いつもは第2土曜日が休みなのだけど、今月は今日がお休み。
夜集金まではフリータイム。
朝のカードを引く。
突然の出来事が!というものが!
どんな状況にも対応できるように注意して、というもの。
何だろう・・・ドキドキ
そこで、それってどんなこと?って訊いてみた。
『すでに知ってるでしょ』
と、返された。。。。。
え、えーっと・・・・・。(苦笑)
とりあえず、どうすればいいのかアドバイスもらえるかな・・・・?
『じゃあ、机の上のごちゃごちゃを何とかしようか』
ふと目をやると、サブテーブルの上にはポストインされた広告が乗り、メインテーブルの上はビーズやら金具やら工具やらでごちゃごちゃ。
はい・・・・お片付けします。
そして、届きました。
狂愛カタルシス3の連動購入特典。
昨日、配送手続きは全て完了しましたというツイートが流れていたので、まだ届いてないって方も数日内に届くんじゃないかな。
ということで、今日の本題はこちら。

恋する編集者シリーズ『つよがり。』
ボイスは四ツ谷サイダーさん。
ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
シリーズ最後を飾るのは、サイレント出版の代表取締役社長の相馬美紀彦(そうまみきひこ)さん、30歳。
『わたし』は彼と同い年でフリーのライターをしている。
彼との出会いは大学の時。
マスコミ研究会の部室で探し物をしているときに彼が現れた。
わたしは携帯をどこかで落としてしまい、探している最中。
『何を探してるの?』
「プチトマトのストラップがついた携帯電話」
一緒に探してくれるが、見つからない。
「携帯はどうでもいい。ストラップが見つかれば・・・」
このストラップは亡くなった母が作ってくれた形見だから。
『来た道を逆に辿って探してみよう』
『いつもこの道を通ってるの?』
今日通ったのは普段歩かない路地。
「良い香りの花が咲いてたから」
この花はくちなしの花。
『ねぇ、もしストラップを見つけたら、ご褒美もらえる?』
彼の要求は『デート』。
うん、デートくらい、構わない。
『実は見つけちゃったんだ。キミ、花の匂いを嗅ごうとしてかがんだ時に落としたんじゃない?』
明るくて人懐っこい彼と付き合うようになった。
付き合ううちに彼がサイレント出版の社長の息子で将来は会社を継ぐことが決まっていることを知った。
一応、社長職を継ぐ前に他の会社で修行してくるってことが条件になっている。
就職先が決まらない。
彼だって努力して就職先を決めたこと知ってる。
けれど、彼に『頑張れ』を言われるたびに・・・苦しくなる。
わたしだって頑張ってる。
これ以上、何をどう頑張れっていうの!
彼が父親に紹介してくれるという。
マスコミ関係のことで訊きたいことがあれば何でも話すと良いよ、と。
・・・・・・彼と、別れることを決めた。
彼の父親に反対されたわけじゃない。
ただ、わたしと彼とでは世界が違うんだと思った。
彼と一緒にいるとわたしはどんどん苦しくなる。
彼と自分を比べたってどうしようもないことだって分かってる。
何でも持っている彼、何にも持ってない自分。
そう・・・才能も。。。。
このままじゃ・・・・いずれは。。。。
だったら、今のうちに。
3年後。
彼が突然訪ねてきた。
大学のマスコミ研究会に寄せた文章を目にして、いてもたってもいられなくなり、後輩に住所を教えてもらったのだという。
3年ぶりに見た彼はあの頃よりも大人っぽくなっていた。
他社で修行中だということは・・・知っていた。
そして、まだわたしのことを好きだと言う。
彼の熱に押されてルール付きの関係の提案をした。
ルール1.お互いを縛らないこと
ルール2.仕事を優先すること
これらのことは、作中の回想シーンで出てくる。(トラック2とトラック3)
現在。
このルール付きの関係は続いている。
彼はサイレント出版の社長として忙しくしている。
わたしはフリーのライターで細々と記事を繋いでいる。
『愚痴を聞いて』
という名目で彼を呼び出す。
もちろん、お酒を飲むだけの関係ではない。
彼の部屋で熱い時を過ごす。
そのたびに彼はわたしに尋ねてくる。
『オマエのことが好きだよ。オマエの気持ちは今どの辺り?』
「今のままが良い」
繰り返される同じ質問、同じ答え。
ある日。
駅ビルの落成式の取材に行くことになった。
彼は式典に呼ばれている立場。
あの日、彼の部屋に忘れたピアスを受け取ることになっていた。
ビルの外。
ビル風の影響で花のスタンドがグラグラ揺れている。
「このままじゃ、倒れそう」
学生時代、花屋でバイトをしていたから、こういう設置は慣れてる。
止める彼を振り切って花スタンドに近づいた時・・・・風に煽られて倒れてくる!
『危ない!』
わたしを庇って彼が花スタンドの下敷きになってしまった。
慌てて救急車を呼び・・・・
結局ね、怪我は大したことありませんでした。
救急車で病院に着いて、湿布を貼っただけ。(苦笑)
病院から彼の部屋へ戻り、彼が言う。
『自分がルール違反したっていう自覚ある?』
「え?」
ルール2の仕事を優先する。
わたしは取材の途中。
彼と一緒に救急車に乗り込み病院へ。
取材は知り合いのライターさんに代わってもらうように連絡をしていた。
それでも、取材の途中で放り出したために、雑誌社から『当分キミに仕事は渡さない』と言われてしまっていた。
だって・・・・失ってしまうって思ったから。。。
わたしが素直になれなかったのは『失うことへの恐怖』から。
最初から持っていなければ失う恐怖は感じなくて済むと思っていたから。
彼はこういうことも全て理解したうえで、ずっと根気強く待っていてくれた。
『ストラップにしてもピアスにしても、オマエが失くしたものを見つけるのが俺の役目なんだと思うよ』
作中のわたしも泣いてましたが、聞いている私も泣いちゃいました。
『失う恐怖』という体験がこんなにも後を引くとは思ってなかった。
自分は平気だと思っていたのに、かなりのダメージを受けていたんだって知ったのは、『未来』の話が出たとき。
大切な人を失う恐怖をまた味わってしまったら、もう立ち直れないかもしれないという不安にかられる。
それなら、大切な人になる前に無かったことにしてしまおう。
今でこそ、こういう思考は無くなってきたけれど。
『わたし』の考えが皮膚感覚的に分かるから。
上手く言葉にできない思いってのが胸の奥にぐるぐるしてた。
『つよがり。』
私もつよがってるのかな。。。。
さて、今回の四ツ谷サイダーさん。
このくらいのトーンが一番好き。
吐息もリップ音も申し分なし。
ただね、今回は泣いちゃったから、呼吸が苦しくて(苦笑)。
きっと2回目以降は泣かずに聞けると思うから、存分に堪能できるかな。
さて、今夜は蜜恋ライアー!?にします。
明日の感想もお楽しみに~

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