竹田市大字門田に在る明正井路第一拱石橋(めいせいいろだいいちこうせききょう)ーー1919年(大正8年)に竣工されましたーー連数(6連)、橋の長さ共に日本一を誇る石橋水路橋で、現在も水路には水を湛えていますーー高千穂へと通じる県道にかかる日本最大規模の6連石造アーチ橋は、美しい6つのアーチが山裾の川から車道までを跨いでかかる堂々とした姿が印象的ですーー松本清張の『詩城の旅びと』では「ローマの遺跡を思わせる」という一説がありますーー形式：6連石造アーチ橋ーー橋長：78.0mーー橋高：13.0mーー幅員：2.8mーー径間（アーチの幅）：10.7mーー拱矢（アーチの高さ）：3.3mーー環厚（輪石の厚み）：60cmーー竣工：1919年（大正8年）ーー文化財等：土木学会選奨土木遺産ーー設計者：矢嶋義一（大分県農業技手）ーー石工:平林松造　外八名ーー!

竹田市入田に在る住吉橋ーー緒方川に架かる橋ーー橋長：33.00mーー径間：11.50mーー橋幅：3.70mーー拱矢：4.30mーー石工：平林松造ーー架設：1922年８月（大正12年）ーー型式：アーチ式２連石造　ーー壁石：布積みーー石工名については上流の明正井路橋長：78.0m第一拱石橋を施工した熊本の平林松造の名前が残っていますーー宮崎の高千穂に抜ける県道８号沿いにあり、当時の宮崎県道と呼ばれていた現県道8号線に出るために地元の長小野地区民が寄付金3,600円を集め村費補助金1,400円を併せ工費5,000円で架設された石橋ですーー現在は手前の竹田市街地よりに新しい橋が出来ていますが、この住吉橋も現役ですーー地元の方に今でも愛される石橋ですーー!

道中の風景ーⅡーー!