夜中、ちょうど台風の影響で雨が強まっていた、その時に・・・地震。

うちの辺りは震度3でした。

特に何かが落ちたわけじゃなく、
磁石の弱くなっているタンスの扉がふわりと開いていたので
3で正解なんだと・・・・思います。

『ヤンエロ』を聞いている最中に
ウエザ―ニューズアプリの緊急地震アラームがヘッドホンに鳴り響き・・・
予測震度は2だったけれど、到達予想時間の20秒も前から緩く揺れ始め・・・
カウント0と同時にガタガタと・・・
2よりは大きいなとは思ったものの・・・・

『ま、いいか』
って起き上りもせず・・・・
駄目よね~、ちゃんと起き上って対処しなくちゃね。(反省反省)




ということで、今日はこちらの感想を。


毎日恋をする

ヤンエロ ~愛するが故に2~

ボイスは柊三太さん。


それでは、いつものように、ネタばれは嫌だなって人や
こういうのって興味ないんだよねって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。


























さて、これは、あの方の裏名。

えーと、裏名では初めてですけど、表名では・・・何枚だろう?
2枚か3枚?持ってますね。

うん、この声・・・けっこう好き。
追いかけるほどで惚れこんではいないけど、
追っているシリーズの中に来たら、
「よしっ、キタっ!」って思うくらいには気に入ってます。

キス音もリップ音も、乱れる呼吸も、耳元で囁かれるのも、
少し怖いもの言いも好み。

ちょっとタイミングが合わなくて、『最高の快楽』は得られなかったけど、
それでも、前作ではせっかくのシーンがフェイドアウトされていて
(あららら・・・これじゃ、イケないわ)
って感じだったのが、見事に改善。
タイミングを計れば何とかなりそう。(爆)




初回版を買ったので、『ヤンデレにならなかった救済ルート』という
特別トラックが2つ入ってます。

前作のヤンエロ1ではこの救済ルートですら、
本当にこれで救済されたんだろうか?っていうものだったので、
今回は?と思っていたのだけど。

今回は、ちゃんと救済ルートになってます。
彼(レン)もちゃんと自分を取り戻し、わたしとの愛もきちんと育て、
彼の職業である『小説家』としても、さらに活躍の場を広げていく。
そして・・・・プロポーズ。





今回登場してくれた『レン』。
彼の職業は小説家。
わたしの職業は出版会社勤務。

そして、念願の編集の仕事ができるようになり、
しかも、レンが執筆している雑誌の担当になることができた。

ただ・・・担当は『彼』ではなくて、新人作家(男性)。


彼が壊れ始めた原因はここにある。

嫉妬。


普段、香水をつけていないわたしから香ってきた『ムスク』。
これは新人作家くんからの移り香。

(そいつと、香が移るほど近くに長時間いたのか!)


わたしが食べたいと言っていた3ヶ月待ちのケーキを手に入れてくれた。
でも、タイミング悪く、その日は新人作家くんと食事をしてきてしまった。

(遅れると言っていた理由はコレか。オレよりも優先することなのか!!)


彼の中に、『自分よりも優先するモノができてしまった』
という思いが生まれる。

自分の才能を見出してくれた最愛の彼女が、
『他の才能』に惹かれているのではないか。

そんな疑心暗鬼。


そして、一つの間違い。。。思い違い。

彼女が愛しているのは、『自分の書く小説』だと。

『小説家レン』なのだと。




この作品、『わたし』のセリフを彼が全部繰り返すという
不自然なセリフはありません。

彼の受け答えから、わたしがどういう言葉を発したのか、
どう反応したのかを推測することになります。

だから、『わたし』が彼に『愛してる』と・・・

『あなたが書く小説ではなくて、あなた自身を愛している』のだと・・・

ちゃんと伝えているのか、
ちゃんと伝える努力をしているのか、
そこら辺は分かりません。

伝えていても、病み始めた彼の耳には届いていなかったかもしれないし、
ちゃんと伝えていなかったのかもしれない。



いずれにしても、彼は『嫉妬』と『独占欲』とで周りが見えなくなっていく。

売れっ子の小説家としての地位を最大限に利用して、
わたしを自分の編集担当にしたり、
「書くために」ということで、会社公認で住み込みにしたり。

独占欲は日に日に過激になっていき、
わたしが、彼以外の人と接触することは禁じられる。

直接の対面はもちろんのこと、それが電話であったとしても。。。。

そうそう、服を引き裂かれるとかナイフで切られるっていうのは
ディアラバで慣れてるけど、
ハサミでチョキチョキは初体験。
これは、ちょっとドキドキでした。
最後のチョッキンで『はっ!』って声が出てしまうくらい。




徐々に壊れていく彼を見ているのが辛い。

怖くはない。

崩壊していく彼を止められない自分に歯がゆさを感じ、
わたしの言葉が届かない彼にもどかしさを感じる。

どうすれば・・・どう言えば・・・
彼の崩壊を止められるのか。


レンの書く小説だけが好きで、大切なんじゃない。

レン自身を愛していて、
レンが書いた小説だから、わたしの大切な特別なのだと。

どうすれば、伝えられるんだろう。
どう言えば、分かってもらえるんだろう。。。







これ・・・
なんだかとっても現実味がある感じがしました。

恋人同士になっているCDと

片想いの現実、という差はあれど・・・・。


彼の書く詩が大好き。
だけど、彼の詩だけを好きなのじゃなくて、
彼自身に惹かれているという現実世界。

少しでも彼の存在を感じたくて溺れている楽曲の世界。

それが、唯一彼を感じられるものだから。



ハッキリ『こうだ』と示されていない小さなことに一喜一憂して、
勝手に不安に絡め取られて囚われてしまう。

幸いなことに、不安に雁字搦めになって地の底まで落ちて行く前に
上昇する『なにか』が起こって、
不安や淋しさに潰されるという事態には陥っていないのだけど。


それでも・・・・・ジリジリと淋しさがすり寄ってきてる。

今にも襲いかかろうとしている不安感も・・・そこにある。



これを一気に払拭できるのは・・・・・彼だけ・・・・。









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