わが子を育てて11年と10か月。
やっと子育てが母の心身に無理のない形になってきたなと感じる。
今まではストレスを感じながらわが子を育てていたので、
日常に余裕というものを全く感じることができず、
自分の限界を感じたら息抜きをして生活することで健全な精神状態を辛うじて維持しつづけてきた。
毎日が綱渡りのような緊張状態に晒されており、
外に出れば我が子の一挙一動に振り回され生きた心地がしなかった。
無理に外出させていないことが功を奏しているのだろうと思う。
わが子も家の中のほうが安心できると分かっているのか、
外に出たいと意思表示することを全くしなくなった。
本人と家族のためにも今はそれでいいのだと思っている。
勉強は基礎を忘れないように必要最低限のことしかやっていない。
わが子は知能は低くても完ぺき主義である。
よって間違えることを忌み嫌い、失敗を踏み台に出来ない。
失敗すると分かっていることやできないと思っていることは
敢えて挑戦しようとはしない。
その特性を踏まえた上でスモールステップが必要なんだなと思う。
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幼いころは得体のしれないと本人が思っているものは絶対に口に入れなかった。
薬を飲ませる時は、薬の存在を消しごまかすように飲ませるしか方法がなかった。
大きくなり薬の効果を本人が体感、理解できるようになると薬を飲むことを拒否することがなくなった。
ただ、錠剤を飲み込めるようになるには訓練が必要だと思った。
粉薬をジュースで押し流す段階までは本人の意思でできるようになったことは大きな成長だと感じている。
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