原作者 藤子・F・不二雄の生誕80周年記念の今年、「ドラえもん」史上初の試みとなる3DCGで描かれる映画『STAND BY ME ドラえもん』。6月に行われた「ほぼ完成試写会」では、“子ども経験者”の16人の著名人が先行して本作を鑑賞。試写中に号泣する人が続出。


その中でも、一回目から未完成試写に参加する秋元康は「何度も泣いてしまった」と語るほど気に入ったそうで、「AKB48」のメンバーにも見せたいたいということで緊急招集。AKB48メンバーのための特別試写会が行われた。


本作は原作の中でも名作と呼ばれる作品をベースに、ドラえもんとのび太の出会いから別れを、そしてしずかちゃんへ想いを寄せるのび太の奮闘を、3DCG技術で描き出す。丸みを帯びたドラえもんのかわいいフォルムも去ることながら、“タケコプター”や“どこでもドア”といった「ひみつ道具」を3D映像によって体現できる本作。


この日、試写に駆けつけたのはチームA・K・Bを代表するメンバーたち総勢20名。チームAからは“ぱるる”こと島崎遥香や副キャプテンの中村麻里子ほか7名。チームKからはキャプテン横山由依、副キャプテンの北原里英ほか8名。チームBからは“ゆきりん”こと総選挙3位の柏木由紀、副キャプテンの大家志津家ほか5名。


3Dの上映中、飛び出すのび太を捕まえようとみんなで手を伸ばしたり、いくつかある感涙シーンではメガネ越しに涙を拭いたり、大忙しの上映時間95分となった。上映後には、目を真っ赤にしたメンバーが続出し、北原さんは「みんながいなかったら、予告編で泣いてました」と“ドラ泣き”を告白。


島崎さんも「総選挙のときも泣かなかったのですが、この映画では泣いちゃいました。ドラえもんとのび太くんとのお別れのシーンでは、板野友美さんの卒業したときと同じような気持ちになり切ない気持ちになりましたね」とコメントしていた。



特別試写会鑑賞メンバー


■チームA(7名)


島崎遥香、小嶋菜月、中西智代梨、中村麻里子、前田亜美、松井咲子、武藤十夢


■チームK(8名)


横山由依、北原里英、小嶋真子、相笠萌、阿部マリア、鈴木紫帆里、田野優花、永尾まりや


■チームB(5名)


柏木由紀、大家志津家、大島涼花、大和田南那、高橋朱里



『STAND BY ME ドラえもん』AKB48メンバー特別試写会後のコメント


―映画を観ての感想


柏木さん:映画やドラマを観て感動しても、いつもは泣くのを我慢しちゃうんですが今日は我慢できずに泣いちゃいました。観たことのある、有名なシーンや台詞もたくさん出てきましたし、ドラえもんのことをすごく愛おしいと感じました。ドラえもんを今まで以上に大好きになりました。今、私は23歳ですが、子どもの頃の純粋な気持ちを思い出したというか、すごく心が洗われたというか、すごくいい映画でした。


北原さん:泣きすぎて頭が痛いくらいです。

私はいつも何を観ても泣いちゃうタイプではあるんですが、ひさしぶりにこんなに泣きました。泣きながら震えていました。


前田さん:すごく泣いちゃって、のび太くんに感情移入してました。自分に似ているなって。「がんばれーのび太くん!」って思いながら観ていました。映像もすごく細かくて、カーテンのしわとかまでもが綺麗だなぁ、って。細かいところにもすごく注目して観ました。


―“ドラ泣き”したシーンは?


北原さん:ドラえもんがのび太とお別れしないといけないことに改めて気づいて、土手に1人でのび太くんのことを語りながら泣いているところです。そこからは私もずっと泣いていました。


小嶋(菜月)さん:のび太くんがジャイアンに立ち向かっていくシーンで、今まで見たことのないようなのび太くんの顔を見て、こんなのび太くんがいたんだって、感動しました。


島崎さん:(ドラえもんとのび太くん)2人が語ったシーンと最後のシーンで泣きました。のび太くんにとって、未来がどう変わるかが大切なのではなくて、近くにいる仲間が一番大切なこと、大切なものだったんだということに気付きました。そしてのび太くんの気持ちになって「本当に大切なものとは何か」ということを実際に感じることができました。自分も「本当に大切なものとは何なのか」を考えさせられました。


―3Dの迫力について


横山さん:野球のシーンでボールが3Dで飛んでくるのがすごくリアルで思わず目を閉じちゃったし、最初にのび太くんが飛んでいきそうになるシーンで、「おー!のび太くーん」って手を伸ばしちゃいました(笑)


大家さん:のび太くんが空から下に落ちちゃうシーンがすごくリアルで、

自分がジェットコースターに乗っているときのように、おなかが寒くなりました…


―メンバーをそれぞれドラえもんのキャラクターにあてはめると?


<ジャイアン>


メンバー全員:島田晴香ちゃん。ジャイアン尊敬しているというか、ジャイアンの話をいつもしているメンバーなので、(映画も)ぜひ観て欲しいです。


<ドラえもん>


メンバー全員:難しいけど…たかみな(高橋みなみ)さんかな。


北原さん:サイズも小さいから、ドラえもんサイズ。


柏木さん:困ったとき助けてくれるし、メンバー想いだし、ドラえもん的な存在です。


<のび太>


柏木さん:テストの点が悪い感じだと、川栄かな…のび太くんって感じかな。


<しずかちゃん>


メンバー:大家さん…名前だけだけど(笑)


大家さん:性格的には一番似ていないと思いますけどね。


<スネ夫>


柏木さん:ゆいちゃん目が似てるよ(笑)


横山さん:こないだ空中ブランコ乗ったときに、降りたら前髪がスネ夫みたいになってた! …あるかも。


―好きなキャラクターとひみつ道具は?


柏木さん:小さい頃はしずかちゃんに憧れていました。でも今回の映画を観たら、ドラえもんってやっぱりかわいいなって。小さい頃はドラえもんに対してあんまり愛おしい気持ちは持っていなかったんですが、今観ると、ドラえもんがのび太を想っている気持ちとか、悪口いいながらも泣いちゃうドラえもんが好きです。


―小さい頃と今では、『ドラえもん』(というお話)の見方は変わった?


柏木さん:小さいときは、道具を出してくれるドラえもんがすごいって思ってたけど、今はドラえもんがのび太を想っている気持ちも好きだし今回の映画を観て、のび太くんの株が上がったという言い方は失礼かもしれないけど、見直しちゃいました。しずかちゃんに対するまっすぐな気持ちとか、結婚のシーンとかドラえもんでラブストーリーの部分が詳しく描かれていたのを観た事はなかったので子どもも楽しめるし、大人でも感動しちゃう、きゅんとするような『ドラえもん』が新鮮でした。


―どのような大人の人に観てほしい?


横山さん:子どもの頃の気持ちを取り戻したいなと思っている方とか、子育てしている方とか、若い子と接する機会が多い方とか、ドラえもんを観たことがある方で、この映画に少しでも興味がある方すべてに観てもらいたいです。


―島崎さんのすきなキャラクターは?


島崎さん:ドラえもんが一番好きです。


―泣ける度合いって普段の活動と比べてどれくらいですか?


島崎さん:私、泣かないんですよ、普段。「AKB48」の選抜総選挙でも泣かなかったですし、なんだろう…。でも、板野さんが卒業した時と同じような気持ちで泣いちゃいました。「いかないで~」っていう気持ちになりました。


―私が一番“ドラ泣き”したっていう人は?


北原さん:嗚咽レベルでした。我慢しなかったら予告から泣いていたと思います。普段から泣きやすいですが、選挙など普段の活動と比べても、今日の方が泣いてます。まさに“ドラ泣き”でした!


映画『STAND BY ME ドラえもん』は8月8日(金)より全国東宝系にて公開。

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