さて、お待たせいたしました。

検索ワードでも感想を求めるものがいくつかあったのですが、
ちょっと落とし所に戸惑いまして・・・

でも、ようやく『こういうことかな?』っていうところが見えてきたので。


ということで、今日はこのシチュエーションCDの感想を。


毎日恋をする

新撰組黙秘録勿忘草第四巻 藤堂平助

ボイスは下野紘さん。


いつものように、ネタばれは嫌なのって人や、シチュCDに興味ないって人は
このまま回れ右してお帰りください。

ま、今回はネタばれになるようなことはあまり書いてませんけど。














今回で4作目。
とってもとっても良い作品なんですが、
前回までの3作品はキス位置が正面でなければいけないのに
耳元で聞こえて、頭の中で位置関係が混乱してしまって
意識が現実に戻るといった経緯がありました。

2作品目の感想を書き終えた後で、
いわば『直訴』という形でTwitterを飛ばし

そして、なんと!

今回、キス位置が正しくなりました!


やはり、こうじゃなければ。

ダミーヘッドマイクという聞こえてくる音情報で、
いわば脳みそを騙すという感じで、語り手の位置を疑似体験する。

もちろん、通常録音でもこれと同様の効果を出せる。
技術的なことはわからないから、
ダミーヘッドで録音するのと、通常録音してから位置操作するのと
どちらが大変だとか、手間がかかるとか、コストがかかるとか
っていうのは分からない。

でも、唇へのキスは真正面から聞こえてこないとキスじゃない。



4作目にして、唇のキスは真正面から聞こえてきて
脳内で混乱をすることもなく、CD世界の中にどっぷり入ることができました。

あぁ、惜しいのはこれが1作目からだったら・・・ってこと。

いや!
今からでも遅くない。(遅いだろうけど爆)

もし、
もしも・・・
1作目の斎藤さん、2作目の沖田さん、3作目の近藤さんが
この正しい位置でのキスに修正するとなったら・・・
修正版が発売されるとなったら・・・


絶対に買う!!



それほどまでに、この作品が好き。


さあ、この4作目はどうだろう。

藤堂平助。
歴史に疎く、実在の新撰組の藤堂さんも、
薄桜鬼の新撰組の藤堂さんも、よく知らない。

ってか、名前も聞いたことありませんでした。

今後、彼がどう生き、どう死ぬのか。
死の時期はいつだったのか、どういう死に様だったのか。



この作品の中で、池田屋事件の時に額を切りつけられて
かなりの重傷を負ったらしい。
(薄桜鬼でもこういう話があったので実際のことなんでしょうか)

この時の傷はかなり深手だったようで、
死の淵まで行ってきたようですね。

自分の生まれのこと(妾腹)、死の深淵を見てきたこと、
新撰組に新しく人が入ることで起きる考えの違い・・・
目指すものの・・・微妙なズレ。

こういうようなシリアスな・・・暗い部分と
たぶん本来持っている明るい気性。

この二面性が複雑に絡み合っている。


聞いていて、どうにもこうにもスッキリと落としどころがないというか
どう掴んでいいのか分からないと感じたのは、
この両面のギャップが違和感となっていたから。

そして、この違和感を受け止めることができなかった。

私には、彼の理想・思念・熱情を受け止め愛すことができなかった。

こんなに複雑な人は・・・私の手に余る。


もちろん、作中の『わたし』は彼を受け止め愛す。

『私』の心と『わたし』の心のギャップ。



初対面の場面からいきなりキスシーン。

心の波立ちをそのまま表したかのような激しいキス。

必死にわたしを求めてくるキス。

呼吸ができないほどの情熱的なキスの嵐。


確かに、ゾクッとしたり、ドキッとしたりはするけれど、
心の奥底から湧きあがるような感情は・・・ない。

こんなに美味しいシチュエーションなのに・・・。


これは、私が「わたし」に同化できなかったから。


ようするに、平助くんは私のタイプではないってことだわね。(苦笑)


あぁ、せっかくキス位置が正しくなってるというのに・・・



なんて・・・




なんて・・・・・・






なんて・・・・・・・・・










もったいないんだ、自分!!









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