帰るころには雨が・・・

という、予報の通りに、みごと帰り道の途中で雨が降り出しました。

最初は少しの量の霧雨。

段々と霧雨の量が増えていく。

(霧雨かぁ。Farewell Songを思い出すな。ウォークマン流してくれないけど)


帰り道、通りに面しているのはお店がほとんどなんだけど、
一軒だけ民家がある。
そこの家の塀の上にカラス。
私が至近距離を歩いても逃げるどころか、
頭をくいっともたげて偉そうな態度で佇んでいる。

(カナデのカラスみたいwww)




さて、そんな今日、ディアラバの話でもセブンスの話でもなく、
こちらの感想を。


毎日恋をする

鳥籠ノ囚ワレ姫~黒騎士ノ章~

ボイスは森久保祥太郎さん。


では、いつものように、ネタばれは嫌いなんだよなって人や
こういうのって興味ないんだよなって人は
このまま回れ右してお帰りくださいね。























試聴の罠にはまって予定外に手に入れてしまったこの作品。

わたしは『聖皇国の巫女姫』。

教会に招かれて隣国である軍事大国に来たのだけど、
途中の街で馬車の調子が悪くなり、
そこで道に迷ってしまった。

(って、CDの中でも方向音痴なのか自分!)

黒騎士との出会いは、人ごみに押されて思いっきりぶつかってしまったこと。
この時、わたしは他の親切な人に聖堂まで案内してもらっている最中。

ところが、この親切だと思っていた人は悪い人で・・・・

黒騎士の機転で難を逃れ、彼に貨車からはぐれてしまったところまで
送ってもらうことになる。

彼の機転というのが『恋人のフリをすること』。
『ごめんな』
という、すっごく近い耳元での囁きと共に、キス。
唇の端ということのようだったけど・・・

感じたのは、耳だけどね!


わたしが誰なのか知らない彼が、
いろいろとアプローチをかけてくるのだけど、
このシーン好きだなぁ。



途中で食べた揚げ菓子・・・・
これに蜂蜜酒漬けの果実が入ってて、わたし酔っ払っちゃった。
歩いている途中で眠っちゃった。

(って、そんなに大量に入ってたのか?それともわたしが軟弱なのか?)



目覚めると、そこは黒騎士の彼の屋敷。

ここで、わたしの名を告げる。

わたしのすぐ側で囁いていた彼が、
わたしから離れて跪く。。。
言葉遣いも親しい人に話しかけるようなものから、敬語へと変わる。

(・・・その変化が・・・寂しい)



黒騎士は眼帯をしている。
片目の視力が傷のためにないのだという。
しかも、その傷の理由というのが・・・半分血の繋がった兄に切られたものだと。
年の離れた腹違いの兄。
その兄に裏切られたという過去。
彼はそのために人を、愛を信じることができない。

『永遠の愛などない』

『簡単に消えてしまう愛情なら、最初から願うだけ無駄なこと』


私もそう思っていたから・・・・
黒騎士ほどの不信感ではないにしても・・・・・



聖堂の中に軟禁されていたわたしを助け出してくれた黒騎士。

ここで、告白を受ける。

『必ず迎えに行くから待っていてください』

と・・・・


巫女姫であるわたしを妻として迎えるために、
彼は公爵という立場を手に入れた。


最後のトラックは、甘やかなキスや戯れの多用されたものになっている。

これを聞いて分かった。

祥ちゃんのリップ音よりも、合間に聞こえる吐息が好きなんだ。
耳元の囁きにドキドキするんだ。





囚われ聖堂の一室に閉じ込められるという状況になったけれど、
怖い思いも、痛い思いもしない。

というか、あっという間に助け出されてるしね。

この作品はとてもとても甘い甘い作品。

とてもとても優しい愛が流れてくる作品。


こういう甘くて優しいものって、久しぶりに聞いたな。


ところが、私・・・・・満足できてない。

どうしてだろう?


どうして?なんて深く考える間もなく答えはすぐ出た。

あれだけキスをたくさんされても、激しく求愛されても、
『わたし』は姫君。
こういうことには慣れてない。
先にたつのは『恥じらい』の気持ちなんだもの。

私は、甘くて優しい愛情ではなくて、
自分が壊れてしまうくらいの激しく苦しい愛情を求めているんだ。



私は・・・
私を壊してしまうくらいの激しい思いに雁字搦めにされたいんだ。
狂ってしまうほどの激しい愛情を感じたいんだ。


自分の心の殻が壊れ始める前だったら、
この作品の持つ甘やかな優しさが必要だったんだろうな。



そして、こうも思った。

作中のヒロインであるわたしが死ぬ作品に拒否反応が出るのなら、
最初からハッピーエンドしかあり得ない、こういう作品を聞けばいいのに、と。




CD感想を書くという時には、
作品の温度を忘れないために、その他のものは聞かないようにしている。
(できるだけ)

だけど、昨夜は・・・・・

どうにもこうにも眠れない。


ということで、ルキにお世話になりました。

逃げ場のないところへ容赦なく追い詰める、ルキ。

身も心も追い詰められて、恥じらいなんてものは遠くに去り、
快感に翻弄される。


さあ、コレで熟睡だ。(笑)








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