16日に見てきたこちらの舞台。


毎日恋をする

Liebe~心を側に~

仲良くしてもらっている野々宮楓さんが出演すると言うので
行ってきたのが先週、16日土曜日。

東京公演のあとで、別府でも公演があるというので、
今回の感想は舞台構成にも踏み込まないと書けないなってことで
しばし封印してました。

きっと、無事に終了しただろうということで・・・感想解禁といきましょう。


さあ、この舞台、1度しか見てませんから、
私の中で一度消化されたものになってます。
なので、実際のものと違ってる部分があるかもってことをご容赦いただきたい。



森鴎外の『舞姫』をモチーフにしている、この舞台。

面白い作りをしています。

現代と、森鴎外が成長している娘たちといる世界、
それに、小説『舞姫』の世界。

現代では、『舞姫』に傾倒しドイツに憧れを抱いた男子高校生を軸に。

森鴎外の世界では、森鴎外が舞姫を読み返し、あの頃を思い。

舞姫の世界では、小説を視覚化する。

この3つの世界が織り重なって進んでいく。



根底に流れるのは、

自分の人生をどう生きていくのか

ということ。



小説舞姫の時代には、
自分の意志で、自分の思う通りに自分の人生を進んでいくのは至難の業。
家柄のしがらみがある。
『この階級の家に生まれたら、こういうような道が用意される』
といったような、生まれによる道筋がある。




真実の森鴎外の人生において、
自身の体験をもとに書かれたとされる『舞姫』の内容が
どこまで現実のものなのかは分からない。

ただ、ドイツ人の女性と恋をした・・・叶わぬ恋をした・・・のは事実なのだろう。

小説のように彼らの間に子供が生まれたのかは分からない。
が、彼女の名前からつけたのではないかと思われる鴎外の子供たちがいる。
叶わぬ恋だったからこそ・・・
悲恋だったからこそ・・・
『美しい思い出』としていつまでも心に残っていたのか。

いや、実際にドイツから鴎外を訪ねてきたという話も残っているから
美しい思い出だけではないかもしれないけど。



じゃあ、今は・・・。
現代はどうなんだろう。

現代はいろいろな選択の自由がある。

家柄でなんとなくルートが決まってしまっている人もいる。

でも、そこから本気で抜け出そうとすれば、
自分の人生を自由に選ぶことだってできるはず。

もちろん、親や周りの環境で決まっているレールを選ぶ自由もある。


小説のように、豊太郎とエリスが出会ったときのように、
見知らぬ土地で偶然出会う人と一生をかける愛を紡げるかもしれない。

なんて、ロマンティックな考え。





偶然・・・

魔法のように感じる言葉。


『自分の進む道は偶然決まる』

『偶然一生愛し合える人と出会える』


でも、知って欲しいことがある。

偶然という現象が起きるのは、自分が行動するからなのだと。


人生でやりたいこと、やりたい仕事のこと、恋愛のこと。

どれでも同じ。


待っているだけでは何も変わらない。

どうしても手に入れたいものならば。

どうしても手に入れたい仕事ならば。

どうしても手に入れたい人ならば。

ただただ偶然が起きるのを待つのではなくて、
こうなるのが必然なのだとなるように、自分から行動して欲しい。




偶然を引き寄せるのも、

必然を引き寄せるのも、

全ては自分が思い、行動を起こすからに他ならない。




思っているだけでは何も始まらないのだから。












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