キウイが逝きました。 | 自分を見つけるのに45年かけたおっちゃん

キウイが逝きました。

 

 

 

3日前の深夜に急にほぼ全身が麻痺。

 

最初は落ちて骨折でもしたのかと思いました。

 

夜間診療をしてくれる病院を探しましたが、

 

午前2時にもなると受け付けてくれないので、

 

キウイには申し訳ないけど、朝まで待って病院へ。

 

そのまま入院。

 

おれは仕事してたんだけど、手が付かない。

 

母からの電話。

 

心肥大と血栓による麻痺で、こうなるともう助からない。

 

という結果。

 

もう痛いだけだから麻酔して、血栓を溶かす処置をしますが、

 

2,3日しても良くならない場合は楽にさせてあげた方がいいと。

 

なんで?

 

なんでキウイなん。

 

いや、キウイをそうさせたのは、おれのせい。

 

きちんと食事を管理しなかったから。

 

太り気味なのは指摘されてたんだし。

 

それでも、まさかキウイがって思ってたし。

 

他の猫たちはまったく元気だし。

 

てかキウイ、元気だし。

 

だから気にはしてても現実的じゃなかった。

 

元気になって戻ってくる。

 

そう願い続け、

 

昨日の夕方、母を大学病院へ連れて行った帰りに迎えに行きました。

 

「きゅーちゃん、昼まで頑張ってたんですよ」

 

という先生の言葉で、

 

もう、キウイはいないんだってわかった。

 

もう少し早く迎えに行っていれば、

 

最後に一目だけでも会いたかった。

 

それなのに、一人で逝かせてしまった。

 

寂しかっただろうに。

 

お腹もすいてただろうに。

 

痛かっただろうに。

 

そう思うと、

 

ホントに申し訳ない。

 

まだ7年。

 

猫にとって、7年が長いのか短いのか分からんけど、

 

短すぎる。

 

もっと遊んであげたかった。

 

入院する前の深夜、急に麻痺になって、唯一動く右手だけで床を掴み、

 

みんなのところへ来たらしく、

 

泣き続けたキウイ。

 

なにもしてあげられなくて。

 

もっと一緒にいたかったんだよね。

 

離れたくなかったんだよね。

 

でも、それがキウイとの最後に。

 

病院から遺体を引き取る時、

 

箱に入ったキウイは相変わらず重たかったです。

 

寝てるだけなんじゃないかなって。

 

帰って、ごはん、食べようね。って。

 

でも、これからはきちんと管理するからね。

 

一緒にダイエットしようって。

 

でも、箱開けたら、キウイ、冷たくて固くて。

 

起きてくれなくて。

 

ホントに死んだんだな。

 

死なせてしまったんだな。

 

猫のクセに甘えたで、

 

男の子なのに、女の子みたいな高い声で、

 

猫のクセにジャンプが下手くそで。

 

いつもお腹丸出しにして寝てて。

 

全力で甘えてくるので、容赦なくワシャワシャしてモフモフして。

 

最後にチューってしてくる。

 

「なんでちゅーやねん」

 

って言うのがいつもだった。

 

もう、それはない。

 

仕事中や家の中でも、誰かがいる時は普段と変わらないようにしてても、

 

一人になると、ずっと泣いてますわ。

 

もう泣かんって決めてもダメだわ。

 

数十年ぶりに泣いたわ。

 

ハナは20年生きて、生き抜いて、大したもんだと

 

笑って見送ってあげられたけど、

 

キウイは違う。

 

まだ生きれたはずなのに。

 

ダメな飼い主のところに生まれたおかげで

 

こんなことになってしもうた。