20日の木曜日に行ってきた舞台のお話の続き。

と、補足。


見てきた舞台は、ヘロヘロQカムパニーの『獄門島』。

舞台の最中にお腹が鳴っても何だし・・・ということで、
ちょっと早めに現地に行って、晩ご飯を。

どうしてこのお店で食べることになったのかは・・・
2個前の記事を読んでもらうことにして・・・。



食べたのは『よしむら』というお蕎麦屋さん。

毎日恋をする

私は大和芋、息子は辛味大根。
つゆはちょっと味濃いかなって思ったけど、
大和芋が汁に絡んでくるとちょうど良くなって・・・
凄いな、これも計算のうちか!

中央奥にもやっと写っているのがお蕎麦を揚げたもの。

お通しですって出てきたけど、
料金加算されてないから、これってサービス。
で、パリポリで凄く美味しかった。
お茶はそば茶。



ここで、温まって、お腹も満たし、時間も潰し、
さて、移動だ。



今回は先にパンフレットを手に入れておくことにした。
9月のミュージカルの時みたいに売り切れなんてなったら・・・泣いちゃうもん。


毎日恋をする

右がパンフレットで、左は座席に置いてあったリーフレット。
(中には他の関連劇団等のお知らせ)

このパンフレット、写真集みたい。

それぞれの役の衣装で、それぞれの役にあったシーンで撮影されている。

あまりにも有名なこの原作、パンフレット内であらすじが語られることはない。

人物相関図はあったけどね。


私は原作は読んだことないんだけど、
ドラマや映画は何度も見たことがある。



物語の始まりは戦争中。
置鮎龍太郎さん演じる鬼頭千万太と関智一さん演じる金田一耕介が
出会うシーンから始まる。

きゃ~いきなり初っ端からきたわよ~
置鮎さん❤
この役のためにバッサリ切ったという短い髪も似合ってる。


さて、盗みの嫌疑をかけられてしまった千万太を
金田一が真犯人を指摘することで救うというエピソードが描かれる。
このことが切っ掛けになってすっかり意気投合し親友になったのだが、
帰国の途中、船の中で千万太は亡くなってしまう。
千万太を看取ったのが金田一。
この時に、いわば遺言として頼まれたことで『獄門島』へ乗り込むことになる。



さて、ここで舞台セットの話しを少し。

この前進座劇場、私は初めて足を踏み入れた・・・というか初めて知ったのだけど
歌舞伎の若手俳優たちが『新しいものを』ということで
立ち上げた劇団、その活動拠点、ということらしい。

建物の老朽化に伴い、来年お正月の公演が最後になってしまうようだが。。。

『歌舞伎』だからなのだろうか。
舞台の奥側が回転するようになってる。

確かにTwitterで『今回もよく回ってます』というツイートがあったように、
本当に右へ左へぐるぐる回る。(笑)

そして、この回る部分に身長よりも高い場があるセットが組んである。
通り抜けられるようになっていたり、階段も各面にある。

止まる角度によって、このセットが鬼頭家の部屋になり、
寺になり、天狗の鼻と呼ばれる断崖絶壁になり、祠のあるつづら折れの道になり、
港にもなる。

このセット、人が上に乗っている時でも、階段の上り下りの時でも回る。

場面転換がとてもスムースで、劇場の特性をよく生かしたセットだと
感嘆しながら観ていた・・・・・・のだけど。

自分の運動神経と比べちゃいけないってわかっているけど
背よりも高くてそんなに幅があるように見えない上の部分を走ったり、
けっこうな段差の階段(しかも動いてる時でも)を駆け下りたりしてる。

実は、私は階段が苦手。
子供の頃はよく階段で転んでた。(上る時も下りる時も)
中学の時も高校の時も学校の階段から幾度か落ちてた。
集金を始めてすぐの頃、集金先の団地の階段でこけてかなり酷い捻挫をした。
今でも集金先の階段、家の階段、駅の階段には冷や冷やしながら臨んでる。

っていうのがあるから、
『他の人は大丈夫なんだよ』って頭では分かっているのに、冷や冷やしちゃう。(笑)

そんなこんなでドキドキしながら階段の上り下りを見ていたわけだけど、
このセットの使い方、ホントに上手い。

途中、座席内の通路も舞台の一部になる。

12列目とちょっと後ろのほうだったのだけど、通路からは4人目。
関さん始め他数人の方は間近で見れたんだけど・・・・・・。
残念ながら置鮎さんは遠い・・・・・。(涙)



会話では語りつくせない心の声とナレーションになるような部分。
これは、関さんが・・・金田一が語る。
台詞と語りの部分の切り替えも絶妙。

連続殺人事件という題材だけど、爆笑したり、クスッと笑ったりするシーンが
随所に散りばめられている。

うん、この緩急の付け方、凄くいい。



娘が出演するからと見ていた舞台は小さい劇場ばかりだったので
マイクは無し。
ブロ友さんの舞台も小劇場なのでマイクは無し。
9月に見に行ったミュージカル、劇場の大きさは前進座より少し大きいかな。
ミュージカルだからなのかマイク有りだった。
でも、確か、もうずいぶん前に観に行った大劇場の舞台って
マイク使ってなかったような・・・・・。

そして、今回。
もちろんマイク無し。

考えてみたら、今年何度も足を運んだライブやイベントにミュージカル。
そのどれもがマイクを通しての声しか聞けていないってことに気がついた。

七色の声を持つという関さんの生声。

昔からずっと好きな置鮎さんの生声。

うん、やっぱり好きだわ~



謎解きのシーン。
どういう風にするのかなと思っていたら、
舞台上で(隅の方で)回想という形で演じる。
(冒頭に集中してるよという置鮎さんのツイートの通りに回想シーンでも少し)
回想に関わる人物だけど、ここにいない人物の台詞は関さんが演じる。

うん、この辺の作り方も面白い。
それに全く違和感がない。
違和感がないということは、それだけきちんと演じ分けができているということ。
姿は金田一でも別人になる。
うん、さすがだね。

劇団のファンクラブがあるのも頷ける。
レベルが高い。

お目当ての置鮎さんの出番は少なめだったけど、
2時間50分という長丁場ということを感じさせないテンポの良い進み方で
飽きさせることなく、グイグイ引っ張っていく。

また観に行きたい、と感じるお芝居と役者さん達だったな。








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