いつからだろう。
以前は、感想記事を書くCDだけを聞いて眠りに落ちていたんだけど。。。
今では、その他にも2本3本と聞くようになってます。

昨夜もいつも通りに『追憶のフィアンセ』を聞き、特典CDを聞き・・・・・

四ツ谷サイダーさんの特典CDを2つ聞き、佐和真中さんの作品を2つ聞き・・・
まだ眠れません。

こうなったら吸血されて気絶パターンでいこうと決意。
ルキとアズサのバーサスソングのミニドラマをスタート。
・・・・まずい、寝れない上に本格的にルキに会いたくなってきた。(苦笑)
モアブラ・ルキで無事に気絶できるように祈りながら・・・スタート。

結果・・・・ダメでした。
全然眠れない。
(・・・でも、すごくヨカッタ////)

時計はとうとう5時に・・・・
楽曲に切り替え・・・・ほどなく眠れたようで、目が覚めたのは7時。
さすがに睡眠時間2時間はきつい・・・。
頭くらくら・・・
16時半からリフレッシュタイムに入ったんだけど・・・・寝れない。(笑)
疲れすぎてたらかえって眠れないってことないですか?
どうやら、あの状態に入ってしまったようです。



というところで、本日の感想はこちら。



追憶のフィアンセ

ボイスは櫻井真人さん

ではでは、いつものように、ネタばれは困るのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。

























この物語の年代は中世と思われる。
とある国のお話。

『わたし』は貴族の娘。(たぶん)
この王国の王一家とはかなり親しい関係にある。
わたしは幼いころから、この国の王子と許嫁だった。
次期国王の彼は、誰にでも優しく親切で、彼のことを悪く言う人など一人もいない。
貴族も商人も農民も猟師も、誰もが彼のことを慕っていた。

もちろん、わたしも幼いころから大好き。
正式に婚約者という立場になり、これから先の未来を夢見て幸せを感じていた。

そんなある日。

突然の悲報。

彼が・・・クラウスが・・・・死んでしまった・・・・・・・。

あまりにも急なことで、わたしも混乱したけれど、自分の後継者であり最愛の息子を亡くした王は精神を病んでしまった。
このままでは国の政治が立ち行かない。
現に、将来への不安から国に混乱が広がっている。
一刻も早く、国を立て直さなければ。

クラウスの弟である『リヒト』が次期国王として選ばれた。
国王となっただけではない。
一日も早い国の安定と、将来の不安をなくすために、早々に妻をめとることとなった。

相手は・・・・・わたし。。。。

幼いころから国王の妻となるべく教育もされてきていたし、子供の頃はクラウスとリヒトとわたしの3人で一緒にいることが多かったから。
側近から見たら、当然の選択だったんだろう。
わたしは反対の意を唱えることもできず、婚姻へ向けての準備が着々と進められていく。

わたしの気持ちを置いたままで・・・・・・


CDのスタートは結婚の祝賀会から。
リヒトが挨拶をしている。
わたしにそばに来るように言う言葉は冷たい。
それも仕方のないことだと思う。
わたしは今でもクラウスのことを思っているし、リヒトにしたって兄の婚約者だったわたしと、いきなり結婚しろと押しつけられたのだから。
・・・それに、子供の頃からちょっと意地悪だったし。
嫌われてるんだろうな。。。


結婚のための最後の儀式。
『床入りの儀』
寝室のドアの外には『立会人』がいる。

これ、聞いてて、この国は紳士的だなって思いました。
確かフランスではベッドの足もとの方に立会人のスペースがあるんじゃなかったっけ。
日本でも屏風などで遮るけど同じ部屋じゃなかったでしたっけ?
(それとも襖を隔てた隣室だっけ?)
まあ、何にせよ、ドアの外には立会人がいて、『声』を聞かせなくちゃいけないってことですね。

覚悟はしていたつもりでも、やはりいざとなると・・・・。
だいいち、リヒトに『好き』って言ってもらったことがない。
わたしもクラウスのことは忘れるなんてできないけれど、リヒトだって『国王の責務のため』というものを前面に押し出してるんだから。


わりと強引にさくさくと(笑)コトが進められます。
一応ね、このシーンは『わたし』はリヒトに心を開いていないんだから『感じないでおこう』って努力してみました。(笑)
そのせっかくの努力を簡単に打ち破ってくれたのは櫻井さんの耳舐めリップ音。
『わたし』のことはどうでもいい感じで進めていく感じだったので、まさかここで『耳攻め』が来るとは思わず…(苦笑)
全くの無防備状態。(撃沈)



この後、今まで知らなかったリヒトの一面を見続けることになります。

わたしは後宮の一室で、趣味である刺繍をしていた。
そこへリヒトが入ってくる。
何でも、自分の執務室の机の上は書類が散乱していて、今、手にしている書類と混じらないようにこの部屋へ来たのだという。
机の上に書類を広げサインをしていく。
わたしが知っているリヒトは・・・・・いえ、わたしはリヒトのことを何も知らない。
こんな風に真面目に仕事をこなしている姿も。
対してリヒトはわたしのことをよく知っている。
刺繍が趣味だということも、かぼちゃのスープが好きということも、ドレスの形にこだわりはないけれど淡い色合いのものが好きだということも。

『国民に訊かれた時に答えられないようでは仲が悪いと思われてしまうから調べた』

あぁ、そういうことなんだ。
一瞬浮かんだ暖かいものが消えていく。

急に出かけるからついて来いと言い出した。
着換えろと渡された服は・・・・商人の服。
連れ出されたのは街の市場。
数多くの露店が並んでいる。
何でも、時々こうやってお忍びで街の様子を見て回っているのだという。

『国王として出向いたら、誰も本音は言わないからな』

お砂糖がたっぷりとかかったお菓子を買う。
甘くて美味しい。
「甘いものが好きなの?」
子供の頃はよく食べたけれど、今は好きじゃないという。
けれど、中にマーマレードが入っていて甘味を抑えたものだったので・・・
『これなら悪くない』
いつもの憮然とした表情ではなく、表情豊かにころころ変わる。
そんな新しい一面を見れて、何となく嬉しくなる。

花を売っている露店に目を奪われ、つい足を止めてしまった。
『おまえは花も好きだったな。買っていこう』

そんな時、猟師2人の会話が聞こえてきた。
何でもリヒトは森の開墾を計画しているのだとか。
猟師たちにしてみたら、それは自分たちの猟場が減ってしまうこと。
不満たらたら。

『どうせ、自分の城でも建てるんだろう』
『リヒト様は何を考えているのかさっぱり分からない』
『クラウス様が生きていたら・・・』

あまりにも酷い言われように、思わず足を向けようとしたところで、リヒトに止められた。
もっと酷いことも言われている、このくらいは大したことない、と。

今見つかると大ごとになってしまうからと、足早に市場を後にする。
少し離れたところにある塔。
ここは今は使われていない塔なのだけど、国が一望できる。

『ここへはよく来る。見晴らしは良いし風も心地よい。悩みごとを考えるのに良い場所だから』

さっき猟師が話していた森の開拓。
あれも私腹のためなんかじゃない。
国の人口がどんどん増加している今、開拓して農地にしておかないと、いざという時に間に合わない。
先手を打っておかなくては飢饉が起きてしまう。

そういうこと、ちゃんと説明したらいいのに。

『問題が起きた時に言った言わないで問題が出てくると、被害を受けるのは国民だ。それなら、国王である自分が悪者になって命令した形を取った方が良い』

『国王とはそういうものだ』

ただ横暴な人だと思っていたけれど、誰よりも国のことを国民のことを考えてる。
わたしも、他の人も、本当の彼を知らないだけなんだ。
こんなにも国のことを思っているなんて・・・

「クラウス様みたい・・・」

特に考えもなく口にした賛辞の言葉。
だったはず。
そのつもりだったのに。
決して比べたわけじゃない。

穏やかだった表情が強張り、優しげな口調が元通りの冷たく怒りを含んだものに変わる。
手荒に触れられる。
クラウスはもういないのだと、わたしが誰のものなのかを、わたしに刻みつけるように・・・

リヒトは、泣きだしたわたしを見て我に返る。

その日の夜。
リヒトがわたしの部屋を訪れた。
先ほどの謝罪と、自分の本心を聞かせるため。
昔から、わたしのことが好きだった、と。
わたしの好きなものを知っていたのも、調べたのではなく、ずっとわたしのことを見続けていたから。
リヒトの心の中にあったのは、クラウスに対する憧れと嫉妬。

『おまえが欲しいと思った花束ではないかもしれないが・・・』

あの時買いそびれてしまった花束を渡され・・・・
部屋を出ようとするリヒトのことを、思わず追ってしまった。
彼の背後に抱きつく。

「あなたのことをもっと知りたいから」

わたしたちの『恋』は、ここから始まる。



実は、この花束を渡すところがステラワース特典の分岐部分になります。
ステラワース特典では、わたしはリヒトを追いません。
そのまま部屋を出ていったリヒトが向かった先は・・・・クラウスの墓。
墓を掘り返し、クラウスの亡骸から奪ったものは、数年前にわたしがクラウスにプレゼントした『太陽の指輪』。

深夜。
わたしはまだ眠れずにいた。
真っ暗な部屋へ入ってきた人は・・・・・リヒト?

『何を言っているんだい?この話し方と指輪で分かるだろう?クラウスだよ』

決してリヒトが壊れてしまったわけではない。
歩み寄ることができなかったわたしのために、彼はクラウスになる。
自分と居るよりもクラウスと居る方が『わたし』が幸せだと思って。
そして、自分もクラウスになることによって、大切にしたいという本当の思いを素直に形にできるから。


このステラワース特典はとても切ないお話になってます。
本編が幸せでこれから先への希望に満ち溢れていたのに対して、お互いに素直になれない苦しさに溢れてる。
時間がかかったとしても、本編のような良いエンディングへと進んでくれないかなと思ってしまう。





さて、今夜はクリミナーレなんだけど。
さすがにお昼寝も無しの2時間睡眠状態だと、最後まで聞けるのか・・・自信がありません。
一応、クリミナーレの感想の予定だけど、聞けたのかどうかは明日のお楽しみってことで。(苦笑)








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