ギターとはたった6本の弦を伝わって出てくる人間性なんだ


漫画BECKでエディが言った言葉。


この言葉、昔から好きなんだけど、最近なんかすごく分かる気がする。


若い頃はギターなんて上手ければいいと思ってた。


速く弾けて、難しいことができて、いい機材使って、ライブでカッコよく弾ければそれでいいって。


もちろん今だって上手くなりたいけど。


でも長くギター弾いてると、それだけじゃないんだよなって思う。


めちゃくちゃ上手いのに何も感じないギターもあるし、逆にたった一音で「うわ、この人いいな」って思うギターもある。


あれってたぶん、その人なんだろうね。


性格とか、生きてきた人生とか、悔しかったこととか、悲しかったこととか。


そういうのが全部、音に出る。


そして自分も気づけば、ずいぶん長いことギターを弾いてる。


周りで音楽辞めた人もたくさんいる。


それでも自分はまだやってる。


で、正直に言えば、


まだ売れたい。


この歳で何言ってんだって思うだろうけど(笑)


でも本当にそうなんだから仕方ない。


もっとライブに人が来てほしいし、自分たちの曲をもっとたくさんの人に聴いてほしい。


いつか何かのきっかけで曲が広がって、


今まで俺たちのことなんて全然知らなかった人がライブに来てくれたり。


そんなことを今でも普通に想像してる。


たぶん昔と違うのは、


ただ有名になりたいだけじゃなくなったことかな。


誰かがしんどい時に、


たまたま自分たちの曲を聴いて、


「この曲なんか好きだな」


って思ってくれたら、それだけでも嬉しい。


できればその人の人生のどこかに、ずっと残る曲を作りたい。


まあ、そんな簡単じゃないんだけど(笑)


でも簡単じゃないから、まだやってるのかもしれない。


今まで上手くいかなかったことも、


悔しかったことも、


もう無理かなって思ったことも、


全部無駄じゃなくて。


それがいつかギターの一音に出ればいい。


エディが言った


「ギターとは6本の弦を伝わって出てくる人間性なんだ」


って、たぶんそういうことなんじゃないかな。


若い頃には出せなかった音が、


今なら出せる気がする。


だから、やれる限りやってみようと思う