さて、今日は気を取り直して先月の29日に観てきた『リザードマン』の話を。
劇団ヘロヘロQカムパニーの第28回公演。
劇場は新宿のスペース・ゼロ。
スペース・ゼロは去年9月の森久保さんの舞台を観に行った場所。
ということで、迷子にならずに着けるはず・・・・・。
へロQさんの舞台は『長い』ってのが基本なのかな?
前回観に行った『獄門島』も長かったけど、今回の『リザードマン』も2時間半(予定)。
先に食べておかないと、絶対にお腹が鳴る!ってことで、
息子と早めに待ち合わせして、現地近くのサイゼリアで食事。
この時、不思議なことに去年行った時と同じ席に案内された。
隣の席に座った2人連れ。
何となくこの人たちもリザードマンを観に来た人っぽい。
(帰る時に見かけたw合ってたww)
演出上の関係で、開演時間間近の入場はできないというので
開場時間に着くようにサイゼをあとにした。
29日が初日。
だからなのかな、入場が始まってる時間のはずなんだけど、
『しばらくお待ちください』
という、スタッフさんの声。
じゃあ、今のうちに・・・・。
ってことで、スタッフさんにお手紙を託し、パンフレットを買いに行く。
今回も写真集のような、作品のイメージに合わせた写真が並ぶ。
今回は、関さんとへロQ立ち上げの時から共に頑張ってきた『相棒』の
長沢美樹さんの作・演出。
原作があるわけではなく、彼女のオリジナル作品。
近未来を舞台にしたSFアクション。
いや~、本当にアクションでした。
へロQさんの舞台は、まだ2回しか観たことがないから、
これが傾向なのかどうか分からないけれど、
舞台セットに高さがある。
前回の獄門島も、こっちが冷や冷やするくらいの高さで
しかも歌舞伎の舞台ということでセット自体がぐるぐる回る。
今回はさすがに回ることはないけれど、
舞台平面と中央に幅の広い広い階段で5,6段くらいかな。
上手にはそこからさらに階段で(客席からは見えないけど)高い部分が。
この高さ、役者さんたちの身長の2倍はある。
そこの上でもアクションシーンがあったりするものだから
ドキドキ、冷や冷や。
さて、私たちの席は12列の2番と3番。
舞台上の高さでいけば、中央の5,6段の階段状のスペース(結構広い)に
人が立ったときにちょうど目線の高さになるくらい。
通路も舞台の一部として使うというのもへロQさんの特徴なのかな?
5列目と6列目の間が広い通路になっているので、
この通路と舞台まで続く縦通路も使っていく。
開演間際に入場できない理由はコレでした。
警報音とランプの点滅から始まったお芝居。
この通路の部分を役者たちが走り抜ける。
あらすじをざっと書くと、
とある研究所が『戦闘用ヒューマノイド』に襲われる。
黒幕はこの研究所の博士の元同僚の成瀬。
(成瀬が置鮎さん、Wキャストで石田彰さん)
この研究所では、過去に病気治療の究極の解決法としての
研究がなされていた。
蠍などの人間外の遺伝子と組み合わせるもの。
アンドロイドに人間の脳を移すもの。
この研究所に潜入していた捜査官(関さん)の助けで
実験体になっていた子供たちと蠍の遺伝子を組み込まれた藤堂裕希は脱出。
『ノーグ』と名付けられた地下組織(表向きはバーかな?)で
育てられた。
この子供たちもいろいろな生物の遺伝子と組み合わされているので
特殊能力を持っている。
ただし、藤堂裕希が完全体なのに対して、他の子供たちは不安定。
成瀬が拡散をしようとしている『B.B.ウイルス』。
殺人ウイルス。
このウイルスの対抗薬『ガウの奇跡』を作ったのが最初に襲われた研究所。
成瀬率いるヒューマノイド軍団とノーグのみんなの戦い。
ヒューマノイド部隊の上位には人工知能だけでなく、
他の生物の遺伝子が融合されている。
JP2~JP6がいるのだけど、その中でJP5。
このJP5って・・・・・・・吸血鬼だ!
いや、何の生物の遺伝子を使うと吸血鬼になるのかは・・・分からないけど(笑)
(まさか・・・蚊?)
とりあえず、このちょっと・・・いや、かなりナルシストな吸血鬼JP5が
出てくるたびに、ついつい顔がニヤニヤと・・・・・(爆)
(こんなところで吸血鬼好きを発揮してどうするw)
病気治療用として開発されていたアンドロイドには
藤堂の姉である葵の脳が移されている。
これがJP1。(長沢さん)
感情(AI)機能は外してあるから、無表情で命令に忠実な・・・はず。
葵に横恋慕していたのは成瀬。
歪んだ愛を抱いていて、アンドロイドになったJP1(葵)を溺愛している。
相手がアンドロイドだっていっても・・・・・愛を囁いたら・・・嫉妬するぞ!
髪を撫で・・・抱き寄せ・・・・
あぁ~もう!!!!(爆)
感情を持っていないはずのJP1が感情を取り戻したのは、
成瀬の企みを阻止しようと戦っている自分の弟である藤堂裕希と
自分の死の間際に産み落とした愛娘の水希が戦っているから。
ノーグ側の人たちと、JPシリーズのヒューマノイドの戦いのシーン。
このアクションが凄い。
ここまで激しいアクションの舞台って観たの初めて。
みんな凄くかっこいい。
役者さんたちのプロフを見てみると、
凄いアクションをしている人たちって舞台メインだったり
アクション系のドラマや映画に出演したりしてる。
なるほど!
カーテンコールの時、ビックリするほど舞台上に人がギッシリ。
へロQの役者さんたち総出演?
ってな感じだったけど。
ストーリーが現在と過去のエピソードを行ったり来たりってところが
これって・・・・・・過去のことだよね?
って瞬間に判断つかないところがあったりもしたけれど。
成瀬(置鮎さん)の衣装で見分けたりwww
過去は普通に白衣で、現在は白衣っぽいけど前がファスナーかな?
全面留まってる。
さあ、次回公演は2014年3月。
新宿シアターサンモール。
ここは行ったことないな。
どこだ??
しばらく先だし、タイトルも未定。
どんなものが来るのか。
今からとっても楽しみだ。

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