朝3時、犬が死んだ。
名前はコロン。
俺が小学6年から一緒にいた犬だ。
正確には、ここ1~2年は離れて暮らしていた。
1階のおばあの家に預けていたといった方が正しいか。
2、3日前から痙攣が始まっていた。
じいちゃんだし、苦しまず逝けたのならばいいかと思った。
でも、でも。
痙攣が始まる前、その2日前に逢ってたんだ。
冬服を取りに、おばあの家にいった時、逢ったんだ。
急いでたからって、寄っていかなかった。
あったかい内に触ってやらなかった。
冷たかったんだ、顔。
あれだけあったかかったのに、冷たかった。
それが、酷く淋しかった。
親と妹は、大阪の枚方にある、動物専用の焼き場にいった。
俺は、仕事だからと一人残った。
今すごく思う、憎い。
朝だけだったが携帯が止まっていることも、こんな日に仕事が入っていることも。
何より、ついていきたいと言えなかった自分が、憎い。
淋しい。