こんにちはニコ

 

前回のツアーナースのお仕事について

続きを書いていきます。

 

設定は

2泊3日の中学校の修学旅行で

関西発着、沖縄方面

でしたね。

 

無事に飛行機に乗り、沖縄に飛び立ちました。

 

離着陸時の拍手と歓声、

機内アナウンスで学校名を言われた時の歓声

は修学旅行テッパンネタですね笑

 

 

無事、着陸しました

 

修学旅行生は基本的に

他のお客さんが全員降りてから降機します。

 

降機準備中にエチケット袋をもらっていきます。

だいたい3枚ぐらいセットされてますが

航空会社には申し訳ないけど3枚全部いただきます(笑)

 

日数が多い時は添乗員さんとか先生の席の分も

一緒にいただくこともあります。

 

これには理由があって。。。

 

沖縄、北海道なんかはこの後長いバス移動が続きます。

絶対バス酔いの子が出ます。

 

バス会社が準備している袋は透明が多いのです。

嘔吐したら黒い袋が出てくるバス会社もありますが。。。

 

なので、ビニール袋とエチケット袋を重ねて使用するのです。

もちろん、エチケット袋は単体でも使えます。

 

本当にいつも重宝してます。

ありがとうございます。

 

 

降機後は着陸前の揺れや気圧の変化で

気分不良だったり耳の痛みを訴える生徒が多いです。

 

あとは調子に乗ってドリンクサービス飲みすぎた腹痛の子とか。

 

降機後は到着ロビーに出て

バス会社や現地添乗員、現地ナースがいれば合流します。

 

バス会社と添乗員さん、先生で簡単なミーティングがあります。

そこで時間の変更とかも決まるので

そのミーティングにも参加します。

 

 

バス移動です

 

決められた号車のバスに乗り込みます。

もし、体調不良の子がいれば

その子のバスに乗ったり臨機応変に対応します。

 

その後の行程によっては

バス毎に行先が変わる時もあるので

そういう時の変更は添乗員さんや先生と動きを確認します。

 

 

見学地に到着しました

 

だいたい1日目は平和学習です。

 

・ひめゆり平和祈念資料館

・平和祈念公園、平和の礎

・ガマ見学

・佐喜眞美術館

・道の駅かでな

あたりがよく行くところです。

 

 

一緒に付いて行ったり、入り口で待機したり。。。

体調不良の子がいれば一緒にバスや休憩所で待機したりします。

 

 

生徒たちと一緒に動くときは

常に顔色や表情、動きなどをチェックしています。

 

 

明らか調子悪そうな子には声を掛けますが

微妙な感じの子は先生に一言伝えたり、

一人の時とお友達と一緒の時など

いろんな状況の時の様子を総合的に見て

先生と話したりします。

 

 

平和学習の時の体調不良は。。。

 

外でセレモニーをする時は

脳貧血になる子が出てきたり、

暑い時期だと熱中症とか。。。

 

講話や資料館は気分不良とか。。。

 

ガマ見学の時は気分不良とか

転んで擦り傷とか、

霊的な不調の訴えの子もいます。

 

番外編で。。。

季節にもよるけど佐喜眞美術館はめっちゃ蚊が多いです。

 

バスガイドさんにも言われます。

蚊注意してねって。

 

 

 

食事会場に到着しました

 

学校から預かったマル秘用紙と一緒か

添乗員さんから手渡しかで

アレルギー食対応表という感じの書類があります。

 

食事の時はアレルギー対応があるかないかで

仕事量が大きく変わります。

 

基本は添乗員さんがチェックするのですが

一緒に確認することも多いし、

添乗員さんからダブルチェックを依頼されることもあります。

 

アナフィラキシーでエピペン持参の子や

完全除去食、代替食の子は

特に注意してチェックします。

 

そういう子の場合は先生も一緒にチェックするので

トリプルチェックですね。

 

本当にひどい子は別室対応もあるので

そういう部分もチェックします。

 

いただきますをしたら

ぐるっと回りながら生徒の食欲を見ていきます。

 

ごはんの食べ具合は健康のバロメーターですね。

 

で、自分もご飯を食べます。

食べれる時にご飯を食べないと

場合によっては食べ損ねたりします。

 

ご飯前後って体調不良者結構来るので。。。

 

ありがちなのが

陶板や鍋系みたいなのがある時は

やけどしたり。。。

 

割りばしや串のトゲが刺さったり。。。

 

極まれに今まで知らなかったアレルゲンで

アレルギーを起こす子がいます。

 

私も今まで2回ほど初めてのアレルギーで

しかもアナフィラキシー一歩手前の子の対応がありました。

 

 

食後には服薬管理のある学校の場合は

内服しているかの確認をしていきます。

 

 

次の見学地に向かいます

 

食後のバスなので腹痛とバス酔いが

よくある体調不良ですね。

 

見学地はだいたい同じような動きです。

 

常に健康チェックはしていきますが

そればっかりだといくら仕事とはいえ

自分も息が詰まってしまうので

見学地の観光やガイドさんの説明を聞いて

へえーと思ったりしています。

 

景色の写真とかも撮ってます。

 

こういうのは楽しみの一つです。

 

 

 

ホテルに着きました

 

1日の見学を終えて宿泊先に到着。

 

生徒たちが部屋に入った後、

先生たちのミーティングがあるので

参加します。

 

今後の予定や

ホテルの過ごし方は学校ごとにルールがあったりするので

学校のルールを確認しておきます。

 

生徒から聞かれることもあるのでね。

もちろん

「先生に確認してね」

って返すことがほとんどですけどw

 

自由時間になったら

添乗員さんからお部屋の鍵をもらって

一旦お部屋に入ります。

 

保健室の部屋の鍵ももらって保健室もチェック。

 

保健室用の部屋って

部屋は取ってるけど

キープだけだと費用が掛からなくって

使ったら費用を請求される時と

使っても使わなくても費用が発生してる場合があります。

 

添乗員さんによっては

キープの部屋、予備の部屋、なので。。。

って言われたりします。

 

その時は部屋を見るだけして、

使う時にいろいろレイアウトしていきます。

 

 

逆に自由に使ってください

って言われた時は

体調不良の子が出たときにすぐに対応できるように

部屋の環境を整えておきます。

 

寝具や毛布、タオルの準備やテーブルの位置

加湿器の準備、水分の準備などをしておきます。

 

 

自由時間はツアーデスクにいるか、

お部屋にいるかのどちらかです。

 

所在が分かるように部屋に行くときは

声をかけて行き、

貸し切りの時は部屋のドアに

「看護師在室」の表示をしておきます。

 

自由時間は記録の整理をしたり

救急バッグの整頓をしたりします。

 

処置をしたり対応した時って

結構バタバタなので

メモだけささっとしたり、

使ったものをとりあえずバッグに突っ込む

とかになっているので適宜時間ができたときに

いろいろ整えておきます。

 

 

 

夕食、入浴、就寝時間

 

食事は毎回同じように

時間前に食事会場に行きアレルギーチェック。

 

ホテルは食事前にアルコール消毒を

準備している所も多いので

食事会場にきた子たちにあいさつしながら

アルコールをかけて行きます。

 

この挨拶の時に顔色とか表情とか

常に体調チェックは欠かしません。

 

ホテルのアルコールってだいたい希釈してるので

よっぽど近くで吸い込まない限り大丈夫なのですが

自分がアルコールで不調にならないように気を付けてました。

 

 

食べ始めや終了時も様子観察します。

 

 

就寝前もけっこう体調不良の子がくるので

待機してます。

 

就寝前に体温測定したら熱出てた

っていう子が時々います。

 

 

就寝後

 

就寝後に引率者ミーティングがあります。

 

体調不良者の報告をします。

「〇組 △△さん

□□で■■の対応してます。

落ち着きました。or

明日の状況で行程の相談になると思います。」

みたいな感じで報告していきます。

 

先生からも不調までいってないけど

怪しい感じの子の共有があるので

チェックして翌日以降見ていくようにします。

 

 

先生と添乗員さんからは今日の動きの反省と

明日の動きのすり合わせがあります。

 

そこで翌日の動きを確認したり

体調不良者がいれば

その子はどういう動きになるかや

予測される不調やケガを話して

前もって対策が立てられるものは

対策してもらったりします。

 

ミーティングが終われば解散で

お部屋に入ります。

 

ようやく長い1日が終わります。

 

 

初日はざっと

6:30~7:00集合、

23:30解散ぐらいかな。

 

 

ミーティング後にささっと入浴して

明日の準備して、寝ます。

 

夜中も生徒と先生が来たり、

連絡がかかってきたりすることがあるので

完全にはオフモードにはなれません。。。

 

 

でも、おやすみなさい。

 

 

2日目はまた次に書きます。