうとするものだから、一本の電話をすることにした。
相手はわたしの母。
その直後に彼の携帯にメールが入る。
差し出し人は彼の母。

『家に泊めるなら、ちゃんと歯ブラシとか色々用意してあげなさい』

おばさん、ナイス♪

親たちを味方につけているわたしを侮っちゃいけないよ。(ふふ)
彼が動き出さないなら、周りから攻める。

『はぁ、全く・・・。でも、泊めるとなったら・・・・我慢なんてしないから』

自分で周りを固めて煽っておきながら、彼の台詞にドキッとする。



今、このシーンを思い出そうとしてるんだけど・・・・・
どうやら、かなりぶっ飛んでしまっていたようです。(笑)
『初めて』な『わたし』をかなり気遣ってくれていたのは覚えてる。



その後、わたしに内緒で指輪を用意してくれていて、プロポーズしてくれます。
あの時、ネックレスを選んだというのは、これを考えてのことだったのね。

やっぱり、プロポーズのシーンってジーンとくる。
涙がじわり。


きっと今ならプロポーズされたら泣いちゃうんだろうな。

どんな言葉でも。






さて、今夜はお待たせのハピシュガにしましょう。
明日の感想もお楽しみに。







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