坂ノ市（さかのいち）神社は大分市坂ノ市にある神社です。坂ノ市神社はその昔、古屋敷権現神社と呼ばれ、祭神は菊理姫尊でした。大正の初め、上市区、下市区、倉掛区が合併し、下市の天神社、倉掛ドコ山の天神社を合祀し、坂ノ市神社と改めました。境内には樹齢1200年といわれる見事な楠の巨木がありますが、昔、この楠が売買のため伐採されることとなり、その前夜、大雨が降り、翌日には大蛇２匹が現れたので、一同、これは神罰であると恐れ、伐採を取りやめたとのことです。

萬弘寺（まんこうじ）は、大分市坂ノ市にある寺院である。山号は廣徳山。現存する中では大分県下で最も古い寺であり、毎年5月に開かれる萬弘寺市で知られる。1400年以上前から続く伝統あるお祭り。なかでも「物々交換市」が有名で、山の幸、海の幸をまだ夜が明けきらないうちから「かえんかえー」のかけ言葉で交換する。また、期間中は出店が並び大勢の来客者で賑わう。

大分市坂ノ市地区に位置する「亀塚古墳」は、5世紀初め頃に築造された県下最大級（全長116ｍ）の前方後円墳です。
付近は広く史跡公園として整備され、古墳頂上からは遠く別府湾までを見渡すことができます。

亀塚古墳の魅力は、実際に登ってその大きさを体感でき亀塚古墳は全長116ｍ、前方部高さ7ｍ、後円部径64ｍ、後円部高さ10ｍの規模を持つ県下最大級の前方後円墳です。古墳全体は三段からなり、その斜面全面に葺石（ふきいし）が敷き詰められていました。また、後円部には円筒埴輪が並べられ、中央に埋葬施設として箱式石棺が2ヶ所に納められていました。

坂ノ市散策ーー!