実家での用事を済ませた翌日は、お墓参りに行って晴れの国にお泊りの予定でした。
が、しかし、母の難聴が悪化。
本人は「聞こえてる!」と言い張るのですが、何度も同じことを言わないと聞き取れない、聞こえていないことも多く、何度も大声で話すことに周りが疲れてきました。
以前から耳鼻科受診と補聴器つけることを勧めていたのですが、母の中では昔の補聴器のイメージが悪いらしく「行かない!」
私はたまに会うだけだからいいものの、妹は相当ストレスを感じているようでした。
実家に帰った日の夜、寝る前にドラミが、
「おばあちゃん、全然聞こえてないよね。明日は平日だし、耳鼻科へ連れて行ってあげれば?」と私に言って来ました。←ええ子でしょ
GW半ばの平日、絶対混んでるに決まってるやん
「でも、病院は開いてるんでしょ。なかなか帰って来られないんだから連れて行ってあげなよ。」とドラミに諭され、私が母を説得。
お墓参りを翌日に延期して、旅行前に耳鼻科へ行くことになりました。
予約開始時間ちょうどにWEB予約したのに「何かの間違いですか?」と疑いたくなるような順番…70番って!GW恐るべし。
それでもなんとかお昼過ぎには診察と検査が終わり、軽度の難聴と診断されました。
「これくらいの難聴だと、本人は困ってないんですよね。周りが困るだけで。」と先生。補聴器は、つける人もいればつけない人もいるレベルですと言われたのですが、
「つけます!」と即答してきました。
今後、よくなることはなくて、ますます聞こえにくくなるのだとしたら、さっさと補聴器を付けて、スムーズにコミュニケーションが取れるようにしておかないと。
実際、私は母と話すときに、大声でゆっくり話すことが億劫で、おしゃべりすることも諦めることが増えてきていたのです。母には申し訳ないのだけれど、何度も何度も同じことを聞き返されるとイラっとしちゃうし。
補聴器外来を予約して、病院を後にしました。
母も「胸のつっかえが取れた。すっきりした。病院、行ってよかった。」と言っていました。
評判のいい耳鼻科を検索して、自分で予約をする。
私たち世代だと難なくできることが、母世代になるととても難しいことになるのでしょうね。WEB問診票を自分で送ってから受診に出かける70歳代なんていらっしゃるのかしら。母も、いろいろなことが出来なくなっていることを改めて感じました。
補聴器外来には、妹が付き添ってくれるそうです。妹が実家近くに住んでくれているので、離れて暮らす私も心強いです。
それでも、これからは母の様子を見るために帰省する機会が増えそうな予感。
母が生きているうちに、できるだけのことをしてあげたいなと思っています。
自分が後悔しないために。
子供叱るな 来た道だ 老人笑うな 行く道だ
いつか私も、今できていることが出来なくなるんだろうな。
そのとき、ドラミに優しくしてもらえるよう彼女のお手本にならないとね。