12月に入り、今年もいよいよ残り1ヶ月。
11月の集金が全部終わってないのに、2週間後には12月の集金が始まる。
そんな年末進行でなにかと慌ただしく気忙しい月に突入しちゃいました。
今日の教室はお休みだったから、夜の集金だけ。
1日指定の他にもひと回りしてきたのだけど・・・・
その中の1軒。
ここはテラスハウス型になってる。
マンションみたいに玄関ドアの横にインターホンが付いている。
時間は18時10分。
辺りはもちろん真っ暗。
ピンポーン
すぐに返事があって、顔を見せる。
(ここのドアはガラスがはめ込んであって家の中が見えるタイプ)
奥さんがお財布を取りに奥へ戻ったところで、私は領収書をピリピリと切り離す。
と、いきなり・・・・
ピンポーン
・・・・・・・・
私の両手は領収書をピリピリしてる最中だし、インターホンからは3歩ほど下がったところに立ってた。
だ、誰が押したの?(ビクビク)
これは外だけが鳴ったんじゃなくて、ちゃんと家の中でも鳴ったんだって!
接触が悪いものだとジャリジャリって異音がするけど・・・・
『とってもキレイに鳴ってた』
と、2人でハモリ・・・・・(笑)
自転車で移動しながら・・・
これ、シオンかアポロンがうっかりインターホンに触っちゃったってのなら良いけど・・・(こんなヘマしそうなのはアポロンだけどww)
別の何かにイタズラされちゃったかな。。。(苦笑)
ということで、今日の本題はこちら。

貴女の日常を終わらせるCD-陰陽師幻夜録-
我が掌で眠れ Vol.2 翔真
ボイスは野島健児さん。
ではでは、いつものようにネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
学園祭。
ふと立ち寄った教室。
ここは・・・何だろう?
そこにいたのは長い髪の毛をひとまとめにして三つ編みにしている男子。
ひと気のない教室は『占いの館』だった。
『わたし』は特に占いに興味があるわけでも何でもないんだけど・・・・
『偶然、ここを訪れた?偶然なんてなくて全ては必然なんだよ』
今回の翔真は確かに怨霊を祓うこともするけれど、占術に優れている。
予言と言っても良いくらいの精度と的確さを持ってる。
とはいえ、やっぱり『読む』ということから考えると読みきれないことや読みが外れるということもあるみたい。
私もカード引いたりするからよーーーく分かるけど(笑)、『これこれこうです』ってな感じで全部書かれているならまだしも、象徴的な言葉やキーワードにタロット系ならイラストも合わせて読まなくちゃいけない。
後になってから、「あぁ、このことだったか!」ってなる時もあれば、自分の読みが全くの的外れだったってこともあるわけで。
特に思い込みがあったりするとね。
翔真がわたしに興味を持ったのは、わたしに『死相』が出ていたから。
どうやら、翔真は死相が好きらしい。(苦笑)
呼び出された空き教室。
ここは翔真の工房だという。
勝手に使ってもイイの?
必要な授業の時以外はいつもここにいるのだという。
ここは結界が張ってあり、翔真が許可した人にしか認識できないようになっているのだとか。
部屋の中には本やらよく分からないモノとかがたくさんある。
危ないものもあるから手を触れないようにと注意される。
カチャ
鍵の掛けられる音。
この間の占い。
あの時は占いに失敗したと言っていたけれど、本当はわたしに死が近づいていることが出ていたのだという。
『綺麗な顔だ。好きなんだよ死相って』
わたしの顔を覗き込み、頬へと手を伸ばしてくる。
「嫌っ」
とっさに突き飛ばした翔真の身体が何かに当たり・・・・・倒れ壊れた。
それは怨霊を封印してあったモノ。(何とかって言ってたけど忘れた:苦笑)
壊れたことで封印が解け・・・・・
聞こえてきたのはカラスの鳴き声。
どんどん増えるカラスは窓へとぶつかってくる。
その状況を見て、冷静に翔真が言う。
『あぁ、そういうことか』
どうやら、わたしはこの怨霊によって命を落とすということらしい。
そんなのは嫌、それは困る!
窓ガラスを破ってカラスが入り込む。
翔真はわたしを庇いつつ、何やら呪文を唱え・・・・・カラスは消えたけど。。。。
翔真が付きっきりになるわけにいかないから。
わたしに守護を施してくれるんだけど・・・
呪文の後に・・・・キス。
(あぁ、やっぱりキスするのね)笑
翔真の読みでは、この怨霊はいじめで自殺した生徒。
当然表ざたにはなっていないと踏んで、夜の職員室に2人で忍び込むことになった。
目的は学級日誌。
ところがこれといったものは見つからない。
『読みが外れたか?』
そこへ再び現れた怨霊。
気を失ったわたしは『翔真』に起こされた。
ところが、何だか話がおかしい。
場所も、時間も。。。。
これは怨霊が見せた幻だった。
怨霊は『自殺した教師』。
いじめはあった。
いじめの対処に失敗し、あちこちから叩かれ・・・・自殺を選んだ。
自分が死ぬことで『変わる』だろうと信じて。
この時、わたしの右耳に囁きキスしてきます。
どうやらこれが怨霊の呪詛のタネだったようで・・・・
その後、本物の翔真に起こされたわたしは職員室の外の廊下にいて・・・・
翔真が怨霊を祓ったというけれど。。。
呪文を囁き、守護を施す。
ってところで、気がついた。
私ごとですが・・・
聞いている最中、どの辺りからかはハッキリ覚えていないんだけど・・・・たぶん、このシーンの後だと思う。
左耳に違和感と軽い痛みが・・・。
音量はいつもと同じだし、特別大きな音があったわけでもないし。
違和感と痛みの場所は指では届かない奥の方。
結局最後までずっと違和感は続き、その後別のCDを聞いている時にも違和感を感じたけど・・・いつしかそのまま眠りに落ちて・・・
朝には違和感も痛みも無くなってた。
も、もしや・・・あの『ピンポン』は・・・・・
守護を施すのなら、左右の耳にお願いします。(違)
一応、怨霊は祓った・・・はず。
わたしへの守護も必要なくなり・・・・効力が弱まり・・・・
わたしは翔真の工房へ辿りつけなくなっていた。
何度も通ったというのに・・・
場所が分からない。
翔真はわたしのことを占っていた。
わたしは翔真と一緒にいることで不幸に見舞われる、と。
だから、もう工房へは来るべきじゃないと。
陰陽師の力で記憶を消すこともできる。
絶対に嫌。
怨霊絡みではあったけど、翔真との時間の記憶、思い出を消したくなんかない。
翔真は間違ってる。
確かに一緒にいたら、怨霊絡み事件に巻き込まれることになるのだと思う。
だけど、そんなことよりも、翔真と一緒に居れるっていうそのことだけで、わたしは最高に幸せになれるんだから。
(作中では言えてませんけどね)
一人になった翔真が易占をする。
『待ち人は来ず』
ここで、占いとは何ぞやを展開してくれて、『私』はすごく嬉しかった。
これ、普通に読むと・・・
待ち人=『わたし』はどんなに待っていても来ないってこと。
これは、『今』の状況をそのまま続けた時の未来。
未来を選択していくのは自分。
会いたいと思っている『待ち人』が来ないのなら、こちらから行けば良い。
占いは、未来がこうなるっていう予測。
ただし、それは『今』何も行動を起こさなかった時の未来。
それが自分の希望のものでないのなら、望む形になるように『自分』が行動を起こせばいい。
占いで言われたことが未来の確定事項じゃない。
これは指針であり、アドバイスなんだから。
翔真も行動します。
わたしに会いに、わたしの教室を訪れる。
自分の望む未来に向かって一歩踏み出す。
さて、結局、わたしの中に残されていた怨霊のタネ的なものが出てきて、もうひと悶着あるわけですが。
後半は人との付き合いが不器用だった翔真がわたしに心を開いてくれる、という恋模様が主軸に。
わたしは霊媒体質みたいだし、彼は陰陽師としての仕事があるわけだし、彼の占いの通りに何かと困難や問題が持ち上がるとは思うけど。
でも、好きな人と一緒にいられるってのは、困難すら些細なことって思えてしまうくらい幸せなことだよ。
さて、今夜は蜜恋ライアー!?にしましょうか。
明日も感想記事です。
お楽しみに~

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