こんにちは、連休が終わってしまって寂しいDTP部のやまもとです
木曜日はデザイン豆知識です
7月に東京で行われていた「2011 ADC展」にいってきました。
「ADC」は、「アートディレクターズクラブ」の略で、ADCの会員が過去一年間の間に作成した
・ポスター
・新聞・雑誌広告
・テレビコマーシャル
・エディトリアル(誌面)デザイン
・パッケージ
・ロゴ
・ディスプレイ
などなど、幅広い分野の作品を評価し、ADC賞が授与されます。
そもそも「アートディレクター」って何というと、
上に挙げたものなどの「見た目の総括を行う人」です。
(なのでポスターのイラストを書いた人というのはアートディレクターでなくて、アートディレクターによって選ばれたイラストレーターだったりします。アートディレクター自身が描く場合もありますよ)
いくつもの素晴らしい作品が並んでいましたが、どれも情報として目にしたことがあるものでした。
その中でも印象的で日本人のココロの支えにもなった「サントリーホールディングスのCM」について。
震災後の不安なココロに染みいるようなCMでした。
ディレクションを考える期間をカンタンに逆算しても、地震が起きた日からCMが公開されるまでだとして、そう長くはなかったと思います。
多くの著名人が日本で、被災地で不安や孤独と戦う人のためにみんなで一つの歌を歌うこと、
そしてその歌が悲しみを理解し、そっと励ます「上を向いて歩こう」であること、
サントリーのCMでありながら商品PRを行っていないこと。。。
「今、わたしたちにできることをする」
そんなメッセージを感じたのはわたしだけではなかったと思います。
今でも思い出すだけで目頭が熱くなります。。。
このCMから受け取った元気で、みんなが前向きなに活動したとしたら、ディレクションが日本を変えるということになりますすごいことですね。
「自分にできることを日々重ねる」
その大事さを教わった「サントリーホールディングスのCM」についてでした