元AKB48の秋元才加が主演する映画『マンゴーと赤い車椅子』のマスコミ向け公開撮影が国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)で行われ、秋元と、祖母役の三田佳子が本作への意気込みを語った。この日、三田と初顔合わせだったという秋元は、「ごあいさつした時から、完璧なおばあちゃんだったので驚きました」と目を丸くして第一印象を語った。



本作は、不慮の事故により半身不随となった元看護士の宮園彩夏(秋元)が、赤い車椅子に乗って人生再生を目指す人間ドラマ。介護する側から介護される側になった主人公が、心の葛藤と闘いながらリハビリセンターの仲間と共に奮闘する姿を描く。なお、彩夏の祖母・宮園勝子役を務める三田は、ボケはじめのおばあちゃん役に初めて挑戦している。


この日初めて赤い車椅子姿を披露した秋元は、「このリハビリセンターで撮影することによって、実際にリハビリされている方のお話を聞いたり、アドバイスをいただいたりしていることがとても役立っています。毎日皆さんと会話するのがとても楽しいし、共生している感じがしますね」と充実感いっぱいの様子。


また、苦労する点に関しては「床トランスと言って、床から段差を越えて腕の力だけで車椅子に乗るのが大変でしたね。普段、鍛えておいてよかった」と明かした。


また、初顔合わせとなった三田の印象について「今日、あいさつを交わした時から、完璧なおばあちゃんだったので驚きました。『わたしはおばあちゃん子だもん!』っていう気持ちに一気に引き込んでくれました」とその役づくりに感嘆している様子だった。



一方の三田は、「孫なので小さい子を想像していましたが、(秋元に)お会いしたら(大人っぽくて)スッキリした方だったので大丈夫かな? と思いました。でも、抱きしめた瞬間にその不安は全くなくなりましたね」と絶賛。さらに、祖母役については「主人公の彩夏が大好きになるようなモダンでかわいいおばあちゃんをイメージしながら、時々頭が混乱するので、その辺りをうまく表現できれば」と意欲を見せていた。


映画『マンゴーと赤い車椅子』は2014年秋、公開予定

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