今日は東京では雪が降ったようですね。

東京よりも北に位置するとーこ地方ですが、
今回もここら辺は雨でした。
しかも、昼過ぎにはあがってるという。

アメダスなどで雲の流れや上空の気温図などを見ると納得なんだけど、
うちの辺りって地平線に山が見えないくらいの平野のど真ん中。
雪雲とかって山から下りてくる感じなのかしら。
だから、この辺りはあまり雪が降らないのかもしれない。




なんていう今日、2月19日は、うちの息子の21回目の誕生日。

うちの息子、実際に会った人なら分かると思うけど・・・

戸籍上の性別は『女』。

いや、実際に身体も女のままだけど、心は男。

正式に診断されたわけではないから、『たぶん』がつくのだけど、

性同一性障害だと思われる。

本人からカミングアウトを受けたのは大学1年になった春。

女の身体であることに違和感を持ち、女扱いされることに苛立ちを感じ、
恋愛対象は女性である、と。

正直なところ、『あぁ、やっぱりね』っていうのが最初に思ったこと。


幼稚園までは髪の毛も長くて、ふわふわのスカートなんて穿いてた。
もっともこれは、私の趣味と姉のお下がりという結果なんだけど。

小さいながらも自我が確立してきた小学2年生。
このころから、スカートを穿かなくなってきた。
気がつけば、スカートが1枚もないという状況になったのは4年生の時。

おもちゃも、姉が遊んでいた人形たちには目もくれず、
ひたすら、ブロック、積み木、パズル、ゲーム。。。
男の子の兄弟のいる友達のところに遊びに行っては
ミニカーやプラレールで遊ぶ。
友達はお人形で遊んでるのにwww


そして、友達に息子の話しをしているときに、ふと思ったことがある。

娘が生まれる前にも、息子が生まれる前にも、1回ずつ流産している。

あまりにも小さいときで性別も分からなかったけれど、
生まれることができなかった子たちは男の子だったのではないかと感じている。

男の子は女の子よりも身体が弱いと言われる。

男の子として生まれるには弱過ぎるから、
女の子として、生まれることができなかった男の子の魂も一緒に、
あるいはその魂のまま生まれてきたのではないか。

ふと閃いた、そんな考え。
それが、真実のような気がしてる。


そして、この子も生まれる時に命の危機を経験してる。

8ヶ月くらいからずっと逆子だった息子。
逆子体操しても、おじいちゃん先生にお腹の上からマッサージしてもらってもダメ。
お尻を下にしてV字型のまま。
頑として動きやしない。

この個人病院はできるだけ自然分娩でという方針のところ。
いざという時には緊急手術するという。

普通の分娩の時のようにいきんでしまうと首が絞まってしまうというので
いきまない出産。
自然に降りてくるのを待つということで、ものすごく時間がかかった。
(2人目だというのに10時間も!)
お尻が出たところで、引っ張りだすと言う。

ところが・・・
生まれて・・・・・・・・泣かない。。。

おかしい、泣き声が聞こえない。

吸引するゴーゴーという機械音。

その機械音が止まっても、声は聞こえない。

私の場所からは死角になっているので何がどうなっているのか見えない。


(どうして泣かないの? 息をして!)


そう念じた途端に泣き声がした。


この辺りのことは、立ち合ってくれていた母が見ていた。

へその緒が首に巻きついていたのだと。
顔色は土気色で、ぐったりとしていて。。。
ダメだった、と思ったと。。

ここからは人の影になってよく見えなかったらしいのだけど、
吸引が終わった後、背中を叩いたのか、心肺蘇生をしたのか・・・
とりあえず、それで息をして泣きだしたようだ。


あれから21年。

特に大きな怪我も病気もなく、
精神的にも安定し病むことなく、
自分の人生を自分で切り開くということもし初めて、
ありがたいことに色んな人に可愛がられている。


何歳になっても私の子供であることには変わりないけれど、
私の『子育て』という任務は終わったかな。


何かあっても100%の愛情で包まれる場所がここにある。


それを安心材料にして、思う存分、自分の人生を楽しんでおくれ。








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