こんばんは
もう1つ観劇を。
これも5月のことですが
ミュージカル「王様と私」を見てきました。
北村一輝さんの王様がチャーミングかつかっこよかったです。
ガウン捌きが最高でした
めっちゃ威張ってるのに、でもかわいらしくて。
でも中身は国の未来のことをちゃんと考えてる王様。
本心を隠すためにわざと虚勢を張ってる姿がチャーミングで
憎めない感じでした。
コメディとシリアスの使い分けが面白かったですが
80%ぐらいコメディでしたね
でもシリアスで感動的なシーンに笑いを入れてくる演出は反則
もう感情が分からなくなりました
明日海りおさんのアンナはとても聡明で王様よりも1枚も2枚も上手。
自分の主張がどうすれば通るかをあの手この手で攻めていく頭脳派。
昔見たときは王様とアンナはただケンカしてるみたいな印象でしたが
今回は主張していることは正しいことだし、
それを女性の新しい生き方として王様(社会)に認めてもらうために
自分も努力をしていきお互いを理解していこう。。。
みたいな感じの印象ですごく現代にも通じる感じがありました。
逆に木村花代さんのチャン王妃はこの物語の中で1番聡明で、
自分の立ち位置を理解しつつ、
王様とアンナがお互い歩み寄ることのサポートもしていて。。。
古き良き生き方の女性を写しつつ未来の生き方の女性に
自分たちの未来も託せるように願いも込めているようで。。。
小林香さんの演出っていうのがうわさに聞いていたこういうことかと思いました。
なんていうか現代を生きていく女性の背中を押すというか、
応援するというか、ロールモデルのような存在を写すというか。。。
そんな風に見えました。
でもコメディな舞台でした
クララホム首相なんか終始笑いを取りに行ってましたから
思ってた以上に楽しめたし、考えられました。