前にもどこかで書いた気がするけど、ケモナーになった理由晒していいですか?\いいよ!/
小学校の教室の本棚に「コッペパンはきつねいろ」という、高原の山小屋で暮らす人間の女の子・ノンちゃんと尻尾が自慢の仔狐・コンが友情を育む絵本がありました。
(画像はその本の裏表紙で、尻尾が生えている少年はコンが化けた姿です🦊)
コンは名高い化け狐のお婆ちゃんからも早逝したお母さんからも化け方をちゃんと教わらなかったため、姿を変えることができません。
ノンちゃんから「スイスのきつねのばけぐすり」(本当はチョコレート🍫)を貰ってようやく人間に化けられるようになったのですが、尻尾までは隠せず、ノンちゃんには「きっちゃえば…」と呟かれる始末。
しかし、あることがきっかけで完璧に化けられるようになります(続きは本編で)
で、この「コッペパンはきつねいろ」を取っかかりに、私は狐の出て来る話をよく読むようになりました。
絵本に出て来る狐は狡猾と言うよりいじらしい性格をしているタイプが多く、イタズラするにしても食べ物を盗むか木の葉のお金で買い物するかぐらいな気がします
だからなのか、私の好きになる狐キャラは大抵化けるのが下手で、最終的には人間の味方でいてくれて、尻尾の数もそれほど多くない傾向にあり…。更には狸キャラや猫キャラでも構わなくなったりで、すっかりケモノに染まっていきました
今でも、創作でケモノキャラを書く時には尻尾が隠せなかった頃のコンのイメージが根底にあります🤘
(余談→)作者はそこまで意図していないと思いますが、読み返してみると、コンはノンちゃんに淡い恋心を抱いているような気がしてならないんです…。
(以下、本編より)
ノンちゃんったら、ちっともこわがらないんだな、と、コンはおもいました。
でも、バケモノヅクシの野原へいったら、きっとこわがるだろう。そうしたら、ぼくが、いさましく、へいきだよ、ノンちゃん、ぼくがついているから、といってやろう、とおもいました。
いかがでしょう、そこはかとない愛を感じませんか?
作者が存命だったら、大人になった二人の続編を書いてほしかった所なんですけどね…。