和菓子と米粉スイーツの教室「ことわ家」のＴＯＭＯＫＯです。日本ならではの食材を使いながら、おいしくてほっこりするお菓子作りを心がけています。ブログを見に来てくださり、ありがとうございます！
早いもので、2月もあっという間に中旬です。今年は暖冬の影響で梅の咲く時期も早くて2月中にしっかり楽しもうと思っています。昨年、初めて城南宮の「しだれ梅と椿まつり」に行ったのですが、見事な光景に圧倒されました。
まだ寒さが残るなかで早春を告げてくれる梅の花は古くから日本人に愛されている花です。日本といえば「桜」を思い浮かべる人が多いですが、奈良時代など古来日本人の心を動かす花といえば「梅」でした。2月は和菓子屋さんなどでも梅にまつわる商品がたくさん出ていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
私は現在、和菓子と米粉スイーツの両方を学べるコース（短期・長期）を作っているのですが、私の教室では日本ならではの季節感を味わってもらえるように考えています。梅もねりきりで登場しますよ！完成したらお知らせしますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね！
さて今回は少し香りについて書いてみようと思います。和菓子と洋菓子は使っている材料が全く異なりますが、個人的に大きな違いは「香り」だと思っています。和菓子は多くが餡を用いていますが、素材本来の風味を生かすために香りを加えることはあまりありません。例えば春の定番の桜餅。私たちが日常的に食べるうるち米ではなく、「もち米」が原料になっていて、桜餅の色は色粉で淡いピンクに色づけします。蒸した道明寺の中に餡をいれて包んだあと、塩漬けした桜の葉っぱでくるんでできあがり。ほんのり桜の香りがします
和菓子に香りづけで何かを添加することはほとんどなく、葉っぱの香りだったり、少し柚子をあしらってみたりと素材本来の「ほんのり」香る味わいを大切にします。
一方の洋菓子は、バニラやリキュールなど香りをプラスして、香りのコラボレーションも大事なポイント。卵臭さを消したり豊かな香りをつけることでおいしさがアップしますカスタードクリームにバニラビーンズが入るとやはり本格感が増します。パウンドケーキやチョコレートにちょっとラムをいれてみたり。和菓子も洋菓子もそれぞれの良さがあるので、いろいろな違いを楽しみながら作れるようになると楽しいと思います
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