元AKB48の秋元才加さん(25)が主演し、鹿児島県伊佐市出身の俳優、榎木孝明さん(57)や、南大隅町出身で元宝塚女優の愛華みれさん(49)らも出演する映画「マンゴーと赤い車椅子」のロケが12月、大隅半島の各地で行われた。


大崎町が2009年頃から映画ロケの誘致を進め、大隅半島4市5町でつくる大隅総合開発期成会が映画制作に協力している。


作品は、事故で車いす生活を送るようになった23歳の看護師、彩夏の物語。母や一緒にリハビリに励む仲間、マンゴー農園を営む祖母らとの交流を描く。


ロケは16~22日、同町の農園などで行われた。女優の三田佳子さん(72)、EXILEのNAOTOさん(30)らも出演している。仲倉重郎監督は車いすで生活しており、自身の体験も生かしながら、苦境から立ち直る主人公の姿を描く。


18日には鹿屋市の病院で撮影があり、出演者らが取材に応じた。秋元さんは「方言で演じるのは初めてですが、愛華さんや榎木さんに教えてもらいながら頑張っています。すてきな作品にするので“わっぜ”楽しみにしていて」とPR。三田さんは「作品に込められたメッセージを、演技を通じて伝えたい」と語り、榎木さんは感情表現が苦手な父親、愛華さんは太陽のように笑顔がすてきな母親を、それぞれ「しっかり演じたい」と語っていた。


撮影は14年1月頃まで行われる。春頃に完成し、秋に全国公開される。

読者登録してね

ペタしてね