たばこの効用?
「集中力」と「ストレス解消」
愛煙家の中には「たばこを吸うと集中力が高まる」とか、
「ストレスの解消になるので、ストレス性の病気を防いでいる」などという論理で
反論してくる人もいるよね。
「たばこにもプラス面はあるじゃないか」、
などと禁煙できないことを自己正当化している方は、自分が「たばこ依存症」
であることに気づいていないのかもしれない。。。。
たばこで集中力が高まるように感じるのはなぜ?
まず、「喫煙によって集中力が高まる」について。。。。
残念ながら、愛煙家が「たばこを吸うと頭が働く」とか「集中力が増す」と言うのは気の
せいではなく、それなりに科学的根拠があるみたいなんだ。
脳内ではさまざまな神経伝達物質が働いているんだけど、
その中にアセチルコリンという物質があるんだ。
アセチルコリンは前頭葉の大脳皮質で働き、活発になると集中力を高める効果がある。
そして、たばこを吸うとニコチンがアセチルコリンの受容体と結びつき、集中力が増すというわけ。
やっぱりそうか、と愛煙家は胸を張りたくなるところですが、そうはうまくいかない。
喫煙が続くと、アセチルコリン受容体がニコチンを受け入れてしまうため、
余ったアセチルコリンを受け入れるために、受容体を必要以上に作ってしまうんだ。
そのため、ニコチンが切れたときに、受容体にアセチルコリンが結びつきづらくなり、
頭がボーっとしてくるわけ。
たばこを吸っていないと頭が十分に働かない状態になるわけもこれが原因。
マウスの実験でも、ニコチンを与え続けていると、
迷路などでの学習効果がだんだんと落ちてくるという結果が出ている。
マウスの脳を、そのまま人間の高度にして複雑な精神活動に当てはめるのは少し乱暴かもしれないけど、
少なくとも愛煙家に有利なデータでないことは確かだね。
若い小中学生の喫煙者が増えているのにも心痛みます。
かっこいいことではないよ。
早く「卒煙」してほしい。
心から願っています。
