おはようございます。

 

SKY-CUBE5296

キューブです。

 

社会福祉士への道

~Road to Social Worker

にお立ち寄りくださり、

ありがとうございます。

 

『子どもへのまなざし』

著者:佐々木正美

 

こんな気持で子育てを

欠点のある子どもはかならず長所もある

 

弱点や欠点はどんな子にもあるでしょう。それから、弱点や欠点があると、それに見合った長所がかならずあると思います。欠点しかない人間なんていないわけですから。また、長所しかない人間もいないわけです。みんなおりまぜているわけですから、ある弱点があれば、かならずそれに見合った長所があるはずだと、親は喜べばいいわけです。

 

たとえば、わが家には整理整頓が本当に下手で、部屋のなかがいつもよごれている子どもがいます。自分でちゃんとできないので、「あなたは、整理整頓がきちんとできるお嫁さんをもらわなくちゃいけないね。でも家にいるときはお母さんがやってあげる」といいながら、母親がやってあげるわけです。

 

そのかわり、自分で整理整頓ができない子は、親の手伝いが上手なんです。妻はよくいっていますね、「この子は整理整頓を親に手伝ってもらっているから、むこうも手伝わなくてはいけないと思って手伝ってくれるのか、あるいは、そういう弱点がある子にはこういう長所があるのか」、といいながらみていますね。親からみると、それに見合った長所にみえるわけです。自分では整理整頓ができないくせに、こちらから頼んだことはよく手伝ってくれる、そんなところもあるわけです。

 

なんでもそうだと思います。勉強のできない子は優しさがあるとか、家庭の手伝いの労をおしまないとか、勉強のできる子は優しさがとぼしいとか、あるいは大好きなこと以外だと、頼まれたことにたいして腰が重いとか、みんないろいろあるのです。ですから、こちらが広くものをみることができれば、みんないい子なのですね。こちらが好みや価値観をせまくしていると、これができない子だ、あれがだめな子だ、というふうばかりに思ってしまいますが、子どもにはだれにも、いいところがかならずあるのです。

 

育児はまず、そこから出発しなくてはいけないと思います。そのことは本当なのですから、まずそう思いこむところからはじめるのが、育児にあたっての原理原則なのです。

 

わが家では、どの子も中学や高校時代に、学校の試験で赤点をとらなかった子なんかいませんでした。だいいち、きらいな勉強はあまりやることはないというのが、わが家の学校、勉強にたいする心がまえですから。ほかの本当にやりたいこともがまんしてまで、きらいな科目をむりしてやることはないのです。赤点は赤点のままでいいのです。

 

それでいま、大学生になったり社会人になったりして、なにがどうのってことはありませんものね。赤点をとった子には、たとえば一学期に落第点ですと、夏休みに特別な宿題がでたりするのです。国語の試験が赤点ですと、たとえば夏休み中に新聞の「天声人語」を読んで、そのいくつかに感想文を書いてくるようにとか、美術で赤点をとりますと、絵画などの作品を特別に提出しなければなりませんでした。そんな場合に、必要ならば、それらのことを親も手伝ってあげるのです。本人は苦手なことなのですから、いっしょにやろうといって、親が手伝ってあげるのです。

 

子ども時代には、思いきりやりたいことをやっていることがたいせつなのです。そして、欠点や弱点は家族が協力し合って尻をぬぐってあげるから、安心して好きなことをやっていればいいのです。親がそういうふうに思っていると、子どもたちは大きくなるにしたがって、こんどは兄弟同士がそうなりますよ。自分の弱点や欠点や失敗を、小さいときから、親に尻ぬぐいしてもらってきていると、やがて兄弟同士でも、それを自然にするのですね。

 

依頼心が大きくなって、自立しないなどということはないですから、心配はいらないのです。弱点や欠点をむりしてカバーするような訓練をする必要なんかなくて、弱点は弱点のまま残しておいて、親や兄弟や友人に手伝ってもらって、カバーしてもらえばいいのです。

 

それから、かならず弱点や欠点は、そういうことをカバーし合える配偶者を、自然に求めるだろうと思います。どうしても必要なものなら、自然にそういうものは与えられると思いますね。ふだん育児や教育では、あまり意識や話題にのぼらないけれども、とてもたいせつな一面は、友人や家族とたがいに弱点などをカバーし合って、助け合って生きていく力を育てるということです。

 

そういうふうに、相互に安心して依存しあえる人は、人を信じる力があるということでしょう。人を信じることができる人が、本当の相互依存、言葉をかえていえば協力し合って生きていくことができるのだと思います。人は依存をすることによって、人は信じられるようになるのだと思います。人は信じられるということは、自分を信じることができるということなのです。人間は、自分が信じられれば、なまけ者にはぜったいなりません。気力や意欲がでるということは、自分にたいするひそかな誇りや自信に支えられてのことですからね。

 

子ども時代には、苦手なことを克服する喜びよりも、得意なことに熱中する楽しみを十分に味わうことのほうが、基本的にはたいせつなことだと思います。苦手なことに労力をさくよりは、好きなことに力をいれるという、生き生きとして成果のあがるやり方のほうがいいと思いますね。(2,108字)

 

子どもへのまなざし

 

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このブログにはじめてお立ち寄りの方に

おっさんと家族のプロフィール等を

長々と書いておきます。

時々、プロフィールも更新していますが、

既読の方は、スルーを!

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キューブのプロフィール

(2019.11.27 加筆・訂正)

 

愛媛の田舎育ち。自閉症者の父。

イケメンにあらず。身長160㎝。

何を着ても服がしっくりこない、

ちんちくりん。

取得資格は、行政書士、宅建士、

コンピュータシステム監査技術者、

日商簿記2級と普通自動車運転免許。

社会保険労務士と司法書士は

GIVE UP。

平成18年5月1日会社法施行同日に

自力で株式会社を設立登記。

 

【幼い頃】

母の裸の記憶がない。

母は、子どもにも自分の裸を見せない人。

物心ついた時は、風呂はいつも父と。

母のおっぱいを吸った記憶が

残っていない。(あたりまえ?)

癇癪の強かった私が、母の乳房に

噛みついた(?)らしい。

以後、母は恐怖心から、授乳をいやがり

近所の母親から、もらい乳することに。

両親は、うどんや大番焼きなどを売る

小さな食堂を自営。

慣れぬ土地で二人とも食うのに精一杯。

客商売で年中無休。

二人の子どもにかまう時間なし。

子どもは、店が閉まるまで、

近所で別々に過ごす。

子どものご飯は、店の店屋物。

近所では、夕食時になっても

帰らないので、晩ごはんをよばれる。

まるで、きたない野良猫のよう。

家の隣が、当時、流行りのパーマ屋さん。

そこの待合室で、

婦人雑誌を見て過ごす。

そこに行くようになったのは

店に注文された出前を

届けるのため。

出前は、家の前にあるパーマ屋さんの

従業員用の宿舎に持っていく。

そこでは、中学卒の若いお姉さん達が

住込みでパーマ技術の見習いをしていた。

ある日、その女性従業員の中で、

一番若い(当時20歳前)のよっちゃんが

青鼻の汚い子どもを見かねたのか

お風呂に一緒に入ろうと誘ってくれた。

好きなタイプの女の人だったので

恥ずかしかったが、うなずいた。

従業員用の風呂場へ。

よっちゃんが着物を脱ぐ。素っ裸に。

私の服を脱がせた。

初めて、女性の裸をまじかに見た。

真っ白な豊満な乳房。

つんと上を向いた二つの乳首。

そして、自分には、あるものが、

よっちゃんにはない。

当時は、五右衛門風呂。

背をもたれかかると熱い。

よっちゃんが私を胸に抱く。

顔に、とがった乳首があたる。

よっちゃんが、私の大事なところを

石鹸で、やさしく洗ってくれた。

私はされるがままに。

しばらくして、よっちゃんの先輩が

入ってきて、それを見るなり

「これが、女を泣かせるのよね」と言って

大事なものを、いきなり、ひっぱった。

痛い。

よっちゃんが、それをとめてくれた。

嬉しかった。

2階にあがる。

暑い夏。

5、6人の女性が寝ており

みんな、おっぱい丸出し。

しばらく、ほてりで寝付けない。

よっちゃんが私の顔を自分の胸に

おしつけるようにした。

後は覚えていない。

翌朝、目覚めた時は、誰もいない。

布団は押し入れに積んであった。

その後、よっちゃんは、お嫁に・・・。

もう少し、早く生まれていれば

よっちゃんと過ごせたのにと泣いた。

 

【小学校~高校の頃】

早く大人にならないかなと思って

一日を過ごしていた。

一日の長いこと。

楽しい記憶がほとんどない。

 

【大学時代の頃】

一橋大商学部の二次試験で英語の

ヒアリングができずに落選。

滑り止めの慶応大経済学部に現役入学。

田舎者には馴染めない大都会東京。

超満員電車での通学がいやで

ほとんど大学に行かない。

昼は、ビルの床清掃や

競輪競馬場の警備員のアルバイト。

夜は、愛媛出身者の学生寮で徹マン。

徳川家康など歴史小説の読書三昧。

 

アルバイトで貯めたお金で、

北は酷寒の北海道宗谷岬から、

南は真夏の沖縄西表島まで、

ユースホステル利用の一人旅。

沖縄の西表島の縦断途中、

前日までの川の増水で、道が途絶え、

帰り道が分からなくなって疲労困憊。

そのうち、陽が沈む。

テントやシュラフもなく、半袖半ズボンで

ハブの危険を感じながら過ごす夜。

血を吸うヒルが顔に落ちてくるのを

払いのけながら、寒さに震えていた。

体の震えが止まらない。

死ぬかもしれない。

無駄な動きをせず、

夜明けになるのを待つことに。

すでに、真っ暗。

いくら目をこなしても、何も見えない。

時計がない。何時かわからない。

獣に食われても顔が残るよう

ナップザックで顔を覆う。

自分の息で生暖かい。

涙も出てきた。

思わず「おかあちゃん」と

大声で叫んだ。

いつの間にか、眠りに落ちた。

 

翌朝、猪の罠をボートで見に来た

猟師に助けられる。

白骨化した遺体が、ついこの間、

見つかったばかりだと言う猟師。

昨日、私が歩き回って壊した

猪の罠を修復。

猟師の家に帰るボートの中で、

大きなおにぎりを一つ分けてくれた。

「喉をつめんように、

ゆっくり、食えよ。」

熱い涙が、塩辛かった。

川の増水が気になった猟師が

「たまたま、罠を見に来た」と言う。

この奇跡。

「生かされた」ことを実感。

 

資金不足のため、東京へ帰る途中、

長崎のオランダ坂ユースに宿泊。

ユースの女将さんに気にいられ、

宿泊者のお世話をするヘルパーに。

宿泊代と食事代無料。アルバイト代なし。

12月のクリスマスは、

10代の女性客が小さなユースに殺到。

特に、女性用風呂のお湯の補給が

間に合わない。

急遽、数名の男性客に

入浴時間帯を相談し、協力を得る。

男性用風呂も女性に開放。

畳の大広間は、女性の雑魚寝。

朝の布団片づけは重労働。

60畳の部屋を掃除すると髪の毛の山。

長崎にいながら、

観光する時間もない長崎。

浦島太郎のごとく過ぎていく半年。

3月になり、大学に戻ることに。

寒い空の東京へ。

大学2年生への進級が、

単位が1単位が足りず、留年確定。

お陰で、女優の壇ふみさんと、同学年。

 

【会社員時代】

5年間の大学生活を終え、

四国の某製紙会社に就職。

面接時に、美しい女性社員が

愛媛のポンジュースを出してくれた。

それが、会社を決めた理由。

あろうことか、面接前に一気飲み。

大型コンピュータを使った

システムの運用部門に配属。

夜も眠らないコンピュータの床で

寝るもことも。夏は、涼しい。

システムプロジェクトリーダーで

13年間異動なし。

そして、コンピュータのこと以外

何も知らないシステムバカに。

神奈川県にある関係会社に出向。

役職は課長。

未経験の総務経理職に13年間従事。

神奈川で恵まれた子ども。

20回超、連れていったTDL。

何回行ったか覚えていない

キティランド。

遊園地と名のつくところは、

ほとんど制覇。

自閉症の子を

外へ連れまわす父親に。

49歳、取締役総務部長で

望まない退職。

妻子を養うため地元の愛媛県へ。

病院の事務長に初めての転職。

片道1時間の車通勤。

同時に入社した事務長候補が

相次ぐ退職。

病院経営の理不尽さに嫌気。

半年たらずで自己都合退職。

地元の紙関係の中小企業に

2回目の転職。

総務部長として、

好きなように社内改革。

好きなようにやっていたら、

いつの間にか

10年の歳月が流れていた。

責任の重い総務部長職を降り、

62歳から厚生年金の

比例部分を受給。

現在、総務部古参として、

ワークライフバランス中。

来年65歳。

定年退職の予定か?

 

このブログに登場する人々

●キューブ
このブログの作成者
年齢は64歳、既婚、

最近アルツの傾向あり。

性格は短気で、飽きやすい。

器が小さい。
趣味はパソコンの分解・組立。

藤沢周平、葉室麟など

時代小説の読書。

武士の情けが大好き。

たまに映画鑑賞。

ひとり旅は今では

遠い夢になりつつある。
応援している女優は

小芝風花さん。

色々な役に挑戦するところが

かわいい。

 

●大日如来(キューブの奥さん)
年齢は不詳。女性。既婚。
性格は一見気が弱そう、

怒ると怖い。

思考のバランス感覚に

優れている、

理路整然、辛抱強い。
趣味は仏像鑑賞らしい?

 

●フープ(風の精霊)

キューブと大日如来の子。
年齢は20代だと思う。

性別不明。未婚。自閉症。
性格は優しい。

時々多重人格。

パニックになると手に負えない。

父または母とのドライブで、

音楽を聞くことが好き。

趣味はパソコン。

インターネットサーフィンや

YouTube。

芸能人の誕生日は、

ほぼ暗記。

テレビ・映画の

主題曲クイズがお気に入り。

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by キューブ