さ、お待たせいたしました。
今日はこちらのCDの感想。

左側
『彼氏以外4~元彼との過ち~』
ボイスは三木眞一郎さん
がっつりネタばれでいきますので、
内容は知りたくないのって人や、興味ないんだよねって人は
このままずーーーっと下までいってペタだけしてお帰りくださいね。
今までの3作同様、『わたし』のセリフを繰り返すことはありません。
彼の言葉と行動から想像する形式です。
彼は美容師。
雇われ店長。
『わたし』は結婚してる。
『わたし』と彼とは、私の結婚前からの関係。
どういう事情があったんだろう。
『わたし』の家の事情で決められてしまった結婚。
だけど、わたしはずっとずっと彼のことが・・・好き。
始まりは、彼の勤める美容室。
わたしの髪の毛を切るのは、彼・・・だけ。
そして、彼と二人きりで会えるのは彼の休みの火曜日だけ。
会う場所は、いつも彼の部屋。
だけど、彼の部屋の合鍵はもらってない。
だって・・・彼には読者モデルをしている可愛い彼女がいる・・・。
いくら家のためだったからといっても、わたしは結婚してるし・・・。
普通に考えれば・・・この関係は不倫。
ううん、考えなくたってそうだよね。
いくら家のための結婚だったとはいえ、
決して上手くいってるという夫婦関係とは言えなくても。
後ろめたい気持ちがないわけじゃない。
だけど・・・
だけど・・・・・・
夜中に彼から電話をもらって、『声が聞きたかった』って言われて・・・
それがすごく嬉しい。
イレギュラーで彼の美容室に行くことはあっても、
彼と会えるのは週に1度だけだから。
火曜日。
いつものように彼の部屋へ行き、抱きしめられる。
「やっと触れられる」
そして、キス。
わたしと過ごすこの時間が一番好きだと言ってくれる。
幾度も繰り返される、熱いキス。
だけど、夕方には帰らないといけない。
彼の腕の中以外に『帰っていく』という現状。
自分が壊れてしまいそう。
月曜の夜。
わたしの亭主は出張で留守。
だから、彼の部屋に泊まりに行く。
彼のために料理を作ったのって・・・いつ以来なんだろう。
夜中・・・彼の電話が鳴る。
相手は・・・ロンドンに行っている彼女のようだ。
真夜中、寝ているときに電話なのに、彼って優しいんだ。
『寝てたけど平気だよ』ってちゃんと会話してるの。
お互いのパートナーの話しなんて聞きたくない。
話したくない。
だけど、気になる。
どんな人なのか・・・聞きたい。
聞いたら、心がもやもやするって分かってるのに・・・。
彼に、亭主のことを聞かれるのも・・・・・・。
話したくない。
亭主のことなんか、話題に出してほしくない。
翌日、彼の実家から電話があって、お父さんが倒れたって。
すぐに実家に帰らなくちゃ。
かなり動揺していた彼だけど、
翌日戻ってきていた彼はいつもの落ち着きを取り戻してた。
彼が心配だったから、夜になって彼に会いに行ってみた。
実家の家業(リンゴ農家)を継ぐべきか、
このまま自分の好きな仕事(美容師)を続けるべきか。
とっても悩んでる。
そんな話を聞いているときに・・・彼の携帯に着信。
彼女から・・・だよね。
電話に出ようとしない彼だったけど、別れようと思うという彼だけど・・・
このまま何も話さないで済ませるわけにはいかない問題でしょ。
再びかかってきた電話に出る。
彼女との電話を隣で聞くという、なんて言えばいいのかな。
居心地が悪い。
罪悪感が頭をもたげる。
ずっと、わたしのことが一番好きだったと言ってくれる。
今までも・・・
今も・・・
翌火曜日。
再び彼の家を訪れる。
彼女と別れると告げられた。
彼女のことが好きだったと・・・
なんかね、すごく複雑なの。
彼女のことを彼が誉めるたびに・・・
「頑張り屋の良い子なんだ」って誉めるたびに・・・
読者モデルとして頑張っている彼女を田舎に連れていくわけにはいかないと・・・
自分にはもったいない彼女だったと・・・
好きだったよ・・・・と・・・・・・
心がチクンとする。
彼女と別れる・・・それってわたしを選んだってことなの?
・・・それとも。。。。。。。
次の週の水曜日。
彼から電話がある。
昨日、ちゃんと彼女と別れてきたと。
そして、実家に戻って家業を継ぐことに決めたと。
だから・・・わたしとも別れる、と。。。。
離れたくない。
大好きなの。
わたしのことを好きなら・・・ホントに好きなんだったら・・・
そんな悲しいこと言わないで。
直接会うと、離れたくなくなるから・・・もう会えないって。
『おれも、大好き・・・・・・だった』
過去形で言わないで。
わたしの結婚を壊しちゃいけないっていう彼の優しさなんだろうけど。
『あの頃みたいに若くない』
という彼。
そうよ、あの頃みたいに若くない。
だから、だからこそ、わたしを攫って行って欲しかった。
家の事情なんて、若かったころにはどうしようもできなかったけど、
今なら・・・今だったら・・・・・・。
実際に、上手くいっていない結婚生活を経験していたからか、
三木さんの演技力が素晴らしいからか、
作中の『わたし』とのシンクロ率が高かった。
本当に自分が別れを告げられたかのように、
号泣してしまいました。
こうやって感想を書いている今も・・・涙が滲んできます。
切なくて切なくて、苦しくて苦しくて。
こんなに好きなのに、こんなに愛してるのに。
お互いに同じ気持ちだってわかってるのに。
そして、半年後。
彼からリンゴが送られてきた。
アフターライフといった感じでどのくらい後のことなのかな。。。
キャストトークの後のトラックに入っている。
再び、会えるようになった二人。
『亭主のいない家で』
彼と会う。
わたしの結婚生活は上手くいっていないようだ。
そりゃそうでしょう。
わたしの心は亭主ではなく、彼に向っているのだから。
別居・・・しているのか?
半別居という感じなのか?
時々、彼にはお見合いの話しが舞い込むようだ。
わたしも離婚したいがなかなか思うように進められないみたい。
結婚してるから幸せなんじゃない。
幸せを感じられない結婚は、離婚した方が幸せなんだよ。
この作品の『音』、とっても自然なんです。
衣擦れも、歩く音も(もう少し早く歩くと思うけどね)、カップなどを置く音も。
わたしのセリフを繰り返さないところも、自然。
普通、二人で話していて、相手の言うことをリピートなんてしないですからね。
それでも、その後の彼のセリフ、反応を見れば、
わたしがどんなことを言ったのかがだいたい分かる。
彼女との電話の部分もそう。
実際に、隣で聞いているわたしは電話の向こうの声は聞こえないわけだから
彼の返事でどんな内容なのか考える。
ホントに彼の電話に聞き耳を立ててるような感覚でした(笑)。
聞こえてくるはずがないのに、
彼女の声が聞こえてこないかと思わず耳を澄ましてしまったり。
彼氏以外、今までの1~3の中では1の同僚との過ちが一番好きだった。
だけど、順位が入れ替わりました。
今回の4~元彼との過ちが一番好き。
やっぱり、感動できるっていうのが自分の中でポイント高いですね。
聞き手である私を本気で泣かせてしまうほどのシナリオと演技力。
さあ、今晩は画像の右にあった『お兄ちゃんとおやすみ』を聞く予定。
で、感想を明日書く予定なんだけど・・・
これって、寝かしつけてくれるCDだから・・・
最後まで聞けないかも・・・・・
明日の記事が別物になっていたら、
『あ~あ、とーこったらCDの策略に負けたな』
って、思ってください。

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