今日は息子の卒業式。
当然、私は出席せず、普通に仕事。
自分の時は、実家が遠いこともあって、入学式も卒業式も親が来ないってのは当たり前。
周りを見回しても、大学や専門学校の入学式・卒業式に親が来てる人なんてのはいなかった。
今は、驚くほど増えているようですね。
そのうち、入社式にも親が…なんてことになったりして。(笑)


昨日の記事についたコメントから、ちょっと考えることがあったので、少々真面目に。

私が買うものもそうだけど、以前よりも『裏名作品』ってのがかなり増えてきてます。
エロいモノが好きな私は、もちろん大歓迎。
個人的には、もっとエロくてもイイと思うくらい。
(えーと、リアルに近い時間経過とか)

そして、『こういうのを未成年に聞かせるべきじゃない』と言うような、良いママでもない。

聞くなって言っても聞くもの。
大人である私がすべきことは、見せないように蓋をすることじゃなくて、受け止め方を教えるってことだと思うから。


なんて、真面目な感じで書いてますが、自分が未成年の時ってエッチなことに興味津々で、何とかして知識を得ようと頑張ってみたり、妄想を膨らませてみたりってしてたもの。

今はどうなんだろう。
小学校低学年から『性教育』が始まって、私たちの時よりもオープンに語られたり、情報も転がってるような気もするけど。
疑問に感じたことを身近な大人…親とか…に訊いたりとかするんだろうか?
とりあえず、うちの子たちからはそういう質問はされたことはなく…。
それでも、私の部屋に普通にBLが置いてあるから、世の中には同性同士で恋をするのは有りなんだっていう風には思ってたみたい。
(子供たちが高校・中学の時に腐女子の話になり、「腐女子って何だか知ってるの?」と尋ねたところ、『キミのことでしょ』と言われたことが…苦笑)
こんな風にわりとオープンだと思っている我が家でも、えっちぃことについて質問されたこともなければ、相談されたこともない。

自分の時なんて、とてもじゃないけど親に質問なんかできる雰囲気じゃない。
友達同士で主婦向けの雑誌を買っては回し読みしたり、お兄ちゃんがいる友達からお兄ちゃんが隠している雑誌をこっそり持ち出してもらってキャーキャー言ったり。
少女マンガにあるキスシーンでドキドキして、『風と木の詩』で衝撃を受けてみたり。
そういうことを経験して、恋をして、初めてのキスも初めてのえっちも経験して…
シチュCDにハマっている未成年の子たちは、私の時と媒体が違うだけ。
いろいろと経験した大人になって、本やマンガで『それ無い無い』って思うものがあるのと同じで、シチュCDにも『それは無い無い』ってのがあったりする。
誰からの助言も受けずに聞いている未成年の子にとって怖いのは、この『無い』ってものが『普通なんだ』と思ってしまうこと。

特に私が聞いて感想書いてるシチュエーションCDは『特殊』ですからね。
これは私の性癖に由来するところが大きくて、どうしてもサディスティックに攻められるものを選ぶ傾向があるから。
もっとも、シチュCD全体で考えても、SMチックなものってのはかなり多いですけどね。
その中でも聞き手側がMってのが圧倒的に多いけど、最近は聞き手側がSってのも増えつつある。
さらには、1枚の中で同居させているものも出てきてますね。
さて、ここできちんと認識してもらいたいことは、

『真正のサディスティックな人も、マゾヒズムの人もほんの一握りしか居ない』

ということ。
大半の人は、どちらも持っていないということ。
それでも、エッチな本やシチュCDでSMチックなものが多いというのは、現実の世界と違う世界を疑似体験してみたいという脳内の欲求があるから。
日常と違えば違うほど、ドラマティックになるから。
これは実際のエッチの時にも言えることで、ソフトSMなんかで非日常を演出してみたり、とか。

そして、大半の男性は…あんなに喋りません。(笑)

さらに、発する言葉は男性たちが読んでいる小説やマンガ、アダルトビデオなんかのセリフが土台になってます。
残念ながら、それは男性にとっての言葉なんですよね。
シチュCDのように、女性に向けて女性のライターさんが書いてる言葉とは違う。


私が作品の良し悪しを決めるのに良く引き合いに出すのが、そこに『愛』があるのかどうか。
これは、作品だけでなく、現実世界でもとっても重要。

『CDの中でSな彼に攻められてドキドキするから、自分はMかもしれない』
そう思ってしまったのなら、女性の意志や思いを無視して、自分の快楽だけを追ったり無理強いするパートナーには疑問を持ってください。
自分のことを大切な宝物のように思って丁寧に扱ってくれるパートナーを選んでください。

『でも、自分の彼はSだから…』
本当のSの人は決して相手を傷つけません。
彼の言動で自分の心が傷つき、身体が傷つく。
それは、『S』な人ではなくて、単なる自分本位な人。


そして、未経験のことは分からなくて当たり前。
無理に理解しようとする必要もないんです。
これはあくまでも『疑似体験』。
想像したり、空想や妄想したりするときの手助けになるツールだから。






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