管絃祭
こんにちは。
昨日、地元町内で管絃祭がありました。
・・・管絃祭ってなに?ヽ(゜▽、゜)ノ
それはさておき。
この町に引っ越して3年。
管絃祭があるってのは知ってたんですが、
あまり興味ないので・・・(´・ω・`)スマン
まったく接触していませんでした。
でも昨日、神楽の囃子の音を聞いた母が、
「行ってみたい」
というもんだから、出かけるよね。
そこで見た神楽が・・・
めっさ面白い。
演目は「悪狐伝」
悪い狐を退治するというストーリー(だと思う)
途中から見たので、どのあたりから見始めたのかもわかりませんが、
お寺の和尚さんらしき人が、
完全アドリブトークを全開。
もちろん、舞をしながらなので、
大変そう。
このシーンは和尚さんのアドリブで進むそうです。
地元ネタ、時事ネタを面白く織り交ぜながらの展開。
そして、怪しげな姫が登場。
あちこちを旅する姫が一晩の宿をお借りしたいと。
和尚 「わしンとこじゃなくて、○○旅館(地元に実在する旅館)に泊まりゃあええじゃろ」
姫 「あいにく、持ち合わせもなく・・・」
和尚 「そうはゆーても、うちもお客さんが来て大変なんじゃ」
ここでアナウンス
『露店の焼売、完売しましたよ~』
和尚 「ほら、焼売も完売じゃて」
姫 「台風が近いので早く(演目を)終わらせとうございます」
そして姫が正体を明かし、和尚に襲いかかるんですが、
狐の姿になった姫(というか、狐が本体)に対して、
和尚 「このクソ暑いのに、ようやるのう。ほれ、脱げ。クールビズじゃ」
と狐の衣装を剥ぎ取ります。(これはアドリブです)
コミカルな舞で、結局和尚は食べられちゃった?
その後、二人の武士が登場。
怪しげな姫の姿になった狐に、
「怪しげな姫!」
とすでに決めてかかる、親切進行。
すみません、ここから画像がないのですが、
この武士の役、多分、女性がやっておられるんだと思います。
聞くところによると、衣装は10キロ以上するそうで、
それなのに、見事な高速回転(これは舞の見どころでもある)
それでなくても暑いのに、3人の見事な舞に観客からも拍手喝采。
そしてとうとう、狐を退治。
バックの幕の中へと・・・
と思ったら、元気よく復活!
武士役の女性がボーゼンとしてたのがウケる。
多分、復活は予定になかったと思います。
2度目の退治で再び狐は幕の中へ。
と思ったら、今度は狐の面をした和尚登場!!
さらに狐も登場!!
明らかに予定にない4人での舞。
和尚を蹴散らし(マジで蹴って舞台から追い出した)
狐を3度目の退治で
成敗した舞を披露しようとする武士に、
ひょっこり顔を出す狐。
武士は正座をしたままパタリと倒れる。
4度目の退治で今度は狐をも蹴散らし、もう出てくんなよ!の思いが込められていまいした。
この神楽団はアドリブ進行が得意らしく、
地元の人たちはそれを知ってて、どんなアドリブで進行するのかを楽しみにしてるようです。
どの神楽団なのかはわかりませんでしたが。
安芸高田市には10を超える神楽団がありまして。
それぞれに特徴があり、同じ演目でもちょっと違うみたいです。
できれば動画でお見せしたいところなんですが、
すみません、自分だけ楽しんでしまいました。
実はおれ、あまり神楽が好きではなかったんです。
何が苦手かというと、
リズムです。
ウラでリズムを取る感じが、
昔、溺れかけたときの感覚に似てるんですよ。
まぁ、言ってる意味がわからんでしょうが。
今でもそういった動きをするものや、音を聞くと、
ゾッとするんですよね。
具体的に言うと、蛇口から出る水なんかも怖い。
カランをひねってから水が出てくるタイミングが「ウラ」のタイミングと同じな時があるんです。
普段はそうならないように、少しだけひねってから水を出してます。
ま、それはいいとして、
罪もないのに嫌われてる神楽なのですが、
舞そのものや、神楽に従事されている方までを嫌うつもりはまったくなく、
むしろ、10キロを背負って舞うなんて
どんだけ超人やねん。
って思ってました。
でも、きちんと理解しようとして観ることで、
今までは耳障りだった音も気にならなくなり、
ストーリーもしっかり入ってきます。
そうすると、神楽が楽しいものだってのがわかるんです。
次は8月下旬に甥っ子が所属してる神楽団の夜神楽を見に行く予定です。

