雨が降ろうが、雪が降ろうが、外がマイナス35度だろうと、出発前には必ずやります。
正直、異常が見つかることは稀です。
エアラインレベルになると整備士さんが毎日、飛行機の点検をしてくれますし、明らかな異常があれば、パイロットがウォークアラウンドを開始する前にグラウンドクルーが教えてくれるからです。
それでもパイロットが点検をするのは安全に万全を期すためで、その最終的な責任は機長にあるからです。
先日、僕がウォークアラウンドをしていたら、タイヤ付近からの液漏れを発見しました。
整備士さんを呼んでみてもらいましたが、すぐには直らないとの判断で、別の飛行機に機材変更になりました。
ごく稀にこういうことがあるから、やはりしっかりと点検しないといけないんですよね。
遅延こそ出ましたが、安全運航ができたので、いい仕事ができたかな、と思います。
改めてウォークアラウンドの重要性を認識させられた出来事でした。