金曜日の今日。
本当なら一番忙しいはずの曜日。
それなのに…
年に1回くらい、そうお盆のころにはとても少なくて1回戦でお昼取らないで帰れるってあるんですけどね。
こんな時期に1回戦で収まってしまうなんてことは、初めてのこと。
人数も多いし(金曜は全員集合だから)、紙質も悪くない。
サクサク終わって帰宅したのは13時。
でも、そのおかげで無事にこちらをお迎えすることができました。

右上から時計周りに、雨枕二期、かれピロ、アバンチュール、蜜恋先輩、独愛先輩。
ということで、今日はこちらの感想を。

オズと秘密の愛 三 ケイサ編
ボイスは下野紘さん。
ではでは、いつものように、ネタばれは嫌いなのって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。
今回も気がつくと見知らぬ場所にいる。
しばらく歩いていると目の前には扉が。
鍵穴が6つある扉。
この扉の向こうに行かなければ。。。。
わたしは鍵を2つ持っている。
…あと4つ。。。。
残りの鍵を探し歩いているうちに、街中の路地に出た。
喧嘩している声。
殴り合いの音。
1人対大勢なのだけど、この1人がとても強い。
あっという間に相手を倒していく。
最初は物陰から見ていたわたしもヤツらの仲間かと間違われてしまったのだけど、何とか分かってくれて、雨の中行くあての無いわたしをケイサの家(勝手に住んじゃってる)に連れて行ってくれた。
ただ、わたしのこと、男の子だと勘違いしてる。
途中でわたしが『人間』だと気が付き、さらに『人間の女』だと知ることになる。
勝手に間違えたくせに、『騙した』とか言って、ひどい目に合わせてやると、首や肩に噛みつき…
でも、その後はキスの嵐。
耳元の声は凄味があって怖いのに、やっぱりこのリップ音には持っていかれる。
今回はちゃんと分かってて、心の準備をしていたにも関わらず翻弄されることとなりました。
途中ではわたしは気絶してしまい、目を覚ました時にはケイサは家の中にいない。
『逃げよう』
でも、それを実行できない。
それは、ケイサが鍵のことを知っているようだから。
彼から鍵のことを聞きださなければ。
すぐ怒鳴るし、すぐ殴る。
でも、何となく本質は違うんじゃないかって気がする。
だってね、なんか、ちょくちょく可愛いの。(笑)
木に顔をぶつけて鼻血出したところも、その後こけたところも。
わたしがお腹空かせてるのに気がついたら、あれだけ追い出そうとしてたのにもかかわらず、家の中に入れてくれてリンゴをくれたり。
本当は優しい人なんだって思う。
そんな時、昨日の喧嘩の相手が家を取り囲む。
確かにこんな状況だったらわたしが言うように『話し合いで解決』なんてことは無理かもしれない。
でも、力にまかせて押し通しても…やっぱり解決にはなってない、よね?
喧嘩は好きでやってて、自分の意志でやってるんだと言っても、辛そうに見えるよ。
1人残っていた喧嘩相手がナイフを振りかざして襲ってくる。
とっさにケイサを庇い、わたしの背中にはかなり深い切り傷が。
街の病院は全て診療を断られ、ケイサが入っているギャング団のアジトへ。
物言いが尊大なの。
お願いしてここに居させてもらってるのに。
薬持って来てくれた人に『ありがとう』も言わない。
かえって、怒鳴って追い出す始末。
ダメだよ、ちゃんと何かしてもらったら『ありがとう』を言わないと。
ダメだよ、自分が悪かったと思ったら『ごめんなさい』を言わないと。
殴って解決した方が手っ取り早いって言うけど、それは違うよね。
殴ったって、怒鳴ったって、罵ったって、自分の気持ちは伝わらない。
ちゃんと思いを言葉にしないと、言葉にして伝えないと、伝わるわけがない。
そして、自分の心とも向き合わないといけないよね。
本当の自分は、何をしたいのか、何を望んでいるのか。
思い通りに事が進まないから手をあげる人がいる。
思いを言葉にするのが苦手だから、つい手が出る人がいる。
同じように手を出す代わりに、黙り込む人もいる。
これ、痛い場所が身体のどこかか、心かの違いだけ。
どちらも人格を無視した行動。
傷つけた本人は、気がついていないかもしれない。
相手を傷つけたということは、相手だけじゃなく、自分にも傷をつけているんだって。
殴られた傷の痛み、心の痛み。
無視され、そこにいないものとして、必要の無いものとして扱われた心の痛み。
やり直しが効かないことなんて、何も無い。
遅いなんてことはないのだから。
ハルトもチカゲも、わたしと一緒に鍵を探してくれると言っていた。
ところが、ケイサはこのギャング団に残って、今まで仲間に迷惑かけたことを償っていくという。
ケイサが知っていた鍵の話は、『強い思いが鍵になる』ということ。
ケイサは残り、わたしは鍵を探す旅に出る。
嫌だ……ケイサと離れたくない。
(私も離れたくない)
でも、わたしは鍵を探しに行かなければ…あの扉を開けて…扉の向こうへ行くために。
『声、我慢すんな』
ごめんなさい、わたしは我慢してましたけど、私は我慢できてませんでした。(爆)
うっかり持っていかれる凶悪なリップ音。
うっかりする間もなく持っていかれてしまいました。
『強い思いが鍵になる』
ケイサは…途中で分かりました。
私も分かりました。
ここからずっと切なくて切なくて…涙が溢れて止まらない。
『おまえのためなら、何も怖くない』
この鍵を手にしてしまえば、わたしはケイサのことを忘れてしまう。
彼はそれでもイイという。
愛しているわたしが望んでいることを実現することができるのなら、そのために鍵になることが愛情の証だと思うから、と。
わたしは…彼の思いがこもった鍵を手にしなければいけない。
彼のことは忘れたくない。
けれど、彼の思いを無駄にすることはできない。
わたしが『先へ進みたい』と願い、彼が『進ませてあげたい』と思った。
わたしは、自分のためにも、そして、彼のためにも、前へ進まなければいけないんだ。
ハルト、チカゲ、ケイサの兄弟の中で、ケイサが一番好き。
その行動間違ってるよってことたくさんある。
けど、わたしに向けてくれる思いの深さを感じられたから。
ちゃんと自分を見つめて、正していく潔さと強さを持っている人だったから。
さて、今夜は今日到着の中から…ってことにしようかな。
どれにするかは…明日の感想記事をお楽しみに!

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