昨日届いた、こちらのCD。
LOVERS ONLY3
ボイスは緑川光さん。
今日はこの感想を・・・
ガッツリネタばれしていきますので、まっさらな状態でCDを聞きたい人は
このまま、ずーーっと下がってペタしてお帰り下さいね。
3作目であるこの作品。
今までの中で一番好きです。
1,2作目は、男性向け官能小説の朗読+リップ音という感じ。
この3作目も同じはずなのに・・・・・違う。
行為の、心情の吐露という感じか。
どういう風に感想を書こうかと・・・悩んだのは瞬間のこと。
書き始めたら、私は『わたし』と同一化してしまいました。
シンクロ率が異常に高かったから。
じゃあ、以前makotoさんが書いたように、『わたし』視点で書いてしまおう。
ってことで、makotoさん。
手法、お借りしますwww
緑川さん演じる利根川さん。
ピアニストであり、映画やドラマなどの音楽を作るなどの売れっ子。
ジャケットのイラストの通り、
ルックスもいいということで芸能リポーターの注目の的でもある。
聞き手である『わたし』。
わたしは、彼が芸大に在学中のライブに行ってから、ずーっとファン。
一時期は・・・そうね、彼が在学中の間だけど・・・
彼の仲間と、わたしと、わたしの友達の5人で仲良くしてもらったという
夢のような時期があったっけ。
だけど・・・
やはり、夢。。。
わたしがどんなに恋焦がれていても・・・彼は・・・わたしとは住む世界の違う人。
わたしは・・・ただのファンに過ぎない。
大勢いるファンの中の・・・一人に過ぎない。
遠くから見守ることしかできない。
だから、わたしには分かる。
ずっと見てきたから分かる。
彼が苦しんでいることが。
自分がやりたいことをできないもどかしさが。
そんなある日。
思いがけず、ホテルのバーで彼を見かけた。
彼も私に気付いたようだ。
彼の視線に捉えられた時、彼に話しかけたいという衝動を抑えられなくなった。
同僚たちに断りを入れ、彼の元へ行く。
一気に学生時代に戻る。
仲良くしてもらっていた、あの時。
恋しくて恋しくて仕方のなかった、あの時。
彼が好きな音楽について熱く語っているのをそばで聞いていた、あの時。
わたしは気付いていたよ。
あなたがものすごく酔っていることを。
・・・酔っているから、昔知っている顔を見つけて話してくれているのだと・・・
・・・・・・そう思った。。。。。
ホテルの部屋で介抱しながら、自分の弱みをさらけ出してくれる姿が・・・
嬉しかった。
酔っているからだと分かっていても・・・今、わたしにさらしてくれる弱い姿が・・・
嬉しかった。
こどものように泣きじゃくる彼を目の前にしたら・・・
わたしは・・・わたしには・・・
わたしの彼を想う気持ちで、少しでも彼が苦しさから解放されるのなら・・・
まるでこどもにするように、彼を抱きしめ、背中をポンポンとさする。
わたしにできるのは・・・こんなことくらいだもの。。。
そんなとき、不意に彼が・・・わたしを求めてきた。
わたしの身体を・・・激しく求めてきた。
瞬間、頭が白くなる。
わたしは・・・
わたしは・・・どうしたらいい?
酔って体調の悪い彼。
いくら力が強いといっても、全力で拒めば・・・逃げられる。
だけど・・・
彼がわたしの身体で一時の安らぎを得られるのなら・・・
いや、それ以上に・・・わたしの心が喜びに震えている。
酔いに任せた一回限りの関係でもいい。
わたしへの愛情がなくたって構わない。
もう忘れたつもりでいた恋心を自覚してしまったのだから。
もう会うこともないだろう彼。
彼に触れ、彼に触れられるなんて・・・もう二度とないだろう。
彼とのこのひと時を、彼の熱を、記憶しておきたい。
彼が寝ているうちに部屋を出よう。
人に気を使う繊細な彼のことだから、
このまま無言で立ち去ると、自分のしたことに苦痛を感じるに違いない。
だから、手紙を残した。
でもね、諦めの悪いわたしは・・・自分の気持ちも書いちゃった。
ずっと、
ずっと、好きだった。
過去形じゃないね。
今も、好き。
すぐ連絡があったときにはビックリしたのよ。
ライブのチケットを送ると言われ、本当に届いた時もビックリしたのよ。
昔のように楽しげに演奏している彼を見れて嬉しかった。
わたしのために作ってくれたという曲に、
驚き、喜び、くすぐったい気持になった。
もう二度と触れ合うことにない人生のベクトルと思っていたのに、
彼の曲にはわたしへの想いが詰まっていたから。
再び彼に触れながら、触れられながら、
少し前には考えもしなかった彼との関係に喜び、震える。
そして、朦朧とした意識の中で聞こえてきた彼の言葉。
『結婚しないか』
今まで生きてきて、こんなに嬉しく感じる言葉は初めて。
この世の中に、こんなに素敵な言葉が存在するなんて。
返事を急かさないで。
このふわふわとした幸せに、もっと浸かっていたい。
いつものように、真っ暗な部屋の中でヘッドホンで聞いていた私。
『結婚しないか』
という台詞で涙が溢れて止まらなくなった。
聞き終わると、私の中には・・・「彼の声が聞きたい」という感情が湧きあがる。
紅薔薇ノ王
彼の声を聞いた途端。
さらなる涙が溢れてきた。
もはや・・・号泣。。。(苦笑)
彼への想いで胸が痛い。
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