こんなのできた
尾頭真紀 「今度こそ、ホンキでやらかしましたね」
にいる 「そうですね~。やっちゃいました。いやぁ、いつかやるとは思ってたけど、こんなに早くやるとは」
尾頭真紀 「とゆーことで、にいるの、こんなの作りやがりました~のお時間です。さて、今回の異物はこちら!! 」
にいる 「異物ゆーな(-з-)」
尾頭真紀 「・・・なんですか?これは」
にいる 「何かと聞かれれば、煮物かな~(゜ρ゜)」
尾頭真紀 「何を煮込んだんですか」
にいる 「ちょっと前にさ、餅きんちゃく5個入りが50円だったからさ、買ったのよ。3パックほど」
尾頭真紀 「へぇ~。で?」
にいる 「冷凍してたんだけど、これを使ってなんか作ったろと」
尾頭真紀 「一応、作り方、聞いときますか」
にいる 「作り方は結果を見れば肉じゃがと同じです。メークイン、餅きんちゃく、豚肉。あとは調味料各種ですので」
尾頭真紀 「結果を見れば?」
にいる 「最初はそんなつもりじゃなかったんだもん。もうちょっとこってりとした感じにしたかったのね。メークインも大きめに切って、鍋でゆでてたんだけど、その時点で、な~んか、違うな~とは思ったんだけど、止まりませんでした」
尾頭真紀 「止めましょうよ。この段階ではまだ修正ができたはずですよ?」
にいる 「イチバン火が通りにくいものからってのが、煮物の基本でしょ?根菜類は水から湯でる。これも基本。けどね~。量がね~」
尾頭真紀 「多かったんですね?」
にいる 「そーなんよ。鍋に入れたとき、あ、ヤバイ。って思ったもん。でももう切っちゃってるし、鍋入れてるし。で、思い切って、餅きんちゃくを入れたのね、全部」
尾頭真紀 「5個入りの3パック、全部、ですか?」
にいる 「だって、小さかったんだよ?最初は」
尾頭真紀 「なんだか、いろんなネガティブな偶然が重なってますね」
にいる 「ほとんど人為的ってのがイタイ。で、餅きんちゃくってさ~、知ってる?煮ると膨張しちゃうんだよ~」
尾頭真紀 「・・・膨張しちゃった(///∇//)」
にいる 「ヘンなとこでパクらなくてもいいから。煮込んでいくとさ、鍋いっぱいになっちゃって」
尾頭真紀 「そりゃすごいことになったでしょ?」
にいる 「うん、メークインも煮崩れしそうだから、落し蓋したろかと思ったけど、餅きんちゃくが上に乗ってるもんだから、いらなかった。その上から、まずは、しょうゆ、砂糖。お酒と入れました」
尾頭真紀 「これ見てマネしようとしてる人が出るかもしれないので言っておきますけど、順番、間違ってますからね~」
にいる 「思いついたものから入れたもん。次に、あ、みりん入れてみよって、入れて、あ、出汁の素入れないとって入れて。ちょっと味が薄かったので、砂糖を足しました」
尾頭真紀 「あの器、どれくらいの大きさなんですか?」
にいる 「15センチくらいかな~。あれを1人分だとすると、4人分くらいはあるね」
尾頭真紀 「社長、私、一応、そんけーしてたんですよ?なにやらせても三流で、頑張れば二流に片足突っ込むところが」
にいる 「なにやらせても三流で、頑張れば二流に片足突っ込む。の、どこに尊敬心が表れてるのか疑問だけど、今回は反論できませんな」
尾頭真紀 「社長って、分量計らないんですか?」
にいる 「お菓子を作るときは計るけど、料理はしないよ、そんなこと」
尾頭真紀 「だからなんじゃないですか?」
にいる 「ま、あれよ。おれは一つ一つの分量間違えても、結果としてはうまいもの作ってるからさ、結果オーライってヤツよ」
尾頭真紀 「出たっ!役に立たない才能の1つ、結果オーライを狙える!!グハッ( ゜∀ ゜)・∵.」
にいる 「うん、これはひそかに自慢なのよ。結果オーライって偶然の産物なのに、おれはそれを狙えるのね。いや~、すごい特技だ」
尾頭真紀 「人生の幸運をそこで使い果たしてるんじゃないですか?」
にいる 「・・・そうかもしれないね」
えーと、上記の順番で作ると、フツーの人は確実に失敗します。
料理もご利用は計画的に、です。
あ、画像の赤いものは一味です。
お好みでどーぞ。
見た目はアグレッシブですが、うまかったですよ~。
