過去の出来事がまだ1つ残ってますが、準備できていないので先に最近の出来事を。
ハンドルライザー(ハンドル位置調整プレート)を取り付けました。
製品自体はHeliBars(ヘリバー)社製に似せて作られたと思われる物です。
見た目はヘリバー製品に似てますが、ネジ穴の数が違ったり、付属部品が足りなかったり
パッケージングもロゴ等が無く完全に無印となっているので、ノーブランド品だと思います。
Amazonで購入し、金額もヘリバーの正規品と比べてとても安く、1/5以下でした。
(購入したパーツの情報)
実際のパーツですが、しっかりとした製品で粗悪品とも思えませんし、ネジ類も問題なさそう
でした。当然ながら取付要領書などもありませんが、Youtubeで取り付け方法を確認できる
ので便利な世の中です。
「Helibers gl1800」など入力して検索しすると何種類か候補が出ます。
中には1本物のパイプバーハンドルに変換する動画もありますが、今回のパーツと同じ物の動画もあるので探して見てください。
↓ 基本的にここに写っている物だけで特に問題ありません。
↓ ハンドル位置が2通りに調整できるようになっています。
↑ 左側用のプレートです。
下側の大きな穴はこのプレートをトップブリッジに取り付けるための穴です。
上側のネジ穴は、左側を基軸にして右側の位置を上下に変えることによりハンドルバーエンドの位置が手前(上穴)になるのか、奥(下穴)になるのか選択できます。
↓ 左側だけライザーを仮付けした状態。
↑ プレート自体の厚みが約10mm程度あるので、ハンドル位置がまず真上に上がります。
また、ハンドルバーを付ける位置が上(車両前方)に約5mm程度上がります。
更に、車両外側に約10mm程度広がります。
↓ ハンドルバーの位置をライザーの下側(Sport側)の位置で仮止め。
↑ ノーマルの右側と比べると位置の違いがわかるハズです。
アップハンドルでワイド化した感じです。
↓ ハンドルバーの位置をライザーの下側(Tour側)の位置で仮止め。
上の写真と比べるとボルト穴が見えるので違いがわかります。
この状態だと、バーエンドがだいぶ後方に下がる感じになります。
↓ 引きで見るとだいぶ左側のバーエンドが後方に来ているのがわかります。
↑ 意識的に左側を下げたりしていませんが、ハンドルが完全に直進で、カメラの撮影位置
が真上かどうか、素人の目測の範疇なのでご容赦ください。
でも、左右のハンドルバー取付位置をよく見ると違いは判ると思います。
↓トップブリッジのところにはカバーが付いていて、ハンドルバーの取付部やハーネスの
保 護、見た目も含め付いています。
↑ 写真の通り、ライザーを付けたので厚みが増し、位置も変わったので当然付きません。
↓ カバーのリブをカットして、1枚のプラスチック板見たいに加工して取り付けました。
↑ カバーはネジ2本で止まってますが厚みがでたので、ネジを長くして、スペーサーを入れて
止めています。(やっつけ仕事なのでカット部分の仕上げ状態は適当です)
↓ 1枚のプラ板になったカバーを取り付けた状態。(右側のライザーも装着済み)
↑ 割と純正の感じが残っていて、見た目もGood!
↓ハンドルバーの溝とカバーの傾きがライザーを付けた証です。
↑ 外に広がり、上側が開いています。(作業前の画像が無くてスミマセン)
・ハンドルの位置が真上に約10mm上がり
・ハンドルの位置が外側に約10mm広がり
・ハンドルバーエンドの位置が後方にだいぶ下がった(内側へ絞った感じ)
↓ カバーを無理やり付けたものの、センターSWと余裕で干渉してしまうので、加工が必要に
なりました。(少し擦れる程度ではなく、がっつり擦れます)
↓ センターSWの前側は上から押し込むタイプなので、スペーサーを挟んで位置を高く
上げています。
↑ スマートな取り付け方法ではありませんが、ハンドルライザーを付けることが先決でした
ので、ハンドル周りが安全に取り廻せるようになれば良し?としました。
最後に、全体を通しての注意事項ですが、ハンドルは「走る・曲がる・止まる」に関わるとても重要な部品の1つです。
取付方法やボルト類の締め付けトルクの管理など、確実な作業が求められます。
また、取付状況により車両の全幅が変更となったりする場合があります。
ご自身での作業に自信が無い方はバイク屋さんなどにお願いして取り付けてもらうのが
賢明です。
最終的な判断(自身で取り付けるか、バイク屋さんに依頼するか)はご自身でお願いします。
下記に締め付けトルクや車体寸法の諸元値を記して置きますので参考にしてください。
ハンドルバー取り付けボルト締め付けトルク 39N・m(3.98kgf・m)
全幅(諸現値) 905mm(DCTモデル) ※M/Tモデルは925mm
↑全幅の測定基準となるのは「ハンドルバーエンド」です。
※ミラーが最外側になりますが、可動部(動く、折り畳める)なので除外されます。
ブレーキレバーも可動部になるので同じく除外です。
全長・全幅・全高・車両重量などは一定の許容範囲が設けられています。
何らかの事情により、車検証に記載の各数値より±で決められた範囲内であれば増減が
認められます。許容範囲を超える場合、改造申請などが必要になります。
許容範囲 全長 ±30mm 全幅 ±20mm 全高 ±30mm 車両重量 ±10kg
例:オフロードバイクで足つきを改善するため車高を50mm下げた ⇒ 許容範囲外
例:リヤキャリア1個を取り付け、車両重量が8kg増えた ⇒ 許容範囲
例:ウィンドスクリーン(固定式)を交換し、上に30mm上げた ⇒ 許容範囲
例:ハンドルバーエンドを交換し、左右共に15mm外側に長くなった ⇒ 許容範囲外
ほんの一例ですが、国内に流通しているパーツは許容範囲内に収まるように作られている
ことが殆どです。違法となる商品は販売する側にも責任があるため、余程のことが無い限り
車検NGとはならないと思います。
一部、車検不適合であることや一般公道での使用が不適合であることを明示(レース車両
専用品など)されている商品を販売し、購入者自身の判断で使用する(させる)商品もある
ようです。(マフラーやリミッターカットなど)
メーカー認定のバイク店の車検等では厳しくチェックされるようですが、恒久的か一時的かにもよりますので、許容範囲外の全てがダメと言うわけではありませんのでご注意ください。
※某ドリーム店では「車検のときはノーマルの状態にしてください」などと言われます。
※個人の見解なので、記事内容について、その可否の判断はバイク屋さん等に相談の上、
判断して ください。違法改造(不正改造)の助長などを目的としておりません。
参考程度に見てもらえると幸いです。
↓ メーカの諸元値(図解)
今回の作業後、全幅を確認すると約850mm(-55mm)でした。(素人の実測値)
かなり内側に入った(絞られた)感じになりました。
今後、バーエンドを長い物に交換して全幅を広くするか、取り付け位置(調整穴)を変える
ようにするしかなさそうです。
《今日の一言》
「本格始動」
◆解説◆
これまで殆どバイクに乗らず、コツコツとモディファイを繰り返し、熟成を進めてきました。
取り敢えずは大きな制限もなく外出できるようになってきたので、遠出したくなりました。
お気に入りのコースは秩父(埼玉)なので、再来週あたりに天気が良ければ出掛けたいと
思います。