(久々の更新をしれっと始める)
数年前に出来た七輪で頂く焼肉屋。オープン当初から行っていました。
最初は来客も少なくて心配になるくらいでした。本当にガラガラ。
心配なのはもちろん、「七輪直火でこんなに美味しいのに…盛り上がって欲しいな」という応援の気持ちもありました。
ただもう行くことはありません。
思えば「あれ?」と思う接客がありました。
最初の来店、タレの皿がなかった。初見だから、そういうものかな?と思いつつ肉が焼けてから、「これってタレとかあるんですか?」って訊いたら「すみません!」と用意してくれた。
またある日。私はお酒を飲むので、生ビールの大をお代わりしました。 夏休みなのかアルバイト風の高校生(?)「な、まだい…」ポカン。空けたジョッキを差し出して「これのお代わり」伝わらない。メニューを指して「生ビールの大ジョッキね」。やっと解ったというか…逆にそこまで言うのって馬鹿にしてるようで申し訳なかったくらい。
まぁ、そのくらいのことは生活していれば日常茶飯事でしょう。いいよいいよ頑張って、という気持ち。
何だかんだありながらもそれでも通ってました。
そして決定的な事が起きた。上記のような気になる事が単発で起きれば、「そういうことあるよね」と流せる度量はあるつもりです。
しかし単発ではなく「それは違うよね?」が多発的に起きれば堪忍袋の緒も切れるという話。
予約して行ったのに席が確保されていない。
一応は座れたけど20分注文に取りに来ない。
え?とりあえず飲み物とかも聞きに来ない?
さすがに違う、と思って呼び鈴鳴らしてオーダー(思えばオーダーする前に帰るべきだった)。
とりあえず肉と飲み物を注文。
タレが運ばれる。ギャル風の女史、長いネイルが取り皿の【内側】に入っとる。見た目で判断するのもアレやけど、飲食やし工夫せぇよ!…とは思ったものの、まだ優しく見ていた(本当に帰るべきだった)。
肉が来た。どんどん運ばれる。
は?七輪がない。どうしろと?
飲み物もない。
こっちが二度三度、七輪も飲み物もない、と言って伝わるレベル。
ネイルだの見た目ただのの偏見はしたくない。それを上回る接客をすれば良いだけの話。
ただ初見のタレがなかった件にしろ、接客のオペレーションが決定的に向上していない!
それでも飯さえ美味ければ、と思ったら残念なことに今回はカルビも酷かった。
サシも入ってない真っ赤な肉。当然のように硬い。スーパーで少し良い肉を買った方がマシ。
名誉のために言っておきますが、いつもそんなことはありません。
そもそも七輪の火力も弱かった。こちらが急かすというか、要請してやっと来たくらいですから。ホルモンをいくら焼いても火すら上げない。
ライスの大も頼んだが、芯まで火が通っておらず、このご時世ではあるが二口で箸を止めた。
一緒に行っていた人はかなりイライラ来ていた。まぁ会計してから話そう、と宥めつつ、ふと通路を挟んだ席に目が行った。
オーナーが頬杖をついて足を組み、席の端に腰掛けていた。
ラストオーダーも過ぎてましたが、充分に時間内なのに、「まだかな〜」と言わんばかりの態度。
そんな余裕こける程の教育してますか?
全てをぶち撒けても感情的になるだけなので会計の時に一点、ライスの生炊けのことは伝えた。
こちらも残す理由くらいは説明したいし、これからお店が良くなるよう、餞別代わりに。
そしたら早炊きにしてるからだって。
すみません気を付けますね!って。
それで終われば良かったのに(それで終わっても、もう行かないけど)。
「残されたライス持ち帰ります?」
食えんつった飯持って帰ってどうすんじゃい!
おまいは食えんつったのを嬉々として持って帰るんか?
持って帰らせる前に店で食えるもんを出すのが筋なんちゃうんかい!
それが出来んかったことに対する謝罪の気持ちは微塵もないんかい?
振り返ってみて、温情とかもあったけど、ここに限らずオーダー取りに来ないとか、合わないと思った時点で退店というのも選択肢として正しいのかな、と感じた。
双方が幸せとまでは言わないまでも、少しでもフラットになれるから。
オーダーを取りに来ないって、居ないものとして扱われてたわけでしょ?あ、じゃあ帰ります、となっても変わらない、フラットなわけで。
こちらの大切な時間は別にね。
…あー、ダメだ。大人ぶってフラットとか言っちゃってるけど全然フラットちゃうわ!
時間に見合うもん返せよ!
逆の立場で生炊けの飯持たされて納得するんかい?
…といった話は残念ながら向こうには伝わらない。
伝わらずとも…汲め。
…ま、汲まんやろな。
気付けたら立派やわ…と元常連として生温かい目で見守っておく。