普段より1時間早く出かけるという息子に合わせて、1時間早起きした私。
いつも通りのことをして……時間が余る。
なるほど、1時間とまでいかなくても、せめて30分早く起きれば、それだけ朝の余裕ができるということか。
なんて、とってもとっても当たり前のことを思いつつ、カードを引く。
このところ、頻繁に出てくる印象がある『執着を解き放つ』カード。
私は、何に執着しているんだろう。
そして、もう一つ。
やはり頻繁に顔を出してくれる『劇的な変化や出会い』を示すカード。
カードを引いている間中、連続で流れた『深海』シオンのテーマソング。
そうだね、ゆったりと心を委ねてみよう。
ということで、今日はこちらの感想を。

新撰組血魂録勿忘草 第七巻 斎藤一
ボイスは高橋直純さん。
ではでは、いつものように、ネタばれは困るって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま、回れ右してお帰りくださいね。
勿忘草シリーズ、第一期のスタートが斎藤さん。
あの衝撃は1年半経った今でも忘れられない。
シチュCDを聞いて呼吸ができなくなるくらいの号泣というのは初体験だったから。
実はこの時にWikiで調べるまで『斎藤一』というのはアニメ・ゲームで作られた架空の人物だと思っていた。
(それくらい、歴史に疎い)
なので、一期を聞いた時は、これから斎藤さんがどういう運命を辿るのかっていうのは全く知らない状態だった。
感想記事をUPしてから調べ始め、今はおおよその知識は得ている。
今回の始まりは…
わたしは一人木刀を振り稽古している。
一期で斎藤さんに剣術の教えを乞い、任務のために姿を消してからも続けていた。
稽古している時が彼との繋がりを彼の存在を近くに感じられる、から。。。
斎藤さんとの唯一の『繋がり』だから。。。
『太刀筋がなってない』
不意に聞こえた声に驚き、目を向ける。
これは…幻覚?
『必ず戻る』
そう約束してくれたけれど…半分は信じ、半分は諦めていた。
その彼が、今まさに目の前に居る。
稽古に厳しい声はそのままで、わたしを抱きしめる腕の力も変わらず、そして暖かい。
…本物だ
間者として御陵衛士に入った斎藤さんが伊東甲子太郎の暗殺を終え新撰組に戻ってきた。
もちろん、近藤さんや土方さんにはすでに報告しているだろうけど、その次にわたしに会いに、わたしの元へ来てくれたことが嬉しい。
毎日無事を祈り、毎日恋しく思っていた愛しい人。
この冒頭部分から、ブロ友さんが『長い』と言っていた怒涛のキスラッシュが始まります。
確かに長い。
でも、短い。
彼を恋しいと思っていた気持ち、彼が居なくて淋しく感じていた思いは、まだまだこんなものじゃ埋まらない。
もっともっと…会うことができなかった分…もっと。
再び彼に会えた喜びと変わらずわたしを思ってくれていることを感じて、涙が零れる。
『泣くな』
無理無理。
嬉しくて嬉しくて嬉しくて、そして幸せで。
彼の身体の温もり、熱い吐息、蕩けてしまう口付け。
その何もかもが、わたしを熱くさせ、心を震わせる。
離れていた時を取り戻すかのように平穏な日常が流れる。
そう、いつまでも続きそうなくらい平穏な日々。
このまま、ずっとこのままで居られたなら…。
そんな願いは叶うはずもなく…。
今回の『わたし』は行動派です。
敗戦に次ぐ敗戦で江戸へ引きあげることになった新撰組にくっついて行ってる。
さらに甲府への進撃にも。
散り散りになる新撰組。
原田さんと永倉さんは別の隊を作り新撰組を去った。
近藤さんは掴まり、土方さんは蝦夷へと向かう。
わたしは斎藤さんと一緒に新撰組の名を掲げ会津に残った。
『新撰組』の名を与え、役割を与え、斎藤さんの居場所を与えた会津藩。
『自分の忠義は、誠は会津にある』 と。
ここには、会津藩のために共に闘う女性たちがいる。
今まで、男所帯の中、女一人で切り盛りしてきたけれど、仲間がいるという心強さがわたしを強くする。
戦況は悪化の一途を辿る。
あなたがどんなにわたしの心配をしようとも、そのためにどんなに酷い言葉を突きつけられようとも、わたしは、二度とあなたから離れない。
生きる時も、死ぬ時も一緒と心に決めているから。
山の中に逃げ込んだわたしたちに追手が迫る。
茂みの中に身を潜める。
わたしは足に怪我を負っていて、これ以上走るのは無理。
わたしを気遣ってくれる斎藤さんも無傷ではない。
追手が来るのが先か、味方が来るのが先か。。。
動けないわたしをその場に残し、後から来る味方に助けてもらうように言い置き、わたしの居る場所から敵を引き離すように先へ走る。
今回のラストトラック。
これは今までにあったような『救済トラック』ではないと感じている。
史実でも斎藤さんは生き延びているし、1対多数の戦いで酷く傷ついたことは確かだけれど、『死』という印象は受けなかった。
ここからはわたしの感じたことを組み上げた妄想。
敵を引きつけて走り去った斎藤さんが、いったいどうなっているのか。
後を追いたい。
けれど、動くことができない。
そこへ、味方が追い付いてきた。
彼らに声をかけ、一緒に斎藤さんの後を追う。
傷つき、とどめを刺される寸前の斎藤さんを救出。
そして、ラストトラックへ続いていく。
生きるときも、死ぬときも、ずっと一緒に。
それだけが、わたしの願い。
今作は、最初から最後まで泣き通しでした。
嬉しくて泣き、幸せで泣き、辛くて泣き、苦しくて泣き、心配で泣き、彼を失う恐怖で泣き、そして、啼かされた。
涙がヘッドホンに流れて行かないように、目の上にはティッシュを乗せて。
泣き過ぎて鼻も詰まるから、途中呼吸困難に陥りながら。(苦笑)
ここからはお願いとオネダリ(笑)
1年半前、勿忘草のサイトがオープンした時から、1作目を手にした時から思っていた。
『勿忘草のBGM集が欲しい』
ブロ友さんからも要望が上がってます。
聞いてるうちに色んなシーンが蘇ってきて、また泣いちゃうかもしれないけど。
それでも、この曲、欲しい。
そして、もう一つ。
これは他社さんの『華ノ幕末恋スル蝶』を聞いていて感じたことなのだけど、第三期ととして『維新側』のストーリーが聞きたい、ということ。
同じ出来事でも、立場が違えば感じ方・見え方は違ってくる。
この動乱の時代、反対側から見ていた維新側のメンバーはどうだったのか。
何を感じ、何を思い、何を目指して行動していたのか。
これを、勿忘草のテイストで聞いてみたい。
あ、でもそうなるとタイトルに『新撰組』はつけられないか。
うーーーーん、でもでも『勿忘草』って言葉は欲しいな。
って、私が悩んでも仕方のないことなので、丸投げしますが、是非是非御一考をお願いします!!

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