トロントの空港が新しくなって、米国への乗り継ぎ客は便利になった。
空港内にアメリカのイミグレーションができて、トロントで米国の入国
手続きができるようになった。おそらく米国に向かう客が半数以上を
占めるであろうから、確かに合理的ではある。またニューヨーク・
ラガーディア空港へ向かう一連の検査は、拍子抜けするくらい普通であった。
指紋認証が採用になって、安全性が増したことがあるのかもしれないが、
それより正面からテロリストが入ってくるとは至極考えにくいから当然と
云えば、当然なことかもしれない。一方、『自由の女神』は厳しかった。
警戒レベルは最高と思われた。上陸前と上陸してからと2度検査を受けたが、
ほとんどCTスキャンみたいなチェックゲートをくぐらされたほど。
アメリカそのものとも云えるこの自由の象徴は、その威信を掛けても
守らなければならない究極の場所であることに間違いない。
というわけで長らく続いたニューヨーク編はこの辺で終わりとします。